<figure id="attachment_338880" aria-describedby="caption-attachment-338880" style="width: 464px" class="wp-caption alignnone"><a href="#" data-ident_hash="cd0bd457"><img src="https://res.cloudinary.com/fridaydigital/image/private/t_article_image/wpmedia/2023/10/c8370ad67580956c44b371e6ee316a63.jpg" alt=""></a><figcaption id="caption-attachment-338880" class="wp-caption-text">紅白の〝救世主〟となるか──（&#8217;99年、国語審議会総会に出席した中島みゆき）</figcaption></figure>
<p>NHKが10月18日、あの人気ドキュメンタリー番組の新シリーズ『新　プロジェクトX　挑戦者たち』の放送を‘24年４月から開始することを発表した。</p>
<p>旧シリーズは’00年３月から’05年12月まで戦後復興と高度成長に焦点を置いた内容で放送した。新シリーズでは、バブル崩壊後の「失われた時代の挑戦」に焦点を置き、平成、令和の時代を生きる現代の知られざる挑戦者たちにスポットを当てるという。</p>
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<p>ナレーターは旧シリーズでも担当した俳優の田口トモロヲ（65）が務めることが決定。そして『プロジェクトX』といえば、やはりシンガー・ソングライターの中島みゆき（71）によるオープニング曲『地上の星』と、エンディング曲『ヘッドライト・テールライト』が欠かせないだろう。新シリーズの主題歌について担当者は『検討中なんですけれども、NHKとしてはやはり中島みゆきさんのテーマ曲と切っても切れないと思っております』とコメントしている。</p>
<p><span class="strongInContent">「放送開始当初は</span><span class="strongInContent">番組の視聴率は伸び悩み、早々に打ち切られるかと思われました。しかし、田口さんのナレーションと中島さんの主題歌、さらには、それまでは企業や商品名すら放送NGだったNHKが、特定の企業の話を扱うという番組の攻めの姿勢が話題に。’01年には平均視聴率15％台、’02年には20％台を記録するようになりました」（放送担当記者）</span></p>
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<p>番組の視聴率アップとともに、両A面シングルとして’00年７月発売された『地上の星／ヘッドライト・テールライト』も大ヒット。最終的にオリコンの『ウィークリーシングルチャート　TOP100』に連続174週にわたってランクインするという驚異的な記録を樹立した。それもあってか当時、ライフワークである舞台『夜会』ぐらいでしか表舞台に立つことがなかった中島が、’02年の『第53回NHK紅白歌合戦』に初出場。『地上の星』を番組内でもとりあげられた富山・黒部ダムからの中継で、歌詞を間違えるアクシデントなどはあったものの、披露してみせた。</p>
<div data-friday-nextpage-lead="『プロジェクトX』最終回ではスタジオで熱唱"></div>
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<p><span class="strongInContent">「紅白で初めて動いている中島さんを見た人も多かったようで、歌手別最高視聴率となる52.8％（ビデオリサーチ調べ、関東地区、以下同じ）を記録し、紅白にも貢献しました。しかし、『プロジェクトX』はその頃が全盛期で、企画のマンネリ化やNHKの相次ぐ不祥事で視聴率がどんどんダウン。’05年12月28日に最終回を迎えました。最終回スペシャルには中島さんも出演し、スタジオで『ヘッドライト・テールライト』を熱唱。テレビの生放送で歌うのは24年ぶりということだったので、よほど番組への思い入れがあったのでしょう。</span></p>
<p><span class="strongInContent">その後、’14年の連続テレビ小説『マッサン』の主題歌に『麦の唄』が起用されたときには、局内のスタジオでの歌唱ながら同年の紅白に２度目の出場を果たしました。歌手別視聴率は７位タイの44.3％でした」（音楽業界関係者）</span></p>
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<p>中島は近年では’20年から行っていた最後の全国ツアーが、新型コロナウイルス感染症に伴う緊急事態宣言により途中で中止になったものの、翌’21年には缶コーヒー・BOSS発売30周年のテレビCMにて「宇宙大統領」として出演している。’22年には３年ぶりとなるシングル『俱（とも）に／銀の龍の背に乗って』をリリース。そして、今年はアニメ映画『アリスとテレスのまぼろし工場』（９月15日公開）の主題歌に『心音（しんおん）』が起用され、キャリア初のアニメソングとなるなど、まだまだ音楽活動には意欲的だ。</p>
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<p><span class="strongInContent">「来年からスタートする『プロジェクトX』を中島さんが担当するかは明らかになってはいませんが、旧シリーズの主題歌でも視聴者は喜ぶはず。新シリーズのPRも兼ねて、今年の紅白の目玉歌手として浮上し始めたようです。</span></p>
<p><span class="strongInContent">３度目の紅白で初のNHKホールでの生歌唱となれば話題性は抜群です。過去の出場の視聴率で視聴者の関心が高いことは証明されているので、昨年からの視聴率の大幅なダウンが危惧される紅白にとってはこれ以上ない〝起爆剤〟になるのでは」（同）</span></p>
<p>思い入れのある『プロジェクトX』のために中島みゆきは今一度歌ってくれるだろうか。</p>
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共同通信

来年4月から『プロジェクトX』の新シリーズが開始されることをNHKが発表した。誰が主題歌を歌うのかはまだ未定だというが、このことで中島みゆきの名前が紅白の出場者として急浮上しているという──。

「過去には視聴率52％」…人気急落必至の紅白歌合戦で「中島みゆきが”救世主”となる」意外な理由

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