<figure id="attachment_342654" aria-describedby="caption-attachment-342654" style="width: 2144px" class="wp-caption alignnone"><a href="#" data-ident_hash="cb078b38"><img src="https://res.cloudinary.com/fridaydigital/image/private/t_article_image/wpmedia/2023/11/58cc57cef9697e3730988dfda36e2397.jpg" alt=""></a><figcaption id="caption-attachment-342654" class="wp-caption-text">今年５月に引退会見を開いた元逸ノ城。師匠と目も合わせず笑顔はなかった（PHOTO：時事通信社）</figcaption></figure>
<p>超異例の断髪式が行われるようだ。</p>
<p>今年５月に突然の引退を発表した、モンゴル出身の元関脇・逸ノ城（30、本名・三浦駿）。11月５日に日刊スポーツが、来年２月に都内のホテルで断髪式を行うと報じた。イレギュラーなのは、所属していた湊部屋の関係者は参加しない見込みであること。同紙の取材に元逸ノ城はこう答えている。</p>
<p><span class="strongInContent">〈自分でやっている断髪式。だから部屋（湊部屋）から参加することはないと思います〉</span></p>
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<p>師匠の湊親方（元幕内・湊富士）も何も知らされていなかったようで、日刊スポーツに次のように話した。</p>
<p><span class="strongInContent">〈（本人から）何も聞いてなければ、行けないですよね〉</span></p>
<p>お世話になった師匠と音信不通で、断髪式に招待しないなど相撲界の常識ではありえない。いったい元逸ノ城と、湊親方や部屋の間に何があったのだろうか。『ＦＲＩＤＡＹデジタル』は元逸ノ城が引退会見を行った直後の５月８日配信の記事で、両者の深刻な確執について報じている。再録して、現在も修復していない「溝」を紹介したい（内容は一部修正しています）――。</p>
<h2>目も合わせない</h2>
<p>重苦しい会見だった。</p>
<p>５月４日に両国国技館（東京都墨田区）で行われた、元逸ノ城の引退発表。湊親方とともに会場に現れたが、両者は目を合わせることもなく師弟の握手もなし。会見が終わると、それぞれ別の出口から退出したのだ。</p>
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<p><span class="strongInContent">「会見での元逸ノ城は、どこか投げやりな様子でした。引退のキッカケは、以前から悩まされていた深刻な腰痛だとか。会見で本人はこう語っています。『身体がいうことをきかない。歩くのも横になるのもかなりツラい状態だった』と。確かに最近は、立っているだけで痛そうな素振りをみせていました。</span></p>
<p><span class="strongInContent">しかし、直前の３月場所は14勝１敗で十両優勝。２場所ぶりの再入幕を決めたばかりで、唐突な引退という印象はぬぐえません。親方として相撲協会にとどまることはなく、今後については『今のところ何も考えていない』そうです。報道陣から『やり切ったか』と聞かれると、『もうしょうがないという感じ……』と表情はさえませんでした」（相撲協会関係者）</span></p>
<p>元逸ノ城は「将来の横綱」と期待された力士だった。’14年１月の初土俵からわずか４場所で入幕すると、ざんばら頭で前頭10枚目として臨んだ同年９月場所は、大関・稀勢の里や横綱・鶴竜を破り殊勲賞と敢闘賞を獲得。昨年７月場所では幕内初優勝も果たした。</p>
<p><span class="strongInContent">「会見直前まで、関係者は必死で元逸ノ城を慰留したそうです。『サンケイスポーツ』によると、モンゴルから来日した両親や師匠、女将らを交えた５月２日の話し合いは５時間以上におよんだとか。両親も『続けてほしい』とお願いしたそうですが、本人の決断が変わることはありませんでした」（同前）</span></p>
<div data-friday-nextpage-lead="高学歴！女将の意外な経歴"></div>
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<p>冒頭で紹介したギクシャクした雰囲気からもわかるとおり、元逸ノ城と親方の関係は決して良好とはいえない。トラブルを報じたのは、昨年11月に発行された『週刊文春』だ。</p>
<p><span class="strongInContent">「普段の元逸ノ城は大人しいのですが、酒が入ると豹変し誰かれかまわず突っかかるんです。『週刊文春』によると、酒席をともにした女将がボコボコにされアザをつくることもあったとか。女将は医科大大学院出身の、角界でも有名な美人です。親方は元逸ノ城の酒癖の悪さを危惧し、一人暮らしを許さず関取になっても部屋住みにさせていました。</span></p>
<p><span class="strongInContent">師弟の確執が決定的になったのは、２年ほど前にさかのぼります。元逸ノ城が門限を破り、同じモンゴル出身の知人と飲み歩いていたことが発覚したんです。親方が厳しく叱責すると元逸ノ城は反発。新型コロナウイルスの影響で行動が制限されていることや、一人暮らしができないことで交際していた女性と別れた不満をブチまけたといわれています」（スポーツ紙担当記者）</span></p>
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<p>’22年末に元逸ノ城は一人暮らしを認められたが、稽古をたびたび無断欠席し相撲協会の公式YouTube番組をドタキャン。『週刊文春』によれば、師弟の溝は埋まらず対話には弁護士が間に入っているという。</p>
<p><span class="strongInContent">「自由に行動できないうえ、師匠の厳しい指導を受け嫌気がさし引退を決意したのかもしれません。最近も稽古にほとんど姿をみせていなかったとか。相撲自体に関心が薄れてしまったのでしょう。元逸ノ城の才能や年齢を考えると、もったいないとしかいえません」（同前）</span></p>
<p>引退会見で、断髪式について師弟ともに「考えていない」と語っていたが……。「モンゴルの逸材」の断髪式は、開催前から物議をかもしている。</p>


時事通信社

突然の引退を発表した元逸ノ城が来年２月に断髪式を行うとか。異例なのは所属した部屋の関係者や親方が参加しない予定なこと。背景にある親方との深刻確執や酔って美人女将への殴打疑惑をあらためて紹介する――。

親方と音信不通＆美人女将をボコボコ疑惑…引退・元逸ノ城「師匠が参加しない？」異例断髪式の特殊事情

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