宮城県仙台市出身。31歳の時にFRIDAYの取材記者になる。FRIDAY時代には数々のスクープを報じ、その後も週刊誌を中心に活躍。最近は、コメンテーターとしてもテレビやラジオに出演中

佐々木 博之

<figure id="attachment_343015" aria-describedby="caption-attachment-343015" style="width: 805px" class="wp-caption alignnone"><a href="#" data-ident_hash="96ebe588"><img src="https://res.cloudinary.com/fridaydigital/image/private/t_article_image/wpmedia/2023/11/47f94c41408b934b7f13565a6777589d.jpg" alt=""></a><figcaption id="caption-attachment-343015" class="wp-caption-text">ファンに笑顔を見せる坂口健太郎。日本だけでなく、韓国でも大人気だ</figcaption></figure>
<p>俳優の坂口健太郎と赤楚衛二が立て続けに韓国でファンミーティングを開いた。</p>
<p>最近よく耳にする『ファンミーティング』という言葉だが、この言葉を広めたのはK-POPアーティストなのは誰もが知るところ。日本語に訳すれば『ファンとの集い』といったところか。</p>
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<p>簡単に言うならば日頃の感謝を込めてファンサービスをするイベントで、もちろん歌やダンスのお披露目もあるが、ライブやコンサートと違って、トークショーやゲーム、撮影会、ファンからの質疑応答など“ファンと一緒になって楽しむイベント”だ。</p>
<p><span class="strongInContent">「日本でもファンの集いは昔からありますが、通称『ファンミ』と呼ばれるこのイベントはかなり大々的なものです。K-POPアーティストが来日して頻繁に開催するようになって、定着した感がありますが、この『ファンミ』がK-POP人気により拍車をかけることになったのだと思います」（音楽雑誌ライター）</span></p>
<p>そんなK-POPアーティストの“お家芸”に挑んだのが小栗旬社長率いる芸能事務所『トライストーン』の人気俳優、坂口健太郎と赤楚衛二のふたり。しかも本拠地、韓国で。</p>
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<p>坂口の韓国での人気は日本以上だというのは、韓国のドラマ事情に詳しいテレビ誌ライターだ。</p>
<p><span class="strongInContent">「公演チケットは発売開始後秒速で完売しました。典型的な塩顔男子の坂口さんは韓国女性が好きなルックスでして、過去に韓国版『ELLE』にも登場していて韓国での知名度は抜群です。</span></p>
<p><span class="strongInContent">そんな彼の知名度をさらに上げたきっかけは、韓国のケーブルテレビ市場歴代３位の視聴率を獲得するほど大ヒットしたドラマ『シグナル』の日本リメイク版『シグナル　長期未解決事件捜査班』（フジテレビ系）に出演したことでした。韓国人女性が選ぶ好きな日本人俳優では常に上位にランクインしていますが、さらにファンが増えたようです」</span></p>
<p>韓国での人気を不動のものにしつつある坂口は、日韓合同制作の恋愛ドラマ『愛のあとにくるもの（仮題）』に主演することも決まった。韓国ドラマにレギュラー出演した日本人俳優といえば笛木優子がいるが、男性では坂口が初となる。</p>
<div data-friday-nextpage-lead="いまや日本に比べ、ギャラは10倍になることも…"></div>
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<p>坂口に続けとばかりに、韓国に乗り込んだのが赤楚だ。</p>
<p>韓国で最も人気のある日本人イケメン俳優のランキングでは常に上位に顔を出している赤楚も韓国ドラマの日本リメイク版『彼女はキレイだった』（フジテレビ系）に出演したことで、韓国でも注目されるようになった。特に韓国関連のドラマや映画が公開されるわけでもなく、プロモーション以外でファンミーティングを開くことになったのは、赤楚も今後韓国での活躍を視野に入れているからだと思われる。</p>
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<p>いま、このように韓国進出を目論む日本人俳優がじわじわと増えている。</p>
<p><span class="strongInContent">「大谷亮平さんや水田航生さんも韓国ドラマに出演し、現地で注目を浴びました。日本のドラマの製作費は平均で１本あたり3000万くらいです。海外ロケなどがある場合は１億円を超すものがありますが、稀です。ですが、韓国のドラマは製作費がかかっていないものもありますが、たいてい１本１億から２億円。日本の３倍～６倍です。</span></p>
<p><span class="strongInContent">それに製作費の中の出演料が占める割合も日本が20％～30％に比べ韓国は60％強。一人当たりのギャラは日本の10倍になることも。ただ１クール10話から13話の日本と比べ韓国ドラマは１シーズン20話を超すこともあり、放送時間も日本の45分から50分に比べて60分から70分と長い。それだけハードではありますが……」（キー局ドラマ制作スタッフ）</span></p>
<p>韓国ドラマに出演する方が日本より稼ぐことができるのは一目瞭然だが、そればかりではない。</p>
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<p><span class="strongInContent">「いま、日本では坂口さんや赤楚さんクラスの若手イケメン俳優が飽和状態になっています。主演作品に恵まれる機会が少ないのは仕方ないことですが、かといって番手出演ばかりでは本人のモチベーションも下がってしまう。</span></p>
<p><span class="strongInContent">ギャラの面を考えても海外の動画配信サイト制作の作品に出たり韓国進出は得策だと思います。ドラマや映画のネット配信が充実したおかげで、韓国ドラマはいま世界中で観ることができ、また人気があります。いきなりハリウッドを目指すよりも、韓国ドラマに出演し腕を磨くと同時に認知度もアップすれば世界に出ていきやすいのではないでしょうか」（映画ライター）</span></p>
<p>急がば回れがハリウッド進出の近道なのかもしれないーー。</p>


宮城県仙台市出身。31歳の時にFRIDAYの取材記者になる。FRIDAY時代には数々のスクープを報じ、その後も週刊誌を中心に活躍。現在はコメンテーターとしてもテレビやラジオに出演中

佐々木博之（芸能ジャーナリスト）

いまや世界規模になりつつある韓国の芸能界事情。ひと昔前までは韓国から日本への”出稼ぎ”芸能人が多かったが、いまや韓国でファンミーティングを開くなど、逆転しつつあるようで……

「日本よりギャラは10倍に…」坂口健太郎、赤楚衛二が韓国で「ファンミーティングを開催」するワケ

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