<figure id="attachment_345416" aria-describedby="caption-attachment-345416" style="width: 1121px" class="wp-caption alignnone"><a href="#" data-ident_hash="bc22f87f"><img src="https://res.cloudinary.com/fridaydigital/image/private/t_article_image/wpmedia/2023/11/9ad76fd9d986e67efcbd3f8e91fc5d2b.jpg" alt=""></a><figcaption id="caption-attachment-345416" class="wp-caption-text">『正欲』のロケにて。通勤シーンなのかエキストラが行きかう中、歩道橋を降りて地下鉄の入口まで歩くシーンだった（&#8217;22年10月）</figcaption></figure>
<p>公開中の映画『正欲』（岸善幸監督）に出演している女優の新垣結衣（35）と俳優の磯村勇斗（31）が、11月22日と23日、ロケ地の１つである広島県広島市と福山市の劇場で舞台あいさつを行った。</p>
<p>俳優の稲垣吾郎（49）主演の同作は直木賞作家・朝井リョウ氏の小説を映画化。家庭環境、性的指向、容姿などさまざまな&#8221;選べない&#8221;背景を持つ人々の人生が、ある事件をきっかけに交差する姿を描く。</p>
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<p>先に行われた『第36回東京国際映画祭』ではコンペティション部門に出品され、最優秀監督賞および観客賞を受賞。また、11月10日からの公開は209館での中規模なものだったにもかかわらず、『国内映画ランキング』（興行通信社調べ）で、公開初週から２週連続トップ10入りを果たした。</p>
<p>新垣が演じたのは、広島のショッピングモールで契約社員として働きながら実家で代わり映えのない日々を過ごす桐生夏月役。舞台あいさつで新垣は、<span class="strongInContent">「私はこの映画が完成したものを見たときに、すぐには言葉が出てこなくて。家に帰ってから時間が経てば経つほどじわじわとくるような、いろいろと感じるものがありました」</span>とコメントした。新垣にとって、かなり思い入れのある作品になったようだ。</p>
<p><span class="strongInContent">「今作の主役は稲垣だが、新垣の演技はすっかり稲垣を食ってしまうほどだった。演じた夏月は水泡にしか興奮できない性癖の持ち主。両親や周囲からは結婚して子どもを作るという『普通』の生き方を強いられ悶々とした日々を送っていたが、磯村演じる中学の同級生・佐々木が帰省しているのを知って再会したことで、運命が動き出す。</span></p>
<p><span class="strongInContent">デビュー以来、ガッキーの愛称で親しまれ清純派だった。だが今作では水泡の動画を見ながら身もだえたり、パートナーとして暮らすことになった佐々木にお願いして未経験の性行為を“体験“するシーンなど、多様性の限界について扱った重い内容の作品の中で、女優としての新垣の“進化”を見せてくれた」（テレビ局関係者）</span></p>
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<p>デビュー以来、新垣は『恋空』（’07年）、『ハナミズキ』（’10年）、『くちびるに歌を』（’15年）、『ミックス。』（’17年）、『コード・ブルー－ドクターヘリ緊急救命－』（’18年）など数々の映画に主演・出演している。そのうち、デビューから間もなくナチュラルな演技を見せた『恋空』などで『第50回ブルーリボン賞』新人賞を受賞。また、永山瑛太（40）とＷ主演を務めた『ミックス。』では『第60回ブルーリボン賞』の主演女優賞、『第41回日本アカデミー賞』で優秀主演女優賞を受賞しているものの、そこまで映画賞の受賞は多いとは言えなかった。</p>
<div data-friday-nextpage-lead="女優として“進化”したきっかけ"></div>
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<p>新垣は女優としてのキャリアを重ねながら、代表作となったTBS系の連続ドラマ『逃げるは恥だが役に立つ』（’16年）で共演した俳優・歌手の星野源（42）と結婚することを‘21年５月に発表。同時に、所属事務所とは一部を残して契約を終了しフリーとなり、自身のスタイルで活動することも明らかにした。いろいろと環境が変化したことも女優としての“進化”につながったようだ。</p>
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<p><span class="strongInContent">「以前に比べて作品選びに関する制約がなくなり、新垣のやりたい作品をやれるようになったようだが、今回は女優としてのチャレンジだったはず。同じ岸監督がメガホンをとった２部作の『あゝ、荒野』（’17年）で、菅田将暉（30）は俳優として大きくステップアップを果たし、菅田と同作は国内の映画賞を総なめにしているだけに、〝殻〟を破るような好演をみせた新垣もそうなりそうだ」（映画担当記者）</span></p>
<p>いずれにせよ、『正欲』が新垣の代表作の一つになったことは間違いないだろう。</p>
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<div data-friday-nextpage-lead="レッドカーペットで…ロケ先で…ガッキー画像集"></div>
<figure id="attachment_345417" aria-describedby="caption-attachment-345417" style="width: 1280px" class="wp-caption alignnone"><a href="#" data-ident_hash="b510a300"><img src="https://res.cloudinary.com/fridaydigital/image/private/t_article_image/wpmedia/2023/11/659663269ce218717cbc6ab866f78239.jpg" alt=""></a><figcaption id="caption-attachment-345417" class="wp-caption-text">今回はこれまでの〝ガッキー〟のイメージにはない難役。彼女がフリーになって初めて自身で選んだ仕事だといわれている</figcaption></figure>
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<figure id="attachment_345418" aria-describedby="caption-attachment-345418" style="width: 3648px" class="wp-caption alignnone"><a href="#" data-ident_hash="5416502f"><img src="https://res.cloudinary.com/fridaydigital/image/private/t_article_image/wpmedia/2023/11/360679eb577864bec176b4c212aa968f.jpg" alt=""></a><figcaption id="caption-attachment-345418" class="wp-caption-text">今年10月に開催された「東京国際映画祭2023」のレッドカーペットで。シックな黒のパンツスーツ姿はスタイルの良さが映えていた</figcaption></figure>
<figure id="attachment_345419" aria-describedby="caption-attachment-345419" style="width: 5472px" class="wp-caption alignnone"><a href="#" data-ident_hash="8f36cd9d"><img src="https://res.cloudinary.com/fridaydigital/image/private/t_article_image/wpmedia/2023/11/87e45abdd6f94f822ec16482c3b4737d.jpg" alt=""></a><figcaption id="caption-attachment-345419" class="wp-caption-text">『正欲』の出演者たち。左から佐藤寛太、磯村、稲垣、ガッキー、東野絢香</figcaption></figure>
<figure id="attachment_345421" aria-describedby="caption-attachment-345421" style="width: 2500px" class="wp-caption alignnone"><a href="#" data-ident_hash="027a13cb"><img src="https://res.cloudinary.com/fridaydigital/image/private/t_article_image/wpmedia/2023/11/182adf89c2a9d2a47db5a8fa0a3b4bbf.jpg" alt=""></a><figcaption id="caption-attachment-345421" class="wp-caption-text">’24年公開予定の映画『違国日記』のロケで夏帆と（’23年７月14・21日号）</figcaption></figure>
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近藤裕介（1、2枚目）、中村和彦（3、4枚目）、村田義人

11月に公開された映画『正欲』での新垣結衣の演技が好評だ。重い内容の作品の中で存在感を示し女優として進化したとさえ評されており、今年度の映画賞を総なめするのではないかとまで言われているのだ。

『正欲』で賞総なめ…！ “異常”な性的嗜好を持つ女性役がハマった新垣結衣「”殻”を破った」ワケ

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