「視聴率低迷」の鈴木亮平主演『下克上球児』 V字回復を狙う“ドラマ『最愛』チーム”の秘策 | FRIDAYデジタル

「視聴率低迷」の鈴木亮平主演『下克上球児』 V字回復を狙う“ドラマ『最愛』チーム”の秘策

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いまや映画界を代表する俳優の一人となった鈴木亮平だが、『下剋上球児』は……
いまや映画界を代表する俳優の一人となった鈴木亮平だが、『下剋上球児』は……

鈴木亮平が主演する日曜劇場『下克上球児』(TBS系)。視聴率の低迷が伝えられていたが後半戦に入って、V字回復を期待する声が高まっている。

鈴木演じる南雲脩司は、三重県立越山高校に就任して3年目の社会科教師。廃部寸前の弱小野球部の顧問に就任。様々な困難を乗り越え、奇跡とも言える甲子園出場を目指すドリームヒューマンエンターテインメントである。

しかし『下克上球児』は、初回の世帯平均視聴率こそ10.8%だったものの回を追うごとに下がり続け、第4話では8.0%まで急落。今年を代表する話題作『VIVANT』の後番組だけに、TBS局内でも心配する声が上がっていた。

「鈴木が主演する日曜劇場といえば、’21年に放送された『TOKYO MER〜走る緊急救命室〜』が高視聴率をマーク。映画化され、興行収入40億円超えの大ヒットを記録しています。

鈴木はもはや日本を代表する俳優の1人。それだけになぜ今作を選んだのか、疑問視する声もありました」(ワイドショー関係者)

しかし今作は’21年に放送され、数々の賞に輝いた金曜ドラマ『最愛』(主演・吉高由里子、TBS系)を手掛けた奥寺佐渡子脚本、新井順子プロデューサー、塚原あゆ子演出の3人が再集結。それだけに鈴木亮平の“新たなヒーロー像”を模索していたことは間違いない。

だが第4話までを見る限り、視聴者の期待を大きく裏切った結果が視聴率に表れていると見る向きもある。

「無免許で教師をしていた衝撃の事実が発覚。第4話のラストでは校長(小泉孝太郎)に付き添われ、警察に自首。南雲一家は街中から白い目で見られます。

しかも南雲を支える妻・美香(井川遥)にも叱責され、頭を下げる哀れな姿に、『TOKYO MER』で演じた重大事故、災害、事件の現場に駆けつけ、命を救うために危険な現場に勇猛果敢に飛び込んでいくスーパー救命救急医・喜多見幸太の面影は、もはやどこにもありません」(前出・ワイドショー関係者)

負のオーラをまとった負け犬の南雲。しかし、こうした“負のオーラ”を背負った南雲の姿こそ、“大人の敗者復活”を描く今作には、必要不可欠な要素ではなかったのか。

「第5話では、教師になりたいという夢を持つに至った幼少期の出来事。その夢を諦めきれずに32歳で大学に再入学。しかし必要な単位を取ることができずに中退するも教員免許を偽造して教師になってしまう。そんな南雲の葛藤を丁寧に描くことによって鈴木演じる南雲は、魅力溢れる主人公へと見事に生まれ変わりました」(制作会社プロデューサー)

演出を担当している塚原あゆ子氏は、

「人生、何も間違わない人なんていない。その罪をどう償い、どういう背中を見せていくのか」

と話している。そこが大切であり、今作のキモ。これこそが、名作『最愛』(TBS系)を手掛けた3人が、『下克上球児』で挑むべき新たなヒーローの姿だったのである。

第6話では、野球部員やOB、地元の商店主、校長も名を連ねる嘆願書が一役買って、南雲は不起訴処分となり無罪放免。越山高校の野球部は、山住(黒木華)監督の元、南雲をグラウンドに呼び戻そうと一致団結。夏の甲子園に向けて見事逆転勝利を収め一回戦を突破する。

第7話では監督に復帰した南雲の元、夏の大会で34年ぶりにベスト8に進出。いよいよ恩師・賀門(松平健)率いる強豪・星葉高校と激突。12月3日放送予定の第8話では、因縁の対決の幕が切って落とされる。

5話10.1%、6話9.3%、7話8.6%と視聴率は足踏み状態だが、いよいよここから“日本一の下克上”が始まる。果たして最終回に向け、どんな“逆転劇”を見せてくれるのだろうか。『最愛チーム』の腕の見せどころだ――。

  • 島右近(放送作家・映像プロデューサー)

    バラエティ、報道、スポーツ番組など幅広いジャンルで番組制作に携わる。女子アナ、アイドル、テレビ業界系の書籍も企画出版、多数。ドキュメンタリー番組に携わるうちに歴史に興味を抱き、近年『家康は関ケ原で死んでいた』(竹書房新書)を上梓。電子書籍『異聞 徒然草』シリーズも出版中

  • PHOTO近藤 裕介

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