木下優樹菜を出してもOKなのはABEMAだけ? 地上波を超えるかもしれない「ネット番組」の快進撃 | FRIDAYデジタル

木下優樹菜を出してもOKなのはABEMAだけ? 地上波を超えるかもしれない「ネット番組」の快進撃

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つい先日も恋人とのツーショット写真で話題になったばかりの木下優樹菜だが… (PHOTO:小川内 孝行)
つい先日も恋人とのツーショット写真で話題になったばかりの木下優樹菜だが… (PHOTO:小川内 孝行)

コンプライアンスを重視するいまのテレビ業界において、攻めたコンテンツを作るのは至難の業だ。「テレビがつまらなくなった」と言われている一方で、独自路線でじわじわと支持を集めているのがABEMA、Netflix、Amazonプライム・ビデオ、Huluなどネット配信サービスの独自コンテンツ。特に、ABEMAの提供する番組はかなり刺激的で攻めた内容になっている。

例えば、最近話題となった番組『愛のハイエナ』では、“タピオカ問題”で活動を自粛しそのまま芸能界を引退した木下優樹菜が出演。キャバクラでキャバ嬢体験を行う様子を放送した。さらに元ライダー俳優ながらスキャンダルも多く、地上波で見なくなった、山本裕典のホスト体験の模様も特集されている。

他にも、お笑いコンビ・ニューヨークがMCの『ニューヨーク恋愛市場』では、女性たちの「ワンナイトする気だったのにできなかったエピソード」「性に関する自分のルール」といった、地上波では放送できないような特集を毎回放送。

『給与明細』という番組でも「ED治療も行える風俗」「セクシービデオ撮影の裏側」など、興味深いけど大っぴらにはしにくいテーマを特集して人気を集めている。

配信番組に注目しているメディア評論家は、

「『愛のハイエナ』では木下優樹菜を起用して成功しましたが、地上波では結果がまったく異なります。例えば、今年11月にフジテレビ系の『全力! 脱力タイムズ』に木下が出演したときは、《不快だ》《わざわざ問題を起こして引退した人を出すな》と炎上しました。『脱力タイムズ』も普段から相当攻めたことをやっているのですが、それでも木下は”アウト”だったんですね。視聴者の許容範囲が違うというのも、ネット番組が自由にやれる要因かもしれません」

と語る。

また、キャスティングと内容の意外性で大きな話題となったのが、『世界の果てに、ひろゆき置いてきた』だろう。論客としてのイメージが強くなったひろゆきと、不倫問題で杏と離婚し、その後狩猟などに没頭している東出昌大が「予算10万円、移動は陸路のみ」でアフリカ横断に挑む番組だ。

このキャスティングは見事にハマり《ふたりともテレビで見るよりイキイキしていた》《このふたりの相性がよくてずっと見ちゃう》といった声が多く上がっていた。

「配信サービスの強みは、チャンネルが無数に作れるという点もあります。ABEMAの場合は、『愛のハイエナ』のように攻めた番組を放送するチャンネルもあれば、一日中ニュースを流し続けるチャンネルも持っている。他にも、アニメ、将棋、マージャン、格闘技、HIP HOPなどのチャンネルがあるので、幅広い視聴者を取り込めるんです」(前出・メディア評論家)

幅広い番組構成で、徐々に浸透し始めているネット番組。最近まで「テレビのライバル」といえばYouTubeなどの動画配信プラットフォームが筆頭に挙げられていたが、今後はネット番組を含めた「三つ巴の戦い」になっていきそうだ。

  • PHOTO小川内 孝行

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