HKT48が12月20日に17thシングル『バケツを被れ！』をリリースした。表題曲では’18年加入の５期生・石橋颯と竹本くるみがダブルセンターを務めている。デビューから５年目にして、ようやく待望のセンターとなった。
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また、すでに卒業を発表している田中美久のラストシングルとなる今作。“未来に向かう歩みを後押しする”というメッセージが込められている。
そんな次世代HKT48への継承を予感させるシングル『バケツを被れ！』について、センターの石橋と竹本、そして田中の３人にインタビュー。楽曲のことや、田中からみたダブルセンターの印象、HKT48の未来までたっぷりと語ってもらった。
<figure id="attachment_347530" aria-describedby="caption-attachment-347530" style="width: 3000px" class="wp-caption alignnone"><a href="#" data-ident_hash="4a0e7df0"><img src="https://res.cloudinary.com/fridaydigital/image/private/t_article_image/wpmedia/2023/12/7ccba104ef995b6874a9c11e09f73014.jpg" alt=""></a><figcaption id="caption-attachment-347530" class="wp-caption-text">卒業する田中美久（中央）を挟む、新ダブルセンターの竹本くるみ（左）と石橋颯（右）　PHOTO：松島豊</figcaption></figure>
──今作『バケツを被れ！』では５期生の石橋さんと竹本さんがダブルセンターに選ばれました。まずは率直な気持ちを聞かせてください。
石橋「18歳の誕生日を迎えたとき、会員制のモバイルメールでファンの皆さんに“高校生の間にセンターになりたい”という夢を伝えました。その夢をかなえられてすごくうれしいです」
竹本「今作は、新しいHKT48に変わっていく節目のような曲だと思っているので、そのタイミングでセンターに選ばれたことがすごくうれしいです。これも応援してくれるファンの方や両親のおかげなので感謝したいです」
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──５期生初のセンターということもそうですし、１期生がいない初のシングルということでプレッシャーもあるのではないかと思うのですが、いかがですか？
竹本「前回は１期生と２期生がいて、先輩に頼っていた部分もありました。今回は後輩の６期生が５人も選抜に入ったので、これまでと見える景色がまったく違うんです。今では、自分がしっかりして引っ張っていかなきゃいけないなと思っています」
石橋「プレッシャーを感じることはほとんどないです。ファンの方には“（田中）美久ちゃんも卒業してしまうから、これからよろしくね”と言ってもらうことが多いんですけど、その言葉をもらうことで頑張れるんです」
──それはセンター同士、お互いの存在も大きいのでは？
竹本「そうですね。最初はファンの方からどんな反応をされるんだろうと心配していたのですが、（石橋）颯がいたから安心できた部分も大きかったです」
石橋「みんなから、私とくるちゃん（竹本）は真逆の性格をしているって言われるんです。私はこうと決まれば突っ走るタイプで、くるちゃんは後先のことまで考えて慎重に行くタイプ。なので、私が突っ走りそうになったら止めてくれて（笑）。年齢もくるちゃんが２個上ということもあって、すごく支えてもらっています」
──いいバランスでやれている感じですね。
石橋「はい。お互いに持っていないものを補えているので、うまい具合にピタッとハマっているんじゃないかなと思います」
──今回のシングル表題曲『バケツを被れ！』を聞いてみて、どんな印象を受けましたか？
石橋「私は、タイトルのインパクトが強すぎて、聞いた瞬間に“なんだこれは！”と驚きました。秋元（康）先生はバケツと表現しているんですけど、歌詞をちゃんと聴いてみるといろいろな捉え方があるんじゃないかなと思います。ちょっと気持ちが落ち込んじゃったときに、この曲を聴いて“守ってくれる人は絶対にいるよ”と誰かを後押しするような曲になったらうれしいです」
竹本「私も（タイトルに）最初は驚いたんですけど、今のHKT48を表しているなと思っていて。私たちも、たくさんの先輩方が卒業されて困難に直面しているけど、“挑戦して、もし失敗したとしても、気持ちを切り替えてまたやり直そう”というメッセージが込められているんじゃないかなと思ったんです。この曲を聴いた方が一歩踏み出すきっかけになったらいいなと思います」
田中「私の初選抜が『桜、みんなで食べた』でそれもかなり衝撃的なタイトルなんですけど、卒業シングルが『バケツを被れ！』ということで、HKT48って変わった曲名が多いなと思いました（笑）。でも、すごくいい歌詞なんですよ。特に好きな部分が〈君の未来が怪我しないように…〉というフレーズで、私は卒業する身でもあるので、この歌詞を聴いて心が落ち着くような気持ちがしました」
──秋元さんからの当て書きではないですが、メッセージ的な意味としても受け止めていると。
田中「秋元先生はHKT48のことを私たちが思っている以上に見てくださっていて、“こういうことがあったんだね”と、私たちと会話してくださったりもするので、メンバーの卒業が続いている中でこの曲をいただけたというのは、感慨深いなと思いました」
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──では、田中さんからセンターのお二人に何かアドバイスはありますか？
田中「私から言えることがあるとするなら、センターとしての活動は本当にあっという間に過ぎてしまうから、その一瞬一瞬を噛み締めて大事にした方がいいかな。……不安なことはある？」
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竹本「はい！　HKT48を盛り上げるためにセンターができることって何かありますか？」
田中「常に自信を持っておくことが大事なことだなと思っていて。センターが自信をなくしていると、後ろにいるメンバーを不安にさせちゃうから、表に立ったときやセンターポジションに立っているときだけは自信を持ってほしいなと思います」
竹本「ありがとうございます！」
<figure id="attachment_347537" aria-describedby="caption-attachment-347537" style="width: 2250px" class="wp-caption alignnone"><a href="#" data-ident_hash="c6f83fbb"><img src="https://res.cloudinary.com/fridaydigital/image/private/t_article_image/wpmedia/2023/12/4f68cf19fb3893319d8a7f0330ec3029.jpg" alt=""></a><figcaption id="caption-attachment-347537" class="wp-caption-text">３人が集まると麗しさの相乗効果がすごい……！</figcaption></figure>
──HKT48の中心として活躍してきた田中さんだからこそ、その言葉には説得力がありますね。では今回は田中さんの卒業シングルでもあるので、改めて卒業に対する思いを聞かせていただけますか？
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田中「ファンの皆さんからは“今までHKT48にいてくれてありがとう”だったり、“お疲れ様”という言葉をいただくのがすごくうれしくて、10年間やってきてよかったなと思います。いまHKT48は、次の未来に向かって進んでいるので、いいタイミングで卒業できたなと思います」
──卒業後はこういう存在になっていきたいという目標はいますか？
田中「指原（莉乃）さんとはプライベートでも仲良くさせていただいて憧れているので、指原さんみたいに周りを俯瞰して見られるような賢い人になりたいです。あとは、村重（杏奈）さんみたいに、HKT48を卒業してから大活躍するような人になりたいです」
──卒業後にお二人と共演する姿をファンも楽しみにしていると思います。
田中「そうですね！　村重さんや指原さんとは以前も番組で共演したことがあるのですが、卒業してからもう一度共演してみたいです」
──改めて田中さんから見てHKT48には今後どうなっていってほしいですか？
田中「明るくてキラキラしたHKT48のままでいてほしいなという気持ちがあります。卒業しても、ファンとしてHKT48のライブを見に来ようと思っているので、はたから見たらどういう風に見えるんだろうと、今からとてもワクワクしています」
<figure id="attachment_347534" aria-describedby="caption-attachment-347534" style="width: 2250px" class="wp-caption alignnone"><a href="#" data-ident_hash="32517ca9"><img src="https://res.cloudinary.com/fridaydigital/image/private/t_article_image/wpmedia/2023/12/d2d9abd03914be731d4b4e9c7d18b94b.jpg" alt=""></a><figcaption id="caption-attachment-347534" class="wp-caption-text">卒業を発表した田中美久。今回の曲がラストシングルになる</figcaption></figure>
<figure id="attachment_347533" aria-describedby="caption-attachment-347533" style="width: 2250px" class="wp-caption alignnone"><a href="#" data-ident_hash="3c4d2957"><img src="https://res.cloudinary.com/fridaydigital/image/private/t_article_image/wpmedia/2023/12/81f62e60543cce785f644ef969b1f406.jpg" alt=""></a><figcaption id="caption-attachment-347533" class="wp-caption-text">初めてのセンターを務める竹本くるみ</figcaption></figure>
<figure id="attachment_347535" aria-describedby="caption-attachment-347535" style="width: 2250px" class="wp-caption alignnone"><a href="#" data-ident_hash="64f97b67"><img src="https://res.cloudinary.com/fridaydigital/image/private/t_article_image/wpmedia/2023/12/4c045ecffb612a4d71541528cbf50aa6.jpg" alt=""></a><figcaption id="caption-attachment-347535" class="wp-caption-text">初めてのセンターを務める石橋颯</figcaption></figure>
<figure id="attachment_347536" aria-describedby="caption-attachment-347536" style="width: 3000px" class="wp-caption alignnone"><a href="#" data-ident_hash="7838e9e2"><img src="https://res.cloudinary.com/fridaydigital/image/private/t_article_image/wpmedia/2023/12/36161e18729ab5eedcb4fdd9ecf7340f.jpg" alt=""></a><figcaption id="caption-attachment-347536" class="wp-caption-text">田中からセンターとしての心構えのアドバイスをもらい、石橋・竹本はさらなる飛躍を目指す！</figcaption></figure>

川崎 龍也

松島 豊

HKT48が12月20日に17thシングル『バケツを被れ！』をリリースした。表題曲では2018年加入の5期生・石橋颯と竹本くるみがダブルセンターを務め、卒業を発表した田中美久のラストシングルとなる。

「指原さんみたいに賢い人になりたい」田中美久が新Wセンターへ“HKT48らしさ”引継ぎ世代交代

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