打線強化のため選手”乱獲”の中日…不満溜まった生え抜きの勇龍たちが首脳陣たちへ「突進」⁉ | FRIDAYデジタル

打線強化のため選手”乱獲”の中日…不満溜まった生え抜きの勇龍たちが首脳陣たちへ「突進」⁉

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「令和の米騒動」を皮切りに、竜ナインがトレードを志願するありさまを本誌でも〝脱浪の乱〟として紹介した中日・立浪和義監督(54)が、今度は選手〝乱獲〟を断行したことで、生え抜きの若手たちからヒンシュクを買っているという。

中日は今オフ、貧打に苦しんだチームの起爆剤として前巨人の中田翔(34)と中島宏之(41)、前ソフトバンクの上林誠知(28)、前阪神の山本泰寛(30)と板山祐太郎(29)の4選手を獲得した。

来季のスローガンを掲げる立浪監督。勇龍が自軍首脳陣に向けて突進しなければいいが……
来季のスローガンを掲げる立浪監督。勇龍が自軍首脳陣に向けて突進しなければいいが……

中島は来年42歳になり、’18年にソフトバンクでレギュラー選手だった上林もアキレス腱を怪我してから思うようなプレーをできていない。山本、板山も、一軍では目立った実績を残せていないのが現状だ。

加藤宏幸球団代表は「代打、守備固めなどベンチを厚くする強化だと思っている」と控え選手の充実が目的であると説明。岡林勇希(21)、石川昂弥(22)など20代前半の若手をあくまで最優先に起用するチーム編成であることを強調したが、これに異を唱えたのがOBの山﨑武司氏(55)だ。

解説を務める東海ラジオの番組に出演した山﨑氏は「チームバランスを考えると大丈夫なのか? 一塁手は何人いるの?」と今回の補強に疑問を投げかけ、重要なのは「すべてにおいてバランス」と強調した。実際に、さる球団OBは「まさにいまのチームはバランスが崩れてしまっている」と嘆いている。他球団から選手を〝爆買い〟する自チームに、生え抜き選手から「俺らをまた干す気か!」とブーイングが起こっているというのだ。

「球団史上初となる2年連続最下位という不名誉な記録を樹立したこともあり、チームは福田永将(35)や堂上直倫(35)などベテラン勢を次々と引退させた上で、使い物にならない戦力は首切りしました。たしかに他球団と比べて支配下登録枠に余裕はできた。

だからといって、今回の補強はあまりに無計画です。すべてのポジションが戦力不足に陥っているので、とりあえず立浪監督の気の向くまま、どのポジションにもはめ込むことができる選手ばかりを編成担当がかき集めてきたとしか思えない。

そんな移籍組の面々に立場を追われて割を食うのは生え抜きの若手選手たちです。チームとして今、若手に場数を踏ませなければいけない状況。若竜選手たちは怒り心頭です。自分たちの生活がかかっていますから、『また俺らは立浪監督に振り回されるのか』と憤りを隠せない」

一塁手だけ見てもダヤン・ビシエド(34)、先日離婚を発表した宇佐見真吾(30)、中島と計4人も同ポジションの“余剰選手”が発生する。一報を聞いた別のOBも「来年もまた最下位で終わるんじゃ……」と怯えるほどだ。

来年も立浪中日の迷走が際立つシーズンとならなければいいのだが――。

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