【追悼’23 あなたに逢えて本当に良かった】「KANちゃん、嫌だったと思う」山田邦子が語る裏話 | FRIDAYデジタル

【追悼’23 あなたに逢えて本当に良かった】「KANちゃん、嫌だったと思う」山田邦子が語る裏話

あなたに逢えて本当に良かった 天国へ旅立ったあの人に伝える惜別の言葉

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KAN
11月12日没・享年61

「KANちゃんの曲には何度も元気づけられて」
山田邦子(タレント)

『愛は勝つ』が200万枚を超える大ヒットを記録し、全国ツアーで熱唱するKAN。もちろんどの会場も超満員
『愛は勝つ』が200万枚を超える大ヒットを記録し、全国ツアーで熱唱するKAN。もちろんどの会場も超満員
ツアーの打ち上げで。メンバーらと「キマリ」のポーズ。「ようやく3日間休みが取れるので上海に行きたい」と
ツアーの打ち上げで。メンバーらと「キマリ」のポーズ。「ようやく3日間休みが取れるので上海に行きたい」と

’23年11月12日にこの世を去ったシンガー・ソングライターのKANさん(享年61)。シングル『愛は勝つ』が200万枚のセールスとなり、’90年代を代表する曲となった。リリースから1年後に『邦ちゃんのやまだかつてないテレビ』(フジテレビ系)のエンディングテーマに起用されたことがきっかけで大ヒットしたこの曲。番組で共演し、一緒に楽曲を披露するなど”盟友”だったタレント・山田邦子が、彼について語るーー。

「最初の頃はKANちゃん、嫌だったと思うな」
山田邦子(タレント)

KANちゃんが小さな身体で全身を使い、心を込めてピアノを弾き語る姿は、今でも忘れられないです。『愛は勝つ』をはじめ、彼の曲には何度も元気や勇気をもらいました。

KANちゃんとの出会いは、『邦ちゃんのやまだかつてないテレビ』(フジテレビ系)がきっかけでした。彼がまだ無名の頃に、番組の挿入歌として『愛は勝つ』を使っていて、その曲を替え歌の『愛はチキンカツ』として歌っていたんです。最初の頃はKANちゃん、嫌だったと思うな。でも替え歌が物凄い反響を呼び、それにつられるようにして、『愛は勝つ』も大ヒットしたものだから、途中から彼自身も替え歌のほうを口ずさんでくれるようになっちゃって。最後は許してくれたんじゃないかと思ってます。

番組の企画で、『Wink』をオマージュした『やまかつWink』をやった時には、KANちゃんが『さよならだけどさよならじゃない』っていう歌の作曲をしてくれて。練習の時もリハーサルの時も、実際に全部ピアノを弾いてくれた。

本当に優しくて、品も良くて、素晴らしい人でした。番組が終わってからは、会うことが無くなってしまったけど、KANちゃんはフランス人になりたいと言っていたので、きっと天国でフランス人になって夢を叶えたんですよね。

もう一度、KANちゃんのピアノで、『さよならだけどさよならじゃない』って歌いたかったですね。

『FRIDAY』2023年12月29日号より

  • PHOTO中井川俊洋

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