【追悼’23】「とにかく礼儀正しい人でした」ダイアモンド☆ユカイが明かす「素顔の櫻井敦司」 | FRIDAYデジタル

【追悼’23】「とにかく礼儀正しい人でした」ダイアモンド☆ユカイが明かす「素顔の櫻井敦司」

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櫻井敦司
10月19日没・享年57

’88年のライブツアー『SEVENTH HEAVEN TOUR』で熱唱する櫻井。V系ロックバンドの先駆けだった
’88年のライブツアー『SEVENTH HEAVEN TOUR』で熱唱する櫻井。V系ロックバンドの先駆けだった

′23年10月19日に亡くなった、ロックグループ「BUCK-TICK」の櫻井敦司さん(享年57)。’84年にBUCK-TICKの前身バンドである「非難GO-GO」を結成。その後、バンド名を「BUCK-TICK」に改名し、’87年にメジャーデビュー。ビジュアル系バンドに大きな影響を与えた。

共にロック界を牽引してきたダイアモンド☆ユカイが、櫻井さんの素顔を明かす――。

「すっごく優しくて、みんなに好かれたロックンローラー」
ダイアモンド☆ユカイ(ミュージシャン)

アッちゃんはね、とにかく礼儀正しい人でした。顔はエキゾチックで、髪も整髪スプレー丸々1本使ってツンツンに立てて、ロックンローラーだったけど……話すと、すっごく優しい男だった。

バーなどで顔を合わせると必ず挨拶に来てくれるし、お店が満席だったら『もう帰るのでどうぞ』と言って、席を譲ってくれたこともある。ライブイベントで共演した際も、あのメンバーみんなそうだけどちゃんと挨拶してくれるんだよね。僕のほうが4歳年上で、デビューも早かったから当たり前だと思うかもしれないけど、当時のロックミュージシャンはヤンチャな奴らが多かったからね。アッちゃんみたいに腰が低い人間は珍しくて、みんなに好かれていたよ。

『BUCK-TICK』や『BOØWY』がいた’80年代は、まさにロックの創成期。あの頃はみんなライバルみたいなものだったけど、21世紀になってもずっと同じメンバーロックを貫き通す姿に尊敬さえ感じていた。

この時代を駆け抜けたアッちゃんを誇りに思うし、残された俺たちはやれることを精一杯やっていこうと思います。

『FRIDAY』2023年12月29日号より

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