【23年の日本を震撼させた重大事件】自衛隊3人死傷事件「加害者の鑑定留置2ヵ月延長」驚きのワケ | FRIDAYデジタル

【23年の日本を震撼させた重大事件】自衛隊3人死傷事件「加害者の鑑定留置2ヵ月延長」驚きのワケ

年末特別レポート

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日野射撃場で訓練が再開された11月、隊員が報道陣にむけ中指を立てる行為が問題視され、再び中止となった
日野射撃場で訓練が再開された11月、隊員が報道陣にむけ中指を立てる行為が問題視され、再び中止となった

自衛隊3人死傷《6月14日発生》
深刻な応募者不足が影響!? 容疑者の精神鑑定が延長

当時18歳の自衛官候補生が’23年6月14日、岐阜市の陸上自衛隊日野基本射撃場で射撃の訓練中に小銃を発砲。2人が死亡、1人が重傷を負った。

元候補生は警察の調べに対し「銃と弾薬を自分のものにしたかった。弾薬を奪うために邪魔な人を撃った」と供述したが、被害者への殺意は否認している。

岐阜地方検察庁は元候補生の刑事責任能力を調べるため、11月下旬まで専門家による精神鑑定を実施。鑑定留置はさらに2ヵ月延長された。隊員訓練や弾薬管理の幹部をつとめた元陸上自衛官の照井資規氏は、こう分析する。

「期間を延長したのは、初公判をなるべく先延ばしにしたいからだと思います。最近自衛隊への入隊希望者が大幅に減り、’22年度採用の任期制の自衛官候補生は計画人数の半数以下でした。自衛官採用の募集締め切りは例年春先で、その前に事件の裁判結果が出てほしくないのです」

ウクライナをはじめ世界各地で紛争が続く中、自衛官を確保したい防衛省にとって頭が痛い日々が続く。

『FRIDAY』2024年1月5・12日号より

  • PHOTO花井知之(自衛隊・日野基本射撃場)

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