<figure id="attachment_352878" aria-describedby="caption-attachment-352878" style="width: 2435px" class="wp-caption alignnone"><a href="#" data-ident_hash="3df54f27"><img src="https://res.cloudinary.com/fridaydigital/image/private/t_article_image/wpmedia/2024/01/03f60e73727cd76ab9e5082b901231fb.jpg" alt=""></a><figcaption id="caption-attachment-352878" class="wp-caption-text">12年総額約470億円という破格の契約でドジャースへ入団した山本</figcaption></figure>
<p>51％。</p>
<p>圧倒的な得票率で新人王最有力候補となったのは、オリックスからドジャースへ移籍した山本由伸（25）だ。１月８日にメジャー公式サイトが今季の新人王を予想するアンケート結果を公表。ナ・リーグでは山本が２位の選手の得票率（17％）を大きく引き離し、ダントツの１位となった。</p>
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<p>はたして山本は、ファンの期待通りの活躍ができるのだろうか。楽天からパドレスへ入団する松井裕樹（28）やカブスと契約した今永昇太（30、ＤｅＮＡ）、１月10日現在移籍先の決まっていない上沢直之（29、日本ハム）はどうか。日本人ルーキー投手４人の成績を、メジャー事情に詳しいスポーツジャーナリストの友成那智氏が予測する（発言はすべて友成氏）。</p>
<h2>７人ローテで休養可能</h2>
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<p>まずは、12年総額約470億円という破格の契約となった山本だ。</p>
<p><span class="strongInContent">「ハイファストボール（高めの速い球）とロースプリット（低めに落ちる球）は、メジャーで成功する投手の条件です。野茂英雄も佐々木主浩も田中将大も、この二つの球種を駆使し米国で活躍しました。山本も二つの球種を得意としている。期待通りの活躍をしてくれるはずです。</span></p>
<p><span class="strongInContent">ドジャースという球団も山本にとってメリットが大きい。得点力も守備力も高いので、安心して投げられます。通常メジャー球団は５人ほどの先発投手を用意しますが、ドジャースは毎年７人がローテーション入りする。疲れが溜まったり不調になった先発投手がいたら、休める仕組みです。山本も自身をアピールしようと春先から飛ばすでしょうから、夏場にヘバるかもしれません。しかしドジャースなら、しっかり休養できるんです」</span></p>
<p>同僚に実績十分の大谷翔平がいるのも心強い限りだ。具体的にどれくらいの成績を残せるのだろう。</p>
<p><span class="strongInContent">「メジャーは打高投底で、防御率は３点前後に落ちるでしょう（過去３年で山本は１点台）。昨季のメッツ・千賀滉大ほどの防御率です（2.98）。メッツより格段に得点力のあるドジャースのチーム事情を考えると、千賀より打線に恵まれ17勝５敗。最多勝も夢ではありません」</span></p>
<div data-friday-nextpage-lead="今永が日本より三振をとれるワケ"></div>
<p>次に、昨年３月のＷＢＣ決勝で先発した今永を予測する。</p>
<p><span class="strongInContent">「今永は『奪三振能力の高い投手』という評価です。積極的に振ってくるメジャーの打者相手なら、日本にいた時（昨季はリーグ最多の174）より多くの三振を奪えるでしょう。三振を狙い勝負にいく分、一発を食らうケースも出てくる。勝敗相半ばする12勝10敗、防御率４点台前半になると思います」</span></p>
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<p>同じく昨年のＷＢＣに出場した松井には不安要素が多い。</p>
<p><span class="strongInContent">「ＷＢＣのボールが合わず、国際大会では目立った実績がありませんからね。メジャーで通用するかは未知数です。セットアッパーでの起用となりますが、登板試合数は多くなるでしょう。</span></p>
<p><span class="strongInContent">パドレスで頼れるのはダルビッシュ有ぐらいで、先発陣が弱い。中継投手の負担が多くなり疲労蓄積が心配です。負け試合でも投げさせられるでしょうから、モチベーションの維持にも苦労するかもしれません。３勝５敗５セーブ、防御率は４点台後半では」</span></p>
<p>最後は、昨季リーグ最多の170イニングを投げた上沢だ。</p>
<p><span class="strongInContent">「上沢に期待されるのは『イニングイーター』としての役割でしょう。先発の４～５番手として、多少点をとられても長いイニング投げる投手です。打たせてとる技術にたけた上沢にはうってつけ。ただズバ抜けたボールを持っているわけではないので、苦しむとは思います。５勝９敗、防御率５点台前半ではないでしょうか」</span></p>
<p>期待通りの活躍、思わぬ低迷……。日本人メジャー新人４投手の明暗は、クッキリ分かれそうだ。</p>
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ＡＰ／アフロ

12年総額470億円という破格の契約を結んだ山本由伸を筆頭に今永昇太、松井裕樹、上沢直之など日本人メジャー新人４投手の成績を占う。山本は期待通りの結果を残せるのか。明暗クッキリの勝敗予想だ。

山本由伸は17勝で最多勝、松井裕樹は登板過多…日本人メジャー新人４投手「明暗クッキリ」な予測成績

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