「おニャン子に入れって言われたら無理」内海和子の娘ゆりあんぬ“整形も炎上もマーケティング”と語る | FRIDAYデジタル

「おニャン子に入れって言われたら無理」内海和子の娘ゆりあんぬ“整形も炎上もマーケティング”と語る

一世風靡した伝説のアイドルグループ・おニャン子クラブの元メンバー内海和子さん。娘のゆりあんぬさんはアイドルであり、整形を公表しているが母は知らなくて──。

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「私が高校生のころ“二重埋没とかプチ整形を卒業記念にする”というようなことを周りから聞いていましたね。当時、脱毛はみんなやっていました」

きらびやかなメイクとファッションに身をまといながらそう語るのは、アイドルグループ・劇場版ゴキゲン帝国-諸行無常-、平成墓嵐で活動しているゆりあんぬさん(26)。

「いまの時代、事務所に所属して活動するのはかっこ悪い」と考えるゆりあんぬさん。そんな彼女の母親は、日本中を席巻した伝説のアイドルグループ・おニャン子クラブの元メンバーの内海和子(56歳)さんだ。

小学校から大学まで私立に通っていたお嬢様育ちのゆりあんぬさんだが、周りの環境になじめず、ネットで知り合った友人の方が大事だったという。

ゆりあんぬ「小学生のころから、他の人よりもインターネットに精通していました。友達がいなかったから、“早く家に帰って2ちゃんねる(現5ちゃんねる)を見よう”って『VIPPER速報』(まとめサイト)に書き込んでいましたね(笑)」

劇場版ゴキゲン帝国-諸行無常-で活動する、ゆりあんぬさん 写真:濱崎慎治
劇場版ゴキゲン帝国-諸行無常-で活動する、ゆりあんぬさん 写真:濱崎慎治

ゆりあんぬさんは幼少期、母親である内海さんがアイドルだったということを知らなかったという。

ゆりあんぬ「幼稚園のころに、先生から母がアイドルだったって聞いたんです。家におニャン子メンバーが来てもアイドルって意識がなくて、ママのお友達っていう感じでした(笑)」

「とんねるずに会いたくておニャン子クラブのオーディションを受けた」という内海さん。娘であるゆりあんぬさんが美容師からの紹介で、自分と同じようにアイドルグループに加入することになったのは予想外だった。

内海「娘がアイドル活動を始めたっていうのも、最初は知りませんでした。できれば芸能界には関わらないでほしかったというのが本音ですね」

ゆりあんぬ「13歳のころからニコニコ動画で『踊ってみた』という動画を上げていました。私はアイドルに憧れていたというよりも、“紹介してもらったアイドルグループに加入すれば、推しの女の子がいるグループと共演できる”という、下心がきっかけだったんです(笑)。本当は団体行動が苦手だし、女の子と一緒にいるのも向いていない。おニャン子クラブに入れって言われたら無理ですね(笑)」

まさに令和のアイドルといえるゆりあんぬさん。彼女は800万円の費用をかけて整形をしていることもカミングアウトしている。母親の立場から見て、内海さんは実の娘が整形をしたことをどのように感じているのだろうか……。

内海「じつは整形をした後に言われたのですが、どこを直したのかわからなかった。それぐらいナチュラルだったのです。最初に聞いたときは、“まさか自分の娘が整形をするなんて”と驚いたのですが、いまの時代、私も若かったらやっているだろうなって思いました。親であっても、子どもの整形を止めることはできないんじゃないですかね」

ゆりあんぬ「だって、整形する前に母親に報告したら怒られますからね(笑)。いまは男性も整形するようになっていますし」

内海「むしろやっていない人を探す方が難しいですよね。私だって、美容の注射くらいは打ったことがありますからね。いまは、体に害がない限りは取り入れてもいいと考えています」

ゆりあんぬさん(左)、内海和子さん(右)
ゆりあんぬさん(左)、内海和子さん(右)

ゆりあんぬさんの考え方は、つねに「コスパ」や「バズる」など現代的だ。内海さんは、そんなゆりあんぬさんのSNSを使った戦略に、母として手を焼いているという。

ゆりあんぬ「私が整形をSNSで明かしたのは、整形をカミングアウトしている人が少数派ならその分目立てると思ったからです」

内海「この世代の子はすぐ炎上(SNSなどで批判的な意見が集中することも含め話題となること)したがるのですよ。自分がどんどん非難されるのに、炎上させて何が楽しいのだろうって心配になっています」

ゆりあんぬ「私は小学生のころから2ちゃんねるを見ていたので、誹謗(ひぼう)中傷は当たり前の世界だった。だから、ネットで叩(たた)かれたくらいで引っ込むのなら、SNSをやらない方がいいって思うんです。それこそ、それを逆手にとって面白がっていかないとって、楽しんでいます。だから整形を公表したのも、マーケティング戦略のひとつとして考えていましたね」

整形は誰のためでもなく、あくまで自身のために行ったと話す、まさに令和らしい生き方を体現するゆりあんぬさん
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さらに、ゆりあんぬさんは独自の考察を続けた。

ゆりあんぬ「昔、同じバイト先で働いていた子が、毎月1個アイプチを買っていた。私が一年間にかかるアイプチ代を計算したら、二重切開の手術をする方が安かったんですよ! ぶっちゃけ年間でそんなにアイプチに支払うのなら、いまは10万円以下で整形できるのにって思いますね」

内海「昔はよく“芸能人の〇〇さんは整形している”ってウワサになっていたけれど、いまはもう隠すようなことでもないですしね」

ゆりあんぬさんの飾らない性格は、男性よりも女性から支持されているという。あくまで整形は、男性によく見られたいからではなく自分の向上心からきているからだろう。

ゆりあんぬ「男性ファンからは“もっと女の子らしくした方がいいよ”って言われたりもします。私のファンは女性の方が多いですね」

内海「それは私のアイドル時代と同じだね(笑)。娘は大学の入学式のときに、髪の毛を半分ピンク、半分青にしてきましたからね。ぶっとんでいましたよね」

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ゆりあんぬさん世代にとっては、整形に対しても意識が変わっている。整形とは、隠すべき後ろ暗いものではないし、自身のアイデンティティを保つためのものだという。

内海「私もシミ取りをしたのですが、それが20万円くらいかかっている。整形を始めたらきりがないですよ」

ゆりあんぬ「注射の種類によっては5~6万円だからね」

内海「実は娘は、整形以外には倹約家ですよ。家からお弁当を持って行くほどだもんね(笑)」

ゆりあんぬ「外食はしないです。たまにスタバは許しちゃうんですけれど(笑)」

ちなみに「いま、直したい箇所はありますか? 」という問いに、彼女はこう答えた。

ゆりあんぬ「歯列矯正ですね。矯正するのが待ちきれなくて、前歯を治療してしまった。そのせいで、矯正するのが難しくなってしまったんです。もしも私の矯正を取り上げてくれるメディアがあったら、よろしくお願いいたします(笑)」

SNSの炎上にも屈しない彼女を突き動かす原動力には、“ビジュアル系ミュージシャンに提供してもらった曲を引っ提げてワンマンライブをしたい”という、揺るぎない目標がある。

アイドルとして人前に出る人生を選んだ内海さんとゆりあんぬさん。内海さん世代から見ると、ゆりあんぬさんの生き方は危なっかしく見えるかもしれない。しかし、自分の人生を自己プロデュースする時代にうまくフィットしているのが、ゆりあんぬさんなのだろう。

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  • 取材・文池守りぜね

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