ＭＣは本田真凛が大抜擢！？フジ往年の人気番組『すぽると！』復活の裏にあった「トホホな事情」

フジテレビ系でかつて放送されていたスポーツニュース番組『すぽると！』が今春から復活することが内定した。

「『すぽると！』は’01年から’16年まで放送されていた長寿番組。視聴者がサッカーをはじめ、さまざまなメジャースポーツの情報を求めるようになり、前身の『プロ野球ニュース』では対応しきれなくなったというのが、番組立ち上げのキッカケでした。野球の試合がない月曜日は必ず海外サッカーの特集を組むなど、視聴率定着に向けていろんな工夫がなされていました」（フジテレビ関係者）

ところが、折からの不況やＣＭ出稿の減少によって経費削減が求められ、『すぽると！』は終了することとなった。

「現在は土日に放送される『S-PARK』がスポーツニュース番組の役割を担っていますが、放送開始からすでに５年が経つというのに、アスリートや競技関係者の間での知名度が低いんですよ。取材を申し込んでもいまだに『何の番組ですか？』と突っ込まれることがある。昨年のＷＢＣ前のキャンプ取材でも、大谷翔平（29）をはじめとする、数々のスター選手が『S-PARK』の存在を認識していなかったといいます。

プロ球団のスタッフから『昔はフジにも「プロ野球ニュース」とか「すぽると！」とか、いいスポーツニュース番組があったよね』などと嫌味を言われることさえある。今年はパリ五輪もあり、いつも以上にスポーツにスポットが当たる年ですから、世間に慣れ親しんだ『すぽると！』を復活させようという機運が高まったのです」（前同）

以前はフジテレビのスポーツ番組ＭＣから人気女子アナが次々と輩出され、局のブランドイメージを向上させていた。

「『すぽると！』でブレイクしたアナウンサーとしては内田恭子（47）、平井理央（41）が有名ですね。番組復活に際して制作陣はアスリート出身のキャスターを探しているといいます。『S-PARK』には藤川球児（43）など数名の元アスリートが出演していますが、視聴者層に男性が多いことを考えると、やはり元女性アスリートは外せない。目玉候補は今年現役引退した女子フィギュアスケーター・本田真凛（22）です。系列局のカンテレでは以前、妹の本田望結（19）をスポーツ番組のアシスタントに起用しており、局としても全日本フィギュア選手権を長年中継している縁があって姉妹との関係は良好。佐久間みなみ（26）、松﨑涼佳（24）の両アナがそのままスライド登板となるかは微妙です。佐久間アナは語学が堪能で海外アスリートに取材できる強みがあるため、五輪までは続行となるでしょうが、秋改編で世代交代させるかもしれませんね」（別のフジ関係者）

系列局の幹部も「イメージが良い番組名で仕事ができることを歓迎している」と話す。フジの苦肉の策は勝負の五輪イヤーで効果を発揮できるか？