海外旅行での「お金」あれこれ 損しないために知っておきたいこと

外貨両替のお得な方法は? クレジットカードの利用時に注意すべきことは?

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ゴールデンウイークの10連休に向けて、海外旅行の計画を立てている人も多いだろう。そんなとき、悩むのが現地通貨への両替。国内で両替したほうがいいのか、現地のほうがいいのか。現地ではクレジットカードで支払ったほうがいいのか、現金をおろしたほうがいいのか……。それぞれの専門家に、旅のお金に関するあれこれを聞いてみた。

Q 現金とクレジットカード、どっちがお得?

外貨両替の場合は、両替した時点の両替レート。クレジットカードの場合は、利用データがVisaなどの国際ブランドに届いた時点で、各ブランドが適用するレートで円換算される。というわけで単純に比較はできないが、一般的にクレジットカードのほうが現金での両替よりも換算レートが良いという。

「現地では交通費、クレジットカードが使えないローカルレストランでの食事、チップなど、カードでは支払えないものもいろいろあります。カードで払えるところはカードを利用し、最低必要と思われる金額を現金で持っていくことをおすすめします」(JTBビジネスイノベーターズ植村知弘さん)

現金をどのくらい用意していくかは、旅先、旅の仕方で異なるが、一般的には3~5万円が妥当といわれる。

「クレジットカードには、現金決済にはないポイント還元というメリットもあります。『セゾン・アメリカン・エキスプレス®・カード』の場合、海外でのショッピングのご利用では2倍のポイントが付与されます」(クレディセゾン曾田志保さん)

■クレジットカードのATMでのキャッシングは、早期返済がお得だ

その他に現地通貨の調達手段としてよく利用されるのが、クレジットカードでの現地ATMのキャッシング。現金での両替レートより、クレジットカードの交換レートのほうがお得なのは、ATMでのキャッシングでも同様だが、気をつけたいのが利息とATM利用手数料だ。

キャッシングは、お金の借り入れ。当然利息がとられるから、早く返せば返すほど得になる。帰国してすぐ返済できるので、返済方法などクレジット会社に問い合わせてみよう。ただし、ここで気をつけたいのが返済時の振り込み手数料だ。引き落とし日までの利息と、振り込み手数料とどちらが安いか確認しておく必要がある。場合によっては利息より振り込み手数料のほうが多くかかってしまうことがあるので注意したい。

「セゾンカードの場合、全国で約400ヵ所にあるセゾンのATMでご返済いただければ振り込み手数料はかからないので、純粋にキャッシングした金額と支払日までの利息、海外で使ったATM利用手数料をお支払いいただくことになります」(曾田さん)

また、海外でのATM使用時にかかる“ATM利用手数料”にも気をつけたい。あまりこまめにお金を引き出すと、そのたびに手数料がかかるので要注意だ。

クレディセゾン「セゾン・アメリカン・エキスプレス®・カード」の詳しい情報はコチラ

Q “為替レート”と“両替レート”は違う?

1ドルが110円だったり、111円だったり、ニュースなどで報道される、その日の為替レート。外貨に両替するときも、このレートが使われていると思っている人も多い。しかし、「空港の両替ショップや銀行の店頭で外貨両替に使われるレートは、為替レートに手数料をプラスしたもの。手数料はそれぞれ金融機関や両替商によって異なりますから、外貨両替レートも異なります」(植村さん)

2月26日の米ドルの外貨両替レートを例に調べてみると、レートが良いとネットで話題の両替商は1ドルが、113.07円、某大手銀行は113.82円。300ドルを両替しても、その差額は225円。もちろん、高額を両替するとなると、少しの差でも大きく違ってくる。両替する金額や両替商まで行く手間や交通費などを考え、どうするか決めるといいだろう。

■WEBから申し込める「外貨両替の宅配サービス」が使える

最近よく目にする、外貨両替の宅配サービス。「忙しくて金融機関の店頭まで両替に行けない」という人には、とても便利なサービスだ。両替手数料や送料はさまざまなので、いろいろ比較し、納得できるところで利用したい。

「JTBビジネスイノベーターズでは両替レートは銀行とほぼ同じで、WEBから申し込みができる外貨両替(3万円~10万円)の宅配サービスを行っています(クレジットカード利用のみ)。受け取りは、自宅(送料無料)または空港のJTBカウンターのどちらかを選ぶことができます。また、近くのJTBの店頭でお申し込みいただければ現金で1万円から両替でき、空港のJTBカウンター、またはお申込みいただいた店頭でお受け取りになれます」(植村さん)

このサービスでさらに便利なのは、金種が指定できること。海外のお店やタクシーでは50ユーロ紙幣や100ドル紙幣など高額紙幣の受け取りを拒否されることがあるが、JTBビジネスイノベーターズの両替サービスでは、1ドル札〇枚、5ドル札〇枚と、金種を選ぶことができる。

JTBの外貨両替の詳しい情報はコチラ

Q 日本国内と現地、どちらで両替するのが得?

「一般的に、ユーロは日本国内で両替したほうがレートがよく、米ドルはあまり差がないと言われています。また、ウォンなどアジアのマイナー通貨は、現地で両替したほうがレートがいいようです」(植村さん)

現地で両替する場合は、両替商によってレートにかなりのバラツキがあるようなので、よく確認したい。

■マイナー通貨でお得な「プリペイドカード」

現地通貨への両替手段としで、最近話題なのがプリペイドカード。電子マネーのように渡航前に日本円でコンビニATMやネットバンキングなどでチャージしておき、旅行先のATMで現地通貨を引き出せるカードだ。

「クレディセゾンの『NEO MONEY』の場合、Visaと提携しているので、VisaのマークがついているATMで引き出すことができます。また、Visaのマークがついているお店でショッピングに使うこともできます」(クレディセゾン鈴木沙織さん)

「NEO MONEY」を使って海外のATMから現地通貨を引き出した場合、海外手数料が4%とATM利用手数料(200円)が上乗せされて引かれていくが、注目したいのは、両替レートだ。「NEO MONEY」の場合、Visaのレートが適用され、日本の大手外貨両替ショップとレートを比較した場合、インドネシア・ルピアでは41%もお得だったこともある(2019年2月25日現在「NEO MONEY」調べ)。

クレディセゾン「NEO MONEY」の詳しい情報はコチラ

Q クレジットカードの支払時に現地通貨と日本円が選べる場合は、どっちがお得?

クレジットカードで支払いをする場合、円建てで支払うか、現地通貨で支払うか選べる場合がある。

円建ての場合、その場で支払額が決まります。換算レートを明細で確認したい場合は現地通貨で支払うほうがいいでしょう」(鈴木さん)

■要注意! 日本円での支払いは、お店が独自に決めたレートで換算される

一部のクレジットカード会社のHPによると、日本円で支払う時のレートは、“カード会社が定めるレートではなく、加盟店が独自に定めるレートで換算されています”と記載されているところもある。一見便利に見えるサービスだが、不透明な部分も多いので、現地通貨での支払いを選択したほうがよさそうだ。選択を聞かれずに、お店が勝手に日本円で手続きした場合は、その場で一度キャンセルして、現地通貨に変更してもらうことも可能だ。そんなときのためにも、クレジットカードを利用した場合は、レシートを必ずチェックすることを心掛けたい。

 

旅先や、自分がどんな旅をしたいのかによって、現地で必要な金額も変わってくる。カードが使えるのか、現地で現金が必要になったときはどうすればいいかなどを事前に考え、お金を準備しよう。旅の楽しさは準備から始まる。

  • 取材・文中川いづみ写真アフロ

Photo Gallary3

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