<figure id="attachment_357492" aria-describedby="caption-attachment-357492" style="width: 3173px" class="wp-caption alignnone"><a href="#" data-ident_hash="65a82c6c"><img src="https://res.cloudinary.com/fridaydigital/image/private/t_article_image/wpmedia/2024/02/915493a65d5b782d18ca1a5597bb3385.jpg" alt=""></a><figcaption id="caption-attachment-357492" class="wp-caption-text">’24年２月３日、『ブギウギ』に出演する伊原六花とともに豆まきに参加していた水上（大阪・寝屋川の成田山大阪別院で　写真／アフロ）</figcaption></figure>
<p><span class="strongInContent">「彼は消えないと思いましたよ。なぜなら彼はデビュー当時から、何か“高い”俳優だと思いましたから」</span></p>
<p>芸能事情に詳しいライターがそう語るのは、先日朝ドラ『ブギウギ』（NHK）で非業の死を遂げた愛助こと、俳優の水上恒司（24）だ。</p>
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<p>知っている人も多いと思うが、水上は以前は「岡田健史」の名前で大活躍していた若手イケメン俳優。しかし所属事務所との関係がこじれ、’22年８月に退所したのを機に、本名の水上恒司に戻したという経緯がある。現在は、クリエイターのマネジメントをおこなう会社と業務提携し、フリーランスに近い状態で活動している。</p>
<p>昨今は、芸能事務所が退所した俳優の活躍を阻むことには厳しい視線が注がれるようになった。とはいえ、事務所のバックアップにより多くのチャンスをもらっている俳優は少なくない。その後ろ盾を失えば失速することも多いが、業界関係者たちからはこぞって、「水上が消えることはないと思った」という声が上がってくるのだ。一体どういうことか？</p>
<p><span class="strongInContent">「正直デビュー当初の水上さんは、生真面目過ぎる性格もあって逆に心配なものも感じました。インタビューでも、あまりに演技にしか関心がない話しぶりだったので、『遊んだり、他のことがしたくならないんですか？』と聞いたところ、『演技が上手くなること以外、したいことって何があるんですか？』と返されて戸惑ったほど。</span></p>
<p><span class="strongInContent">それだけに初期の頃は演技に硬さもあり、やや役を選ぶ印象もありました。それでも、絶対に売れるとは思った。なぜなら、何か高級感があったから。これはもう理屈ではないんですよね。一目見た瞬間から感じるものなんです」（前出のライター）</span></p>
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<p>実際、水上は事務所退所後、消えるどころか、今まで以上の注目を集めている。というのも朝ドラで、水上演じる主人公の恋人・愛助が亡くなると、SNS上は嘆きの嵐に。<span class="strongInContent">《あいすけえぇぇぇぇ》</span>、<span class="strongInContent">《涙が止まらない》</span>などと、愛助ロスの叫びが溢れ返っている状態だ。</p>
<p>さらに取材を続けていると、面白いことが見えてきた。この“何か高い”という表現は、別の人気俳優にも使われていたのだ。</p>
<div data-friday-nextpage-lead="水上の「高い感じ」を説明すると……"></div>
<p><span class="strongInContent">「水上さんと似たような印象を抱いたのは、今や人気実力ともにトップ級となった松坂桃李さんです。彼もデビュー当初は、演技が微妙でした。上手いことは上手いのですが、今ひとつインパクトに欠けていたんです。</span></p>
<p><span class="strongInContent">当時は佐藤健や岡田将生など、若手イケメン俳優が多数登場した時期。ガツガツしていない印象の松坂さんは、頭一つ抜け出せない印象がありました。それでも松坂桃李はここでは終わらないだろう、という確信のようなものがあった。それは、何だか高い感じがあったからです」（女性誌編集者）</span></p>
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<p>この“高さ”を強いて言葉にして説明するなら、それは一体どのようなものになるのだろう。多くのトレンド分析記事を手がけるライターに聞いてみた。</p>
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<p><span class="strongInContent">「まわりの目や意見に左右されず、自分らしさを貫けるか、ということではないでしょうか。水上さんは頑ななほどに生真面目で、信念を曲げない。それがトラブルにつながってしまうこともあるほどですが、なかなかできないことですから、やはり強みです。</span></p>
<p><span class="strongInContent">反対に松坂さんはおっとりしていて、こう言っては何ですが打てば響くタイプではない。まわりにゆだねたくても、すぐには反応できない感じです。おかげで自分のペースで自分の演技を磨くことができ、今につながっていると思われます。</span></p>
<p><span class="strongInContent">もちろん周囲の求めるものに上手に左右されながら、実力を開花させている俳優も多数います。ただあえて“高い”理由を分析するなら、そういうことではないかと思いました」</span></p>
<p>水上恒司が今後どんなふうに羽ばたくのか、注目していきたい。</p>
<p>&nbsp;</p>
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<div data-friday-nextpage-lead="前事務所と〝距離をおいていた〟水上恒司"></div>
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<figure id="attachment_357493" aria-describedby="caption-attachment-357493" style="width: 3768px" class="wp-caption alignnone"><a href="#" data-ident_hash="df0af6fe"><img src="https://res.cloudinary.com/fridaydigital/image/private/t_article_image/wpmedia/2024/02/bd0c4b7bd91bcab79a00c5ed533bda6c.jpg" alt=""></a><figcaption id="caption-attachment-357493" class="wp-caption-text">本誌が都内のスーパーで水上を発見したのは’21年３月上旬のことだった</figcaption></figure>
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<figure id="attachment_357495" aria-describedby="caption-attachment-357495" style="width: 2600px" class="wp-caption alignnone"><a href="#" data-ident_hash="4a614414"><img src="https://res.cloudinary.com/fridaydigital/image/private/t_article_image/wpmedia/2024/02/62d2d1963c2b2f0fe317c73f6ff201f9.jpg" alt=""></a><figcaption id="caption-attachment-357495" class="wp-caption-text">駐車場に止めた事務所の送迎車から降りた水上は駐車券を取って１人で買い物へ。買い物を終えたあとは自分で駐車料金を精算して送迎車に乗り込んでいた</figcaption></figure>
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<figure id="attachment_357494" aria-describedby="caption-attachment-357494" style="width: 4094px" class="wp-caption alignnone"><a href="#" data-ident_hash="d3319ebd"><img src="https://res.cloudinary.com/fridaydigital/image/private/t_article_image/wpmedia/2024/02/df8b0a3b4114931cc0331935e0d9ba41.jpg" alt=""></a><figcaption id="caption-attachment-357494" class="wp-caption-text">通常、駐車料金の精算はマネージャーの仕事で、このときの水上の行動は〝不可解〟で、どこかよそよそしい感じがした。これから１ヵ月も経たないうちに水上は事務所への裁判を起こすこととなる</figcaption></figure>
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愛媛県出身。放送局勤務を経てフリーライターに。タレントのインタビュー、流行事象の分析記事を専門としており、連ドラ、話題の邦画のチェックは欠かさない。雑誌業界では有名な美人ライター

奈々子

足立百合（1枚目）、原一平（2、3枚目）

朝ドラ『ブギウギ』の愛助役でつい先日非業の死を遂げて注目されている水上恒司。彼は、デビュー当初から関係者の間で「なんか高い感じ」が評価されていたという。水上の「高さ」とは一体何なのか？

『ブギウギ』では愛助ロスが…今、あらためて注目される「水上恒司の〝高い感じ〟」の意外な正体

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