虎党に悲報!阪神ファームの新球場がSDGsで「甲子園もジェット風船完全消滅」の危機 | FRIDAYデジタル

虎党に悲報!阪神ファームの新球場がSDGsで「甲子園もジェット風船完全消滅」の危機

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「アレンパ」(アレ+連覇)に向け、沖縄県宜野座村で春季キャンプに励んでいる阪神。昨シーズン、38年ぶりの日本一に輝いた効果で連日、大勢のファンが各地から押し寄せている。その裏であの“名物”が完全消滅の危機にあるという。

’19年までは甲子園に黄色いジェット風船が飛び交っていた
’19年までは甲子園に黄色いジェット風船が飛び交っていた

「’13年12月に出版された『カープファンは日本一!』(南々社刊 井川樹著)によると、プロ野球ファンが初めて球場でジェット風船を飛ばしたのは1978年5月13日、甲子園球場で行われた阪神対広島戦。阪神ファンではなく広島ファンが飛ばしたのだそうです。その後、阪神ファンも飛ばすようになって、今日に至ります」(球団関係者)

40年以上の歴史を持つジェット風船飛ばしだが、実はここ数年、一度も甲子園の空を飛んでいない。

「’20年の新型コロナウイルス感染拡大に伴い、禁止されたのです。エアロゾルという言葉がコロナ禍で広く知られましたからね。ジェット風船飛ばしをよく思っていないファンも少なからずいるので、コロナ禍を機に取りやめる方向に舵を切ったようです」(スポーツ紙阪神担当記者)

阪神と同じくジェット風船飛ばしを禁じていた楽天は、今シーズン開幕戦からポンプで空気を送り込み膨らませる方式のジェット風船であれば許可すると発表した。 西武、広島、ソフトバンクなども、昨季途中、あるいは今季から順次解禁している。そろそろ阪神も……と期待したくなるが、「むしろ逆で、完全廃止の危機です」と言うのは在阪テレビ局スポーツスタッフだ。

「阪神は’25年に西宮市鳴尾浜にある2軍球場と施設を尼崎市の小田南公園に移します。太陽光発電、蓄電池を導入し、廃棄物発電の活用や省エネの徹底による〝脱炭素化〟を実現。ペットボトル、プラスチックカップの回収、リサイクルや雨水、井戸の活用など環境に優しい取り組みを行う〝ゼロカーボンベースボールパーク〟として整備、運営される予定です。

そんなエコな球場を運営するチームが、再生できずにゴミになるジェット風船を大量に飛ばすことを許すわけにはいかない。総工費100億円を投じる〝虎の穴〟を推進する球団親会社の意向には誰も逆らえないのです。

これまで、鳴尾浜球場で行われる2軍戦は無料で観戦できましたが、尼崎移転後は有料に切り替えて、興行として成立させることを目指しています。ゼロカーボンベースボールパークを成功させて、甲子園球場の運営にも活かすことが目標だそうですから、ジェット風船応援の復活は考えにくいですね」

爽快だった“名物”は時代とともに消えることになりそうだ。

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