麻生太郎副総裁などVIPが続々と…日大「超高級ホテルでの豪華パーティ開催」にOBから怒りの声 | FRIDAYデジタル

麻生太郎副総裁などVIPが続々と…日大「超高級ホテルでの豪華パーティ開催」にOBから怒りの声

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日大主催のパーティに出席した麻生氏
日大主催のパーティに出席した麻生氏

東京・虎ノ門にあるホテル「オークラ東京」。帝国ホテルやホテルニューオータニと並んで「御三家」と称される、言わずと知れた高級ホテルだが、中でも「平安の間」は国宝「古今和歌集序」をモチーフとした壁面装飾が施された、豪華絢爛な大宴会場である。

そんな「平安の間」で去る2月6日に、とある祝宴が開かれていた。

「日本大学ゴルフ部の祝賀会です。昨年の全国大学ゴルフ対抗戦男子団体の部の優勝などを祝して、開催されました。昨年11月のダンロップ・フェニックスで史上7人目のアマチュアVを果たした主将の杉浦悠太やOBのプロゴルファーなどが出席しました」(日大関係者)

会費は2万円。約40テーブルが用意され、370人ほどが出席した。出席者は日大関係者やОBプロゴルファーだけではなく、静岡の名門コースの会長など錚々たる面々だった。だが、一番の「VIP」は、ステージ正面の「上座」に座っていた渦中の大物政治家だった。

「自民党副総裁・麻生太郎氏が出席していました。前参院議長・山東昭子氏ら他の政治家も参加していました。麻生氏はゴルフ部監督の和田光司氏と仲が良く、ゴルフ仲間なのです」(同前)

会では岩﨑亜久竜プロのビデオメッセージや、日大吹奏楽研究会の楽隊による生演奏も行われた。最後は日大出身のプロゴルファー10数人が壇上に上がり、校歌斉唱で終了した。

昨年から日大がずっと騒動続きなのはご存じの通りだ。昨年8月に日大アメフト部員が大麻所持などの容疑で逮捕。’22年末に部員から「大麻と思われるものを使用した」などの自己申告や外部からの情報提供があったにもかかわらず、すぐに警察に通報するといった適切な対応を取らなかったことが発覚し、大学当局が批判を浴びた。

その後、昨年10月、11月にも別の部員が逮捕されている。昨年12月にはアメフト部の廃部を決定したが、批判を封じ込めようとばかりに事件に関与していない部員まで「連座制」で処分するやり方は再び波紋を呼んだ。

ある日大元理事はこう語る。

「アメフト部の大麻事件等で、日大自身が経営のあり方を問われ、大きな社会問題になっています。その中で、このような豪華な祝賀会を開催することは、常識的にいかがなものかと思います。和田監督はかつて田中英寿理事長(今年1月に他界)と近い関係にありました。田中理事長の失脚後、和田監督の学内における影響力も低下しました。しかし、昨年主将の杉浦君が優勝したことで、この機会を逃さずに盛大な祝賀会を行ったのでしょう。自分の存在をアピールする場にしたかったのではないでしょうか」

関係者の元に今回の祝宴の招待状が届いたのは昨年12月のことだった。その間、自民党の裏金問題は大きな社会問題となり、能登では大地震も起きた。会の開催自体を踏みとどまるタイミングはいくらでもあったはずだが、そうした判断を下さなかったことが、変わらない日大の体質をよく表している。

祝宴の様子
祝宴の様子
会場には祝花がズラリと並んだ
会場には祝花がズラリと並んだ
会場を後にする山東昭子氏
会場を後にする山東昭子氏

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