<figure id="attachment_360632" aria-describedby="caption-attachment-360632" style="width: 516px" class="wp-caption alignnone"><a href="#" data-ident_hash="ba476ec9"><img src="https://res.cloudinary.com/fridaydigital/image/private/t_article_image/wpmedia/2024/02/5ee52b2e060e1d1001f47d29d22fc5fe.jpg" alt=""></a><figcaption id="caption-attachment-360632" class="wp-caption-text">１月期と４月期、ともに月９初主演の２人</figcaption></figure>
<p>女優の永野芽郁（24）が主演を務めるフジテレビ系月９ドラマ『君が心をくれたから』が苦戦中だ。</p>
<p>同ドラマは、映画『今夜、ロマンス劇場で』（’18年）などで知られる純愛物語の名手・宇山佳佑さんのオリジナル作品。長崎を舞台とした、〝過酷な奇跡〟が引き起こすファンタジー・ラブストーリーだ。平均世帯視聴率は初回が7.2％（ビデオリサーチ調べ、関東地区、以下同）でスタートし、以下は右肩下がり。19日放送の第７話ではこれまでで最低の5.1％にまで落ち込んでしまった。</p>
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<p><span class="strongInContent">「初回の放送、永野さん演じる主人公・雨が、10年ぶりに再会した山田裕貴さん（33）演じる太陽が交通事故で担ぎ込まれた病院に駆けつけた。すると、いきなりそこに現れたのが、斎藤工さん（42）と松本若菜さん（39）が演じる〝過酷な奇跡〟を提示するあの世からの案内人。雨の五感を差し出す代わりに太陽の命を助けるというのです。さすがに、初回から設定がぶっ飛び過ぎていて、この時点で〝離脱〟した視聴者は多かったはずです」（芸能記者）</span></p>
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<p>これまでの月９でのワースト視聴率は、全話平均では昨年10月期に嵐・二宮和也（40）、大沢たかお（55）、中谷美紀（48）がトリプル主演した『ONE DAY～聖夜のから騒ぎ～』の5.3％。１話あたりでのワーストは、篠原涼子（50）が主演した’17年10月期の『民衆の敵～世の中、おかしくないですか！？～』の最終話の4.6％だ。</p>
<p>永野のドラマは平均ではまだ『ONE DAY』を上回っているものの、『民衆の敵』の数字を下回る可能性は十分にあり得る。</p>
<div data-friday-nextpage-lead="ここ数年続く「初主演」"></div>
<p><span class="strongInContent">「ここ数年、月９枠のみならず、フジテレビは連ドラで初主演の役者陣を積極的に起用しています。月９でいえば、シリーズの続編以外で初主演でないのは、’21年４月期『イチケイのカラス』の竹野内豊さん（53）までさかのぼります（’22年７月期『競争の番人』は坂口健太郎（32）と月９主演経験のある杏（37）のW主演）。</span></p>
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<p><span class="strongInContent">’20年以降の作品でフジ・月９初主演のキャストで全話の平均視聴率が一番高かったのは、’22年１月期の菅田将暉さん（31）が主演した、人気コミックを実写化した『ミステリと言う勿れ』で11.1％。同作は劇場版が昨年９月に公開され興行収入48億円を記録するヒット作となりました。</span></p>
<p><span class="strongInContent">同ドラマは当たりましたが、全話平均で２ケタを超えたのは、同作まで。’22年４月期の綾瀬はるかさん（38）が月９初主演した『元彼の遺言状』以後、『ONE DAY』まで７作連続で全話平均１ケタが続いているのです」（同前）</span></p>
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<p>旬の役者が演じる新鮮なドラマが初主演作品のウリなのかもしれないが、けっして効果が出ているとは言えない状況だ。それにもかかわらず、月９の４月期は、これまた月９＆フジの連ドラ初主演となる、女優の広瀬アリス（29）を起用した『366日』の放送を発表している。</p>
<div data-friday-nextpage-lead="４月期も初主演の広瀬アリス"></div>
<p>作品は沖縄出身の男女4人組グループ・HYの代表曲『366日』の世界観に着想を得たオリジナルストーリー。高校時代に実らなかった恋をかなえようと、卒業後から12年後に再び動き出した男女の恋愛を描くというのだが……。</p>
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<p><span class="strongInContent">「妹の広瀬すず（25）でさえまだ月９に主演していない中で、姉のアリスの起用。近年の月９の低迷で、主演を受けてもメリットがないために、断る俳優陣も多いと言われています。その中でもかつての〝ブランド〟から、月９初主演の俳優は比較的受けてくれたのですが…。もはや、月９初主演キャスト路線は限界を迎えていることを、フジの上層部は気づけていないのかもしれません」（放送担当記者）</span></p>
<p>さらに、かつて月９枠で主演ドラマが20％超えを連発していた木村拓哉が主演した昨年４月期の『風間公親－教場０－』でさえ9.8％で２ケタに届かなかったことを考えると、月曜夜９時という時間帯自体が、もはや集客しづらくなっているのかもしれない。</p>
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<p><span class="strongInContent">「例えばここ数年の作品では劇場版も公開された『イチケイのカラス』や、上野樹里（37）主演の『監察医 朝顔』、それ以前のものであれば、キムタク主演の『HERO』、山下智久（38）主演の『コード・ブルー－ドクターヘリ緊急救命－』など過去の人気作の続編を制作する。もしくは昨年７月期に日曜劇場で放送され、潤沢な予算をかけて大ヒットした『VIVANT』のような大作で挑むかの２択ぐらいしか〝月９ブランド〟を死守する術はないのではないでしょうか」（同前）</span></p>
<p>もし『366日』がコケるようなことにでもなれば、さすがにフジの幹部もようやく目が覚めるのだろうか。いずれにせよ、月９は大きな転機を迎えているようだ。</p>
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<p>&nbsp;</p>
<div data-friday-nextpage-lead="月９主演女優たちのロケ現場"></div>
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<figure id="attachment_360638" aria-describedby="caption-attachment-360638" style="width: 1853px" class="wp-caption alignnone"><a href="#" data-ident_hash="742e85a8"><img src="https://res.cloudinary.com/fridaydigital/image/private/t_article_image/wpmedia/2024/02/f80b03138db2ba694902070f51c29f69.jpg" alt=""></a><figcaption id="caption-attachment-360638" class="wp-caption-text">都内で大量の紙袋を抱えてCM撮影をしていた広瀬アリス（’22年４月22日号）</figcaption></figure>
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<figure id="attachment_360634" aria-describedby="caption-attachment-360634" style="width: 1646px" class="wp-caption alignnone"><a href="#" data-ident_hash="8a6fe748"><img src="https://res.cloudinary.com/fridaydigital/image/private/t_article_image/wpmedia/2024/02/22b342678a94c29c8620e2d686fa9f24.jpg" alt=""></a><figcaption id="caption-attachment-360634" class="wp-caption-text">横浜スタジアムの近くで『御手洗家、炎上する 』（Netflix）のロケをしていた永野芽郁（’22年３月25日号）</figcaption></figure>
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<figure id="attachment_360636" aria-describedby="caption-attachment-360636" style="width: 1661px" class="wp-caption alignnone"><a href="#" data-ident_hash="b04e05ed"><img src="https://res.cloudinary.com/fridaydigital/image/private/t_article_image/wpmedia/2024/02/1ba9b61ba5cb07a59f431e5bcdf4bbbc.jpg" alt=""></a><figcaption id="caption-attachment-360636" class="wp-caption-text">『元彼の遺言状』のロケでの綾瀬はるか。意外にもこの作品が月９初主演（’22年４月１・８日号）</figcaption></figure>
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近藤裕介

永野芽郁の月９初主演ドラマ『君が心をくれたから』が苦戦中だ。月９ではここ数年、初主演の俳優を起用したドラマを制作し続けているが、不振が続いている。一大ブランドだった「月９」が迎えた転機とは。

永野芽郁でも苦戦、４月期の広瀬アリスは…？月9ドラマ「初主演キャスト路線」は〝限界〟か

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