カルロス・ゴーン 保釈後初の日曜は妻とデート

「無言外出」のメッセージ

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妻・キャロル氏と帰宅するカルロス・ゴーン被告。二人が’16年にベルサイユ宮殿で開いた披露宴について、仏検察は会社資金の不正使用の疑いで捜査を開始した

保釈2日後の3月8日には「新宿御苑」を家族で散歩、翌9日には都内のホテルで65歳を迎えた自身の誕生日パーティ、さらに10日は妻と腕組みデート――。

108日に及ぶ勾留から解放されて以来、カルロス・ゴーン被告(65)がシャバでの生活を満喫している。

隠れ家となっている都内のマンションから移動する際には、白のベンツを使用することもあるゴーン被告。報道陣の問いかけには一切応じていないが、余裕の「無言外出」を繰り返す背景には、自身が無罪であることへの絶対的な自信があるのかもしれない。元東京地検特捜部検事の郷原信郎弁護士が語る。

「ゴーン被告は金商法違反(有価証券報告書の虚偽記載)と特別背任の容疑で起訴されましたが、少なくとも前者については無罪になる可能性が極めて高い。5年間約50億円の役員報酬を有価証券報告書に記載していなかったという内容ですが、ゴーン被告はこれを実際に懐に入れたわけではなく、退職後にもらう契約をしていただけですし、記載すべき重要事項に当たるとは考えられません」

ゴーン被告の弁護人は、ロス疑惑や薬害エイズ事件などを担当してきた「無罪請負人」の弘中惇一郎弁護士だ。弘中弁護士は3月4日に会見を開き、「無罪になってもおかしくない」と語った。

「保釈を勝ち取った意義はゴーン被告と弁護団にとって本当に大きい。これまで拘置所のアクリル板越しでしかできなかった裁判へ向けた打ち合わせが、いまは対面でできる。ゴーン被告は連日外出し、無罪のための入念な戦略を弁護士と立てているでしょう」(元東京地検特捜部副部長の若狭勝弁護士)

だが、「無言外出」に込めたメッセージは、無罪のアピールだけではない。会長職は解かれたものの、いまだ日産の取締役であるゴーン被告は、3月12日に開かれる取締役会への出席を希望していた。出席は東京地裁により却下されたが、自分を排除した日産幹部に対し、どうしても主張したいことがあったようだ。

「日産社内における権力闘争の内幕を、取締役会で暴露しようとしたのかもしれません。そうなれば、西川廣人社長らが必死になって否定していたクーデター説が覆ることになりますからね。実際、『うちの会社はどうなるんだろう?』と不安がっている日産社員は多い。冗談抜きで、社員は誰しもが、保釈されたゴーン被告の一挙手一投足に注目しています」(日産関係者)

日産を挑発するかのように、外出を繰り返すゴーン被告。余裕の表情を浮かべて都内を闊歩する姿には、「このままでは終わらない」という心中が透けて見える。

白のベンツに乗り込むゴーン被告。保釈の際もスズキの軽自動車を使用するなど、頑なに日産車には乗らない
本誌未掲載カット カルロス・ゴーン 保釈後初の日曜は妻とデート
本誌未掲載カット カルロス・ゴーン 保釈後初の日曜は妻とデート
  • 撮影結束武郎

Photo Gallary4

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