令和ロマン、真空ジェシカ… お笑い界が大注目! 「学生お笑い出身芸人」に集まる「期待と落とし穴」 | FRIDAYデジタル

令和ロマン、真空ジェシカ… お笑い界が大注目! 「学生お笑い出身芸人」に集まる「期待と落とし穴」

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目下、大ブレイク中の令和ロマン
目下、大ブレイク中の令和ロマン

大学お笑いサークル出身の芸人が、今クローズアップされている。’23年の『M-1グランプリ2023』で優勝した令和ロマンは、慶應義塾大学「お笑い道場O-keis」出身の先輩後輩コンビ。お笑い芸人への道といえば、昔はNSCなどの養成所入所や大御所への弟子入りから始まって、舞台経験を積みながらデビューしていくイメージだったが、近年は大学お笑いから一気に頭角を現すケースが増えているようだ。

昨年の『M-1グランプリ』決勝進出者だと、真空ジェシカも青山学院大学と慶應のお笑いサークル出身コンビ。ボケの川北茂澄は令和ロマンのサークルの先輩だ。さらに、早稲田大学のお笑いサークル「お笑い工房LUDO」に所属する現役東大生と早大生のコンビ「ナユタ」が準々決勝に進出し、ベストアマチュア賞を受賞している。

近年よくTVに出ている芸人の中だけでも、マヂカルラブリー・村上、ハナコ・岡部大、にゃんこスター・アンゴラ村長、ラランド、ミルクボーイ、ママタルト、ストレッチーズ…。このようにお笑いサークル出身の人気お笑いコンビは枚挙にいとまがない。大手芸能プロ関係者によると

「近年は芸人の高学歴化が進み、学生芸人をプロへと引き抜きにいくケースも珍しくありません。サークルとはいえ、彼らの研鑽具合は生半可なものではなく、互いにシビアに分析しながら日々ライブやコンテストで腕を磨いています。その結果、若手とは思えないほどの実力を備えて賞レースを勝ち進んでいく人もいて、学生などと侮れなくなっています」

という。

『アメトーーク!』で「大学お笑いサークル芸人」が取り上げられたのが’21年。昨年11月にはタカアンドトシのトーク番組『ジンギス談!』で真空ジェシカが学生お笑い界の知られざる実態を紹介していた。養成所時代のエピソードを話す芸人はこれまでも多かったが、「学生お笑い」という新たなトークテーマも今後は定番になっていきそうだ。

「大学お笑い界の3大大会のひとつである『NOROSHI』も年々規模が拡大してきていて、観覧チケットが1分で完売したこともあります。芸能事務所の関係者の中にも大学お笑いのイベントをチェックしている人間は多いです。新しい“推し”芸人を発掘できる気分になれる場としても、今後ますます注目されていくのではないでしょうか」(前出・大手芸能プロ関係者)

一方で懸念もあるという。

「怖いのはスキャンダルです。令和ロマン、ラランド、真空ジェシカなどに代表される『高学歴お笑いサークル出身芸人』は人気も急上昇している反面、その分アンチの数も増えているでしょう。彼らが仮になにかスキャンダルを起こした場合、普通の芸人よりもバッシングが激しくなる可能性がある。謙虚に振る舞っていればまだいいですが、『怖いもの知らず』なキャラも彼らの強みなので、難しいところだと思います」(同前)

次なるお笑いスターを続々と輩出している大学お笑い界。お笑いサークル出身の放送作家やスタッフも多く業界に入ってきているので、今後更にその活躍が注目されていくのは間違いないが…。

  • PHOTO會田園

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