著書が7万部突破 デヴィ夫人の“意外と知らない”波乱の人生 | FRIDAYデジタル

著書が7万部突破 デヴィ夫人の“意外と知らない”波乱の人生

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2月に発売された、デヴィ夫人の著書『選ばれる女におなりなさい デヴィ夫人の婚活論』。発売前から重版がかかり、その売り上げ部数はなんと7万部超え! デヴィ夫人の婚活論と謳う本作には、夫人の華麗なる恋愛遍歴と波乱の人生が綴られている。“選ばれ続けた女”デヴィ夫人の、知っているようで知らない素顔とは?

『選ばれる女におなりなさい デヴィ夫人の婚活論』著者:デヴィ夫人

日本人でただひとり、海外の国家元首の妻になったデヴィ夫人。日本人離れした美貌と、持ち前の運の強さで大統領の妻の座を手にしたと思われがちだが、その裏側には、決して幸せとは言い難い辛い現実、並大抵ではない苦労と努力があったという。

若かりし頃のデヴィ夫人と華麗なる交遊録はコチラ

今年2月に79歳を迎えたデヴィ夫人が生まれたのは1940年のこと。第二次世界大戦の最中で、日本の経済状況は瀕死の状態。4歳を迎えるころには、B29爆撃機を逃れようと、脚に障害を持つ母と小さな弟を連れ逃げ回った。終戦後、母が父のマントで作ったセーラー服を着て小学校の入学式にいくと、そこにはピンクのドレスを着た女の子が。お金持ちの彼女をよってたかってチヤホヤする先生たちの姿を見て、自分が貧乏であることを思い知ると同時に、貧富の差で人の態度が変わる様を目の当たりにしショックを受けた。中学時代、学力テストはいつもトップクラスだった夫人は、貧しい家庭を支えるべく、高校へは進学せずに、超難関と呼ばれた千代田生命に就職。気の毒そうな目を向ける周囲の大人たちをよそに、夫人は「これで自分の人生を生きられる」そう思ったのだ。

「貧しさは神から与えられたギフトであり、イデオロギーであり、パワーの源なのです」(『選ばれる女におなりなさい デヴィ夫人の婚活論』より 以下同)

その後、外国人客が多く訪れる赤坂の高級サパークラブで働くことで、世界に通用する生きた英語を学び、家族を養うための収入を手にしていた夫人。19歳の誕生日を迎える前、知人から「あなたに紹介したい人がいる」と言われ、ほどなくして来日中のスカルノ大統領と出逢う。大統領との距離が瞬く間に縮まったある日、「インドネシアに遊びに来ませんか?」と書かれたスカルノ大統領からの手紙を受け取り、軽い気持ちで渡航。プロポーズを受けた夫人は、そのまま大統領夫人としてインドネシアで暮らすことに。

「まだ見ぬ扉を開けるかのように、ポジティブな好奇心に従っただけ」

1965年「9・30事件」を機に、インドネシアの情勢は悪化。ちょうどその頃、妊娠が発覚した夫人は、身の安全を守るため出国を余儀なくされ、日本で出産することに。出産後、ほどなくしてスカルノ大統領は失脚。情勢危機のためインドネシアへの入国を拒否された夫人は、娘を連れてフランスに亡命した。それからしばらくして、大統領が体調を崩し危篤状態に。「死んでも構わない」――大統領に会いたい一心で、軍の許可を無視しインドネシアへ強制的に入国し、病院へ直行。その翌朝、大統領は息を引き取った。

インドネシアで財産を没収された夫人は、娘を育てるためフランスに戻り、コンサルの仕事に就いた。英語のみならず、地道にフランス語も勉強していた夫人は、ヨーロッパの華やかな社交界へ招かれ、交流を育み、そして銀行家や公爵をはじめ、数々の男性と恋に落ちる。

「教養は大切です。みなさまご自身の道を切り拓いてくれる武器になりますから」

大統領が亡くなって10年。夫人は再びインドネシアへ戻り、その後、ボストンに留学する娘に会いにアメリカへ渡り、ニューヨークに家を買った。そんな中、パリで行われた、さるプリンセスのパーティーに招待された夫人は、そこで22歳年下のアメリカ人男性と出会う。パリで一流モデルとして活躍する彼との生活は楽しく、それから15年間ともに暮らすことになる。

60歳になったのを機に、年下の彼を連れて40年ぶりに日本に移り住むことに決めた夫人。パリやニューヨークにいた頃に、日本の芸能やマスコミ関係者とコネクションができていたのもあり、さまざまなテレビ番組に出演するように。あっという間に、私たちが今見ているような、バラエティに欠かせない存在となった。

「いつ年を取るのか? それはあなたが挑む気持ちをなくしたときよ」

デヴィ夫人がバラエティで見せる強気な発言や高慢な態度……その裏側には、私たちの想像をはるかに超える苦労と努力があった。今まで知ることのなかった夫人の一面が垣間見られる『選ばれる女におなりなさい デヴィ夫人の婚活論』の後半では、世界中のハイスペック男に“選ばれ続けた女”ならではの婚活論が展開されていて、圧巻だ。

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  • 取材・文大森奈奈

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