1時間で閲覧数2・4億回…鳥山明さん死去が中国SNS・Weiboでトレンド1位「超人気の秘密」 | FRIDAYデジタル

1時間で閲覧数2・4億回…鳥山明さん死去が中国SNS・Weiboでトレンド1位「超人気の秘密」

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’17年に中国・上海で開催された「ドラゴンボール展」
’17年に中国・上海で開催された「ドラゴンボール展」

<ドラゴンボールを集めたら生還してくれるかな>

<突然すぎる…少年だった僕を楽しませてくれてありがとう>

<一つの時代が終わった>

漫画家の鳥山明さん(68)が3月1日に急性硬膜下血腫のため死去した。訃報が海を渡ってまもなく、中国のSNS・Weiboでもトレンド1位となった。「鸟山明去世(鳥山明死去)」のワードが入ったポストが1時間で閲覧数2.4億回を超え、ネット上は悲しみの声で溢れた。

「ランキングに入った検索ワード『鸟山明去世(鳥山明死去)』の後ろに赤の『爆』の字がついていますが、これは単語の検索数が急上昇していることを意味しています。中国本土のニュースでも『爆』がつくことはめったにありません。それくらい衝撃的なニュースだったということです」(中国事情に詳しいライター)

報道から1時間後の検索数ランキング。「鳥山明死去」が検索ランキング1位。関連と思われるワードが3つもランクインしている
報道から1時間後の検索数ランキング。「鳥山明死去」が検索ランキング1位。関連と思われるワードが3つもランクインしている

なぜここまで中国で話題となったのか。

「日本ではあまり知られていませんが、中国人の『ドラゴンボール』愛はとにかくすごい。日本の漫画コンテンツが中国で読めるようになった初期の作品のひとつで、初めて読んだ日本漫画が『ドラゴンボール』という中国人は多いですね。’80年代生まれの人にとっては子供の頃の数少ない娯楽で、かけがえのない思い出です」(同前)

中国人の『ドラゴンボール』ファンが言う。

「小学校の時、授業中に机の下で隠し読みしていたのを思い出します。友だちとコミックスを交換して読んだりしていました。大人になってからも、定期的に読み返しています。どんなに困難な状況でも、仲間と力を合わせたら乗り越えられる。そんな友情パワーを『ドラゴンボール』に教わりました。姪っ子にアニメを見せたら気に入ってくれました」

処理水放出問題で反日感情が高まる一方で、鳥山さんに対しては好意的なコメントが多数寄せられている。

「中国の“四大名著”として知られる『西遊記』をモチーフにしており、キャラクター名も中国料理の名称を多用しています。作者の鳥山さんは親中派として中国人に受け止められており、だからこそ彼の死を心から悼む声が多く寄せられているのです」(前出・中国事情に詳しいライター)

良作は海を越え、政治的な対立をも越えるのだ。

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