『スターウォーズ』世界紀行 フォト・ルポルタージュ
ルーク・スカイウォーカーやハン・ソロが躍動したロケ地を巡る
episode1 惑星タトゥイーン
幼きアナキンが育った奴隷居住区
クサール・ウレド・スルタン:チュニジア

映画の世界の絶景ロケ地
今年、’77年に第1作となる『エピソード4/新たなる希望』が公開されてから実に42年の時を経ての完結となる『スター・ウォーズ』。
「遠い昔、遥か彼方の銀河系」という舞台設定ながら、スター・ウォーズシリーズは、実はCGだけでなく世界中の景勝地をロケ地として使用している。たとえば、3枚目で紹介しているシュケリッグ・ヴィヒル島は、大西洋に浮かぶ絶海の孤島。この険しい岸壁にアイルランドの初期キリスト教徒が密かに暮らしたという修道院が建つ。
宇宙を操る力=フォースの使い手である主人公、ルーク・スカイウォーカー役のマーク・ハミルが「まるでおとぎ話の世界のようだ」と絶賛したほどだ。
今回紹介したロケ地以外にも、『エピソード5/帝国の逆襲』で反乱軍と帝国軍の壮絶なバトルが演じられた、雪と氷に覆われた惑星ホスは、ノルウェーのハルダンゲル氷河での撮影。また、『フォースの覚醒』で主人公レイが育った砂漠の惑星ジャクーは、アラブ首長国連邦のアブダビで撮影されているなど、各地の隠れた絶景が選ばれている。スター・ウォーズシリーズのロケ地を巡るだけで「世界紀行」ができてしまうほどだ。
今回紹介しているロケ地はすべて観光地。中には「スター・ウォーズロケ地ツアー」が組まれているところもあるほどだ。ファンなら一度は訪れてみたい。
episode7.8 惑星オク=トー
年老いたルーク・スカイウォーカーが隠遁生活を送る無人島
シュケリッグ・ヴィヒル島:アイルランド

episode2 惑星ナブー
パドメ・アミダラの故郷でアナキンとの結婚式も撮影
コモ湖のバルビアネッロ邸:イタリア

episode6 衛星エンドア
デス・スターを防衛するシールドが置かれていた最後の戦地
レッドウッド国立及び州立公園:アメリカ

episode3 惑星キャッシーク
チューバッカをはじめとするウーキー族の故郷
桂林:中国

PHOTO:©Alamy Stock Photo/amanaimages、©Mary Evans/amanaimages、©Hartmut Krinitz/laif/amanaimages、©Everett Collection/amanaimages