Number_i ″海外初公演″も……世界進出に立ちはだかる「K-POPとの差」
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平野紫耀・神宮寺勇太・岸優太
米カリフォルニアで開催された世界最大級の野外フェスで大歓声を浴びたが……
デビューからわずか3ヵ月で世界進出を果たした日本人アーティストの音楽は、世界で受け入れられるのか――。
4月15日(日本時間)、米カリフォルニアで開催された野外フェス『コーチェラ・フェスティバル』に参加した『Number_i(ナンバーアイ)』。
元『King & Prince』の平野紫耀(しょう)(27)、神宮寺勇太(26)、岸優太(28)の3人で結成され、今年元旦に鮮烈デビューを飾った。デビュー曲『GOAT』のMVはリリースから3日間で再生回数1000万回を突破し、勢いに乗ったまま今回の″海外初公演″に挑んだ。
日本国内での人気は増していく一方だが、現地での評価はどうだったのか。
「『Number_i』が出演した特別ステージは、アジアにルーツを持った多数のアーティストが出演しました。観客席には、うちわやタオルを掲げた日本人ファンが散見されましたが、現地参加者のリアクションはほぼなし。デビューから日が浅いうえに、海外ではまだ無名なので認知はこれからなのでしょう」(海外セレブライター・さかいもゆる氏)
イマイチ盛り上がりに欠ける海外初公演かと思いきや、大歓声が聞こえる場面もあったというが……。
「3曲目に歌った『GOAT』では、サプライズゲストで韓国ボーイズグループ『GOT7』メンバーのジャクソン・ワン(30)が登場し、会場は大盛り上がり。最後に全員で挨拶しましたが、カタコトの英語で緊張気味だった『Number_i』とは違ってジャクソンは流暢な英語で話していたのも好感度が高い。
また、韓国ガールズグループ『LE SSERAFIM(ルセラフィム』は、今回のフェスで3番目に大きなステージで40分間の単独ライブを実施。観客が入りきらないほどの人気ぶりでした。彼らにとっては初めての海外公演は楽しかった反面、K-POPとの差を痛感したのではないでしょうか」(現地フェス参加者)
『Number_i』が世界で脚光を浴びるにはもう少し時間がかかりそうだ。
『FRIDAY』2024年5月3日号より
- PHOTO:AP/アフロ、ゲッティイメージズ