<figure id="attachment_373983" aria-describedby="caption-attachment-373983" style="width: 5568px" class="wp-caption alignnone"><a href="#" data-ident_hash="394ade3a"><img src="https://res.cloudinary.com/fridaydigital/image/private/t_article_image/wpmedia/2024/05/2aaf106f0a56c7c187736f704329f680.jpeg" alt=""></a><figcaption id="caption-attachment-373983" class="wp-caption-text">STARTO社所属のアイドルグループによるバラエティ番組が消える可能性が高まっている&#8230;&#8230;</figcaption></figure>
<p>『SixTONES』が「高校生クイズ」こと『第44回全国高等学校クイズ選手権』（日本テレビ系）のパーソナリティを務めることが、５月19日に発表された。</p>
<p>ネットでは「結局またジャニーズか」と批判的な声が上がっているうえ、これまで別の事務所のタレントやボーイズグル―プが候補として噂されていた８月の『24時間テレビ　愛は地球を救う』（日本テレビ系）のチャリティパーソナリティも、「また旧ジャニーズのアイドルが起用されるのではないか」とみるメディアもある。だが、</p>
<p><span class="strongInContent">「テレビ局内の空気は確実に変わってきていますよ」</span></p>
<p>と制作会社の中堅スタッフは言う。</p>
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<p><span class="strongInContent">「僕らは各局に出入りしているのですが、先日もフジテレビ局内で『情報番組の中で、“旧ジャニーズ”という言い方をしないように』『STARTO社と言うように徹底してほしい』という“お達し”を受けたばかりです」</span></p>
<p>「STARTO社」とは、旧ジャニーズ事務所所属タレントのマネジメント業務を４月10日より行っている「STARTO ENTERTAINMENT」のことだ。<sup id="cite_ref-9" class="reference"></sup></p>
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<p>それには大きな理由があるという。</p>
<p>現在、性加害問題にかかる補償業務に専念しており、補償後に廃業する予定の<sup id="cite_ref-9" class="reference"></sup>『SMILE-UP.』社は、故ジャニー喜多川氏から性被害を受けた人への補償が間もなく終わりそうだといい、幕引きをしようとしている。</p>
<div data-friday-nextpage-lead="「STARTO社以外の男性タレントを売り出したい」"></div>
<p>しかし、新聞はいまも被害者や被害者家族の“心”に寄り添う取材記事が紙面を割いている。さらに、性加害を行っていたという２人のマネジャーのうち、１人は同社社長の東山紀之氏の担当だったにもかかわらず、氏をはじめ、SMILE社は動こうとしない。</p>
<p>被害者の中には「ジャニー」とか「ジャニーズ」という言葉を見聞きしただけでフラッシュバックを起こす人間もいるという。だから、「旧ジャニーズ事務所」という文言は、テレビ局としてなるべく使いたくないということなのである。</p>
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<p><span class="strongInContent">「TBSの会議では、かつての『クイズ！ヘキサゴン』（フジテレビ系）の『羞恥心』のように、『バラエティ番組でSTARTO社以外の男性タレントを売り出したい』と言われました。そういう売り出し方が上手なフジテレビでは既に『呼び出し先生タナカ』から『小中大』という男性トリオがあります」（放送作家）</span></p>
<p>傍目にも「STARTO社とベッタリ」に見える日本テレビではどうなのだろう。連続ドラマにも、STARTO社のアイドルをもっとも起用しているのだが……。</p>
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<p><span class="strongInContent">「今回の『高校生クイズ』のSixTONESは、メンバーの森本慎太郎くんへのフォローのようなものだと聞いています。４月期のドラマの一つで森本くんが主演している『街並み照らすヤツら』は、本来なら、ムロツヨシさん主演の『たーたん』がオンエアされるはずでした。</span><span class="strongInContent">それが制作中止となり、当然ムロさんは降板。</span></p>
<p><span class="strongInContent">共演するはずだった吉岡里帆さんも困惑した様子をSNSに上げ、日テレのドラマ班が途方に暮れていたところに、『だが、情熱はある』の演技が好評だった森本くんが急なオファーに応じてくれたのです。</span><span class="strongInContent">『高校生クイズ』のエントリーは５月19日から始まりましたから、ドラマと共にPRすることが可能でした。そんな関係で、今回は特別にお願いしたと聞いています」（前出・作家）</span></p>
<p>その流れでSTARTO社の他のタレントたちが“バーター”や”忖度“により、これまで通りに出演するということはないようだ。前出の放送作家が続ける。</p>
<div data-friday-nextpage-lead="「旧ジャニーズタレントはもう使わなくていいから」"></div>
<p><span class="strongInContent">「日テレでは、アミューズとかスターダストなどの大手プロダクションのオーディションに注目しているスタッフがいっぱいいますよ。独自のオーディションを定期的に開催している番組もありますね。『ジャニーズがあんなことになったので旧ジャニーズタレントはもう使わなくていいから』と、ハッキリ会議で説明するプロデューサーもいるぐらいです。我々放送作家も、喋りがうまい、ちょっと“おバカ”な男性タレントを探しているところです」</span></p>
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<p>この流れについて民放バラエティ番組プロデューサーは、次のように説明してくれた。</p>
<p><span class="strongInContent">「STARTO社、TOBE社ともに、旧ジャニーズ事務所のアイドルグループは、アーティスト志向がかなり強くなってきています。今後は、歌番組で起用しても、あえてバラエティ番組やトーク番組で起用する必要はないということです。トーク番組だと、過去の話をしないわけにはいかなくなりますし、視聴者が『ジャニーズ』をどうしても意識してしまう。そのリスクは極力避けたいということです。秋の番組改編では、バラエティ番組から旧ジャニーズタレントがいなくなる局も出てくるかもしれません」</span></p>
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<p>少なくとも、これからは色々な事務所の男性アイドルたちがしのぎを削ることになるのでは……。やっと“正常な形”になるということのようだ。</p>
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結束武郎

旧ジャニーズ事務所所属だったタレントのバラエティ番組での起用を避ける動きが急速に高まってきているという。TBS、フジテレビ、そして日本テレビでも番組制作関係者の間で語られている会話とは...

「STARTO以外のタレントを」…TV局が「旧ジャニーズ」をどんどん使わなくなっているウラ事情

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