「オースティンよ、活躍しすぎないで」バウアー獲得を諦められないDeNAの”複雑なホンネ” | FRIDAYデジタル

「オースティンよ、活躍しすぎないで」バウアー獲得を諦められないDeNAの”複雑なホンネ”

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今季はまだ1本塁打とイマイチ波に乗れていない
今季はまだ1本塁打とイマイチ波に乗れていない

今季が契約最終年のDeNA・オースティン(32)が5月17日、1軍に再昇格、スタメンに復帰した。4月10日の中日戦で右ハムストリングを肉離れ、長期離脱を余儀なくされたが、主砲の牧秀悟(26)を故障離脱で欠くいま、右の長距離打者は貴重な存在だ。

ところがなんと、そんなオースティンを一部球団関係者は「活躍しすぎないでくれ……」と複雑な思いで見守っているという。

「開幕後にウチは元4番の筒香嘉智(32)を獲得。オースティン不在の期間、一塁や外野で起用しました。劇的な一発を何度も放ったことでファンは狂喜乱舞しましたし、グッズの売れ行きも観客動員も爆増。球団としては、この儲けを、昨季10勝を挙げたサイ・ヤング右腕、トレバー・バウアー(33)の獲得に充てたい」(球団関係者)

昨オフ、ポスティングシステムを利用してメジャーに移籍した今永昇太(30)の移籍譲渡金は「本社筋に上納されてほぼ残っていない」(同前)というから、再獲得となれば10億円は下らない巨額契約が必須となるバウアー獲りの資金は自前で用意する必要があるのだ。

再獲得に際し、球団関係者が気にしているのがバウアーの“マイペース”な行動なのだという。

「そこかしこでYouTube撮影をするうえ、態度もデカい。そんなバウアーに対して嫌悪感を抱いていた、といわれているのがオースティンなのです。再びチームメートとなれば、両者はいがみ合いかねない」(同前)

5月28日開幕のセ・パ交流戦では指名打者制が採用されるため、パ・リーグ主催試合では故障持ちのオースティンが指名打者として出場する可能性が高い。

「そこで打ちまくられても困るのです。今季は契約最終年ですから、来季も横浜でプレーするとなれば、高額な契約を結び直さねばならない。そもそも、毎年のように故障して長期離脱するオースティンは年俸に見合った働きができているとは言えない。お払い箱にしたいというのが本音。一方、中4日での先発も喜んで受け入れてくれるバウアーは’98年以来遠ざかっているリーグ優勝にはどうしても不可欠な戦力。もし、オースティンが打撃不振になれば即刻2軍に落とし、そのスキにバウアーを招き入れられる。両者顔を合わさずに済むというわけです」(球団OB)

悲願の優勝には、どちらの戦力の活躍も必要だろう。もしバウアーを獲得できるのなら、なんとか落としどころを見つけたいところだが……。

  • PHOTO共同通信社

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