菊池雄星 バイリンガルな元女子アナの美人妻を連れて高級寿司の夜
3月16日の夜9時過ぎ――。都内にある地下1階の高級寿司店から、外国人の大男たちが次々と出てきた。その中に一組の日本人カップルの姿が。今季からマリナーズに移籍した菊池雄星(27)と、夫人の深津瑠美さんである。
「東京ドームで行われたアスレチックスとの開幕2連戦を前に、雄星が同僚選手と寿司店で親睦会を開いたんです。雄星はマリナーズ入りして日が浅い。メジャーリーガーとの距離を縮め、チームに溶け込むために食事会をセッティングしたと聞いています。
元フリーアナウンサーの瑠美さんは、NHKの海外スポーツ専門番組を担当し英語も堪能。店名が『市郎』だったことから『マリナーズのレジェンドと同じ発音なんです』と話し、場を和(なご)ませたそうです」(メジャー担当記者)
マリナーズの先輩で、元メジャーリーガーの長谷川滋利氏が語る。
「移籍先の選手との親睦を深めるには、食事に行くのが最も効果的でしょう。とくに米国では日本食の人気が高い。私も移籍当初は、時間があればメジャーリーガーと食事に行くようにしていました。アドバイスできるとしたら、大人数で食事するより一対一のほうがいい。相手もゆっくり英語を話してくれますし、よりお互いの距離感が縮まりますから」
寿司で英気を養った菊池は、21日、アスレチックス戦にてメジャーデビューを果たした。今後は、本拠地の特徴が有利に働くという。長谷川氏が続ける。
「マリナーズの本拠地T―モバイル・パークは両翼が広く湿度が高いため、ボールが飛びづらいんです。『入った』と思う打球でも、失速して外野フライになります。球威のある菊池なら、本塁打を気にせず思い切って攻められるでしょう」
メジャーでの活躍が期待される菊池。冒頭の食事会でも、バイリンガルの美人妻のサポートで同僚たちと2時間ほど交友。グラウンドでもグラウンド外でも、準備は万全だ。
- 写真:坂口靖子