秘蔵写真で追悼 内田裕也は「私生活もロックそのもの」
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「裕也さんらしいと感じたのは、’11年頃、韓国でのディナーショーへと向かう機内でのこと。CAから、和食と洋食どちらにするか尋ねられた裕也さんは、『どっちもはダメなの?』と聞いたんです。子供のように純粋で素直な人でした。裕也さんが亡くなって、寂しいです。でも一方で、自分の思うままの人生を歩んだあの人を羨ましくも思います」(40年来の親交がある俳優の白竜氏)
3月17日、ロック歌手の内田裕也氏(享年79)が、肺炎のため亡くなった。
女優・樹木希林氏(享年75)との結婚生活、3度の逮捕歴、都知事選出馬……。波乱万丈な人生を歩んだ内田氏は、私生活もロックそのもの。本誌はそんな彼の姿をたびたび目撃してきた。
’15年8月には、東京・六本木ヒルズで美女とデート。デートにもかかわらず、隣のテーブルの女性からも記念写真を頼まれるというモテっぷりだった。
「ロックはビジネスではない」とのポリシーがあった内田氏には、庶民派な一面もあった。’15年の晩秋、東京駅でタクシー待ちをする内田氏が。周囲は騒然としていたが、内田氏はまったく気にしていない様子だった。さらにその翌年には、都内のとんこつラーメン店にも出現。一般客に混じって顔をほころばせた。
内田氏の死を悼む声が各界から寄せられているのは、それだけ、彼の生き様に共感する人が多いからだろう。稀代のロケンローラーが逝った。合掌。



撮影:結束武郎 足立百合 島 颯太