まったく想定になかったようで…西武・松井稼頭央前監督「休養の背景にあった」人間関係のモンダイ | FRIDAYデジタル

まったく想定になかったようで…西武・松井稼頭央前監督「休養の背景にあった」人間関係のモンダイ

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5月26日、チーム不振のため休養となり、取材に応じる西武・松井監督 PHOTO:共同通信社
5月26日、チーム不振のため休養となり、取材に応じる西武・松井監督 PHOTO:共同通信社

西武は5月26日、松井稼頭央監督(48)が休養し、交流戦から渡辺久信GM(58)が監督代行を兼任すると発表した。「電撃解任」と呼んでもいい判断だっただろう。

「15勝30敗、まだ5月の段階なのに早すぎるといった批判の声もありますが……いやいやむしろ遅すぎた印象ですね」(球団関係者)

それはどういうことなのだろうか。

「2軍監督時代から選手に対してフェアで丁寧な扱いをするといった評価があり、実際にそうなのかもしれませんが、球団からは評判がよくなかったですね。普段から信頼関係が構築できていないというか、特に背広を着た人たちへの敬意みたいなものがあまり見えないという感じがあったようです」(同前)

対選手とそれ以外とで、接する態度が違ったということなのだろうか。

「人事権を握っていたり、そういった人たちと関係が近かったりするのは背広を着ている人たちですが、彼らからの評価が低かったということでしょう。松井監督を男にしようとか、不振のときこそ応援しようとか、そういう声は聞かれず、実質的には孤立無援だったのではないでしょうか」(同前)

残りを託されたのは結局、渡辺GMとなった。

「現場を離れてかなりの時間が経ちますが、他に候補がいませんから、これはもう仕方ない人事でしょう。松井監督を連れてきたという経緯もありますしね。松井監督としては、休養はまったく想定になかったようですが、逆に球団としては松井監督の継続は絶対NGだと渡辺GMに突きつけていた可能性もあるのかもしれませんね」(同前)

西武からはこれまでエースや4番、主力が相次いで流出する事態が続き、もはやお家芸ともされている。

「’18年以降に絞っても、浅村栄斗、炭谷銀仁朗(’24年復帰)、菊池雄星、秋山翔吾、森友哉、山川穂高がいなくなっていますね。今年、戦力が整わなかったり補強した選手が思うように活躍できでいなかったりしたのは松井監督には気の毒だったかもしれませんが」(同前)

「松井支持率」がもう少し高ければ、新たな戦力の投入が考えられたかもしれないし、そもそもの話として休養の宣告はなかったということなのかもしれない。

恨みつらみとまではいかないにしても、人間関係の大切さを物語るエピソードではあるのだろう。

  • PHOTO共同通信社

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