波多野結衣 伝説のAV女優が台湾で「着衣の女神」になるまで

【スペシャルインタビュー】日本のAV界が誇る至宝・波多野結衣が、台湾で人気タレントとして大ブレイクしていた。本誌だけにサクセスストーリーのすべてを語る!!

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波多野 結衣 Yui Hatano 30歳 スペシャルインタビュー

「女体盛」からの出発

「’11年のことです。その頃、私のAV女優としての活動は月イチぐらいで、実家がある京都から、東京に通いで撮影をするみたいな感じでした。そんな時に、東日本大震災が起きました。その直後、台湾のネット上で『波多野結衣が被害にあった』というデマが流れて。そうしたら、事務所に片言の日本語や中国語でマスコミやファンを名乗る方から心配する問い合わせがたくさんあって、大騒ぎになったんですよ。ああ、私って自分が思う以上に、海外で知られているんだなって初めて知りました。それからです。台湾でお仕事をするようになったのは」

こう話すのは人気AV女優の波多野結衣(30)。’08年にデビューし、’14年にはDMM年間女優ランキングで1位になるなど、数々の金字塔を打ち立ててきた、セクシーアイドル界のレジェンドだ。

そんな彼女が台湾で大人気なのはご存じだろうか。それもAV業界だけではなく、大企業のCMや現地の公共放送に出演するなど、「オモテ」のタレントとして。

「一般の人からも注目されるようになったきっかけは、私が映画『レッドクリフ』などに出演している女優のリン・チーリン(林志玲)さんに似ているとネットで話題になったからです。ただ、それもあってかメディアには『闇のリン・チーリン』なんて言われたりもしましたけど(笑)」

初主演の官能映画『沙西米(サシミ)』が公開されたのは、’15年3月のこと。この映画の宣伝用ポスターは露出度が高すぎるとして審査に通らず、屋外の展示が禁止されるほど過激だったという。

「女性の裸体を器に見立てて、マグロなどの刺身を盛り付ける『女体盛り』を見どころにした官能映画です。監督からは、エロスだけじゃなくてアートでもあると熱弁されて(笑)。『女体盛り』自体、日本でもほとんど撮影したことがなかったので、不思議な感覚でしたね」

いつしか、台湾でもカリスマAV女優として注目されるようになった波多野。だが、ずっと順風満帆だったわけではない。向かい風が吹き荒れたこともあった。

’13年に発売された波多野結衣の写真集。台湾全土のコンビニや書店などで販売されていた

AV女優じゃダメなの?

’15年8月、波多野は台北市の交通機関で使用できるICカード「悠遊(ゆうゆう)カード」のイメージガールに起用された。収益はすべて寄付されるチャリティーで、用意された1万5000枚の予約分が4時間余りで完売するすさまじい人気ぶり。しかし、AV女優の波多野がキャンペーンを務めたことに、台湾社会では議論が巻き起こる。「なぜ日本のAV女優を使うのか」など、批判の声が噴出したのだ。

「悲しかったです。私がAV女優だからという理由だけで、善意のチャリティーイベントに貢献できないのか。大好きな台湾の方々に恩返しができないのかと本当に悔しかった。写真は着衣状態のものを使用していましたし、公序良俗に反することはしていませんでしたから」

所詮、自分はAVというウラの世界の女でしかないのか—。悩んだ波多野だったが、’16年にこれまでとはまったく趣が異なる仕事が舞い込む。「清純派」の象徴ともいえるミネラルウォーターのCMだ。波多野を起用した台湾の広告代理店・東櫻創意行銷有限公司の担当者は話す。

「たしかに、ICカード騒動の時のように、『ミネラルウォーターのCMにAV女優が出演するのか』という声も一部ではあった。でもその一方で、台湾人は彼女たちを『性の手ほどきをしてくれる先生』だとも捉えています。だから、CMに出演することに理解が得られたんです」

波多野は、ミネラルウォーターのCMに出演が決まった時の思いをこう話す。

「正直、最初は私でいいのかなとも思ったんですけど、この仕事を頑張ってきてよかったって。私のことを台湾の人が認めてくれたのかなって。ホントに嬉しかったです」

今では、波多野の女優としての活躍の幅はさらに拡がっている。’18年、同じ中国語圏の香港でも映画出演を果たした。「棟篤特工(英語名:Agent Mr.Chan)」というコメディ映画で、劇中にVRで登場する本人役で出演したのだ。

異国の地で、晴れて「着衣のヒロイン」になった波多野。だが、AV女優である過去を葬り去るつもりは、今後もない。

「デビューして10年ですが、私は変わりません。波多野結衣は、波多野結衣のままです。これからも応援してください」

アジアの女神は、はにかみながらそう笑った。

(文中一部敬略称)

‘16年夏、台湾の飲料メーカー「維大利」が販売するミネラルウォーター『ion水離子』のCMに出演した波多野結衣
‘14年には台湾のスマホ向けゲームアプリ『神鬼幻想』のイメージキャラクターを務めた波多野 結衣
‘14年には台湾のスマホ向けゲームアプリ『神鬼幻想』のイメージキャラクターを務めた波多野 結衣

Yui Hatano 30歳
T163 B88 W59 H85
京都府出身。

台湾をはじめとしたアジア圏での人気から”世界のハタノ”という異名を持つ。
今年でデビューから11年になるが、スカパー!アダルト放送大賞では’18年、’19年の2年連続で最多出演女優賞を受賞するなど、現在もAV界の第一線を走り続けている。

最新情報は公式ツイッター:@hatano_yui
インスタグラム:@hatachan524にて

  • 撮影濱﨑慎治

Photo Gallary5

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