見てアガる! インスタ映えも確実! 世界のピンクな絶景5 | FRIDAYデジタル

見てアガる! インスタ映えも確実! 世界のピンクな絶景5

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春を連想させる色といえばピンク。ピンクの桜が咲き誇る様を目にして、新しい季節の訪れを実感する人も多いだろう。ファッション界でも、ここ数シーズンに渡って大きな注目を集めており、今年のアカデミー賞のレッドカーペットでは、濃淡さまざまなトーンのピンクドレスが目を引いた。ファッションだけでなく、今やインテリアやグルメでも大人気のピンク。「映え」効果はもちろんのこと、気持ちを浮き立たせ、脳の活性化にも効きそうな、世界各地のピンクな絶景を探してみた。

オーストラリア ヒリアー湖

まるでストロベリーミルクのような色をした湖は、まさに自然の神秘。周りを深い森林に囲まれているため、この湖を実際に見られるのは空中からのみ(写真:Ardea/アフロ)
まるでストロベリーミルクのような色をした湖は、まさに自然の神秘。周りを深い森林に囲まれているため、この湖を実際に見られるのは空中からのみ(写真:Ardea/アフロ)

青い海と深い緑、白い砂に縁取られた、目を疑うほど色鮮やかなピンクの湖

目にも鮮やかなピンクの湖があるのは、手つかずの広大な大自然が残る西オーストラリア州。この地域に点在するピンクの湖、通称ピンク・レイクの中でも、とくに地名度が高いのが、ルシェルシュ群島で最も大きいミドル島にあるヒリアー湖。なぜこれほどまでに美しいピンク色なのかは諸説あるが、湖の塩分濃度が非常に高く、そこに生息するバクテリアや藻類によるものだという説が有力らしい。ピンクの塩湖としては他にセネガルのレトバ湖も知られている。

ケニア ボゴリア湖のフラミンゴ

フラミンゴの餌となる藍藻類が育つ条件が整っている世界有数の塩湖。ちなみにフラミンゴがピンク色をしているのは、藻に含まれるカロチノイドという赤みがかったオレンジ色の色素が原因なんだとか(写真:Martin Harvey/アフロ)
フラミンゴの餌となる藍藻類が育つ条件が整っている世界有数の塩湖。ちなみにフラミンゴがピンク色をしているのは、藻に含まれるカロチノイドという赤みがかったオレンジ色の色素が原因なんだとか(写真:Martin Harvey/アフロ)

その数なんと100万羽以上! 湖一帯をピンクで覆うフラミンゴの群れ

ピンクのフラミンゴが湖を埋め尽くす絶景を見ることができるのは、ケニアで国立保護区に指定されているボゴリア湖。アフリカ大陸を縦断する大地の裂け目、グレートリフトバレーに位置するこの湖は、多くの温泉が吹き出す強アルカリ塩湖で、フラミンゴの好物である藍藻類が豊富に育つんだそう。もともとは同じケニアのナクル湖が、フラミンゴの一大生息地として知られていたが、気候変動の湖面上昇による餌不足や水質悪化のため、北に約70キロ離れたボゴリア湖や隣国タンザニアの湖などに移動したと考えられている。

メキシコ サン・クリストバルの厩舎

設計を手がけたのはメキシコの名建築家ルイス・バラガン(1902年-1988年)。2004年には彼の自宅とアトリエが、ユネスコの世界遺産に登録されている。厩舎の見学には予約が必須なため、現地のツアーに参加するのが一般的(写真:Artur Images/アフロ)
設計を手がけたのはメキシコの名建築家ルイス・バラガン(1902年-1988年)。2004年には彼の自宅とアトリエが、ユネスコの世界遺産に登録されている。厩舎の見学には予約が必須なため、現地のツアーに参加するのが一般的(写真:Artur Images/アフロ)

乾いた大地と強い陽射しに映えるヴィヴィットなピンクの壁が目印

メキシコを代表する建築家、設計家、都市計画家であるルイス・バラガン。水や光を巧みに取り入れた、カラフルな壁面を特徴とする住宅や庭園が世界的な評価を集めている。1968年にメキシコシティ郊外に建てられたこちらの厩舎は、現在も馬を飼育、管理するための場所として使用されている。バラガンならではの、あまりにも印象的な建築物は、世界に名だたるハイブランドのビジュアルをはじめ、福山雅治さんが出演するキューピーマヨネーズのCMの撮影場所に選ばれたことも。建築好きはもとより、馬好きからも憧れの場所として名が挙がるスポットだ。

台湾 ランタンフェスティバル

海外からの観光客も多数訪れる、年に一度の灯りの祭典。2020年は台中市で2月8日(土)から約2週間の開催が予測されている(写真:河口信雄/アフロ)
海外からの観光客も多数訪れる、年に一度の灯りの祭典。2020年は台中市で2月8日(土)から約2週間の開催が予測されている(写真:河口信雄/アフロ)

きらめくピンクの灯りに魅了される、旧正月シーズンのビッグイベント

ランタンフェスティバルは台湾の観光局が開催する、国を挙げての一大イベント。旧暦1月15日の元宵節にランタンを灯す伝統的な民族行事に由来するこの祭りは、1990年以降、毎年、開催地を変えながら行われている。広い会場には夜空にきらめく色とりどりのランタンが何千個も飾られ、中心にその年のテーマを表す超巨大なメインランタンが展示される様はまさに圧巻。美しく幻想的なランタンの展示以外にも、花火と音楽を使ったショーや、各国の舞踊ステージ、グルメ派にうれしい夜市まで揃う充実ぶりだ。

ピンクリボン月間のライトアップ

世界中の女性たちへのメッセージとして、ピンクにライトアップされたピサの斜塔。このほか過去にはエンパイアステートビルやロンドンアイなどがピンクに染まった年も(写真:ロイター/アフロ)
世界中の女性たちへのメッセージとして、ピンクにライトアップされたピサの斜塔。このほか過去にはエンパイアステートビルやロンドンアイなどがピンクに染まった年も(写真:ロイター/アフロ)

世界の名所がピンクに染まる乳がん啓発のメッセージ

ピンクリボン運動は乳がんの正しい知識を広め、早期発見の推進などを目的とした、世界規模の啓発キャンペーン。さまざまな団体や企業が、この運動を支援し、毎年10月をピンクリボン月間として、早期発見の大切さを広く発信するために、各地のランドマークをピンクにライトアップするイベントが開催されている。日本でも10月1日のピンクリボンデーに合わせ、東京タワーや東京都庁舎、スカイツリー、名古屋城、姫路城、清水寺、神戸ポートタワーなどがピンクにライトアップされる取り組みがおこなわれ話題に。目に美しいだけでなく、こんなメッセージが込められた絶景もまた魅力的。

 

世界に点在するピンクな絶景。目を見張る大自然の美しさや、人間の英知や才能、古くからの伝統が息づくものなど、そのタイプはさまざまなれど、見ているだけで元気が出てくるのは、ピンクが持つ魔力のせいなのかもしれない。

 

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  • 取材・文葛畑祥子

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