「ソフトバンク唯一の死角」他球団が指摘する正捕手・甲斐拓也の衰えと「大物OB」コーチ復帰プラン | FRIDAYデジタル

「ソフトバンク唯一の死角」他球団が指摘する正捕手・甲斐拓也の衰えと「大物OB」コーチ復帰プラン

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12球団最速でシーズン50勝を記録し、20以上の貯金を積み上げて「優勝確率100%」とまで報じられているソフトバンク。しかし、大逆転優勝を狙うパ・リーグ他球団スコアラーの間で、唯一の死角に挙げられる人物がいるという。正捕手として長らく君臨した甲斐拓也(31)だ。

投手を引っ張るリーダーシップは健在
投手を引っ張るリーダーシップは健在

「“甲斐キャノン”の愛称で親しまれているセールスポイントの強肩が、急激に衰えを見せているんです。最盛期は4割超だった盗塁阻止率も今季は2割台で、6球団の正捕手のなかでワースト2位。昨年までなら甲斐から盗塁を決めるのはかなり難しかったのですが、俊足を売りにする選手たちも『今年はイケる!』と話しています」(パリーグ球団スコアラー)

’10年に育成6位で入団後、’13年に支配下登録され、’17年から正捕手に定着した甲斐。2度のリーグ優勝、4度の日本一への貢献や、WBCでの活躍などもあって人気、実力ともに12球団トップ捕手に成り上がり、 今年4月には国内フリーエージェント権の資格取得条件を満たした。昨オフの契約更改では球団から複数年契約を提示されたものの、単年契約を選んでいる。

「捕手はどの球団も補強ポイントに挙げる希少価値が高いポジションですから、移籍も念頭に置いて高額年俸ゲットを目論んでいると思います。ただ、自慢の肩が衰えてしまえば、もともと強打を売りにするタイプではないこともあって市場価値は下がる。

たしかに楽天、西武、阪神など捕手の人材不足に悩まされている球団はありますが、もしFA権を行使したとしても、本人が想定しているような金額での契約は難しいと思います。正直、このままじゃヤバいですよ……」(球団OB)

球団は今オフも複数年契約を提示することが予想されるが、推定年俸2億1000万円は「高すぎる」との声があがりつつあるようだ。

「首脳陣は大卒5年目で昨季、8試合止まりだった若手の海野隆司(26)を育てようとしているが、こちらも打率は1割台と低すぎる。昔は守備力が高ければ捕手もスタメン起用できたが、現代野球では打つことが求められます。ソフトバンクの捕手強化は、喫緊の課題でしょうね」(同前)

リードやブロッキングの指導にサインプレーの確認など、捕手の育成は他のポジションに比べて時間がかかる。そこで、ソフトバンク内ではとある大物球団OBの復帰待望論が浮上しているという。

「球団内では王貞治球団会長(84)付特別アドバイザーを務める城島健司氏(48)です。城島氏は近年、宮崎での春季キャンプで指導に当たっており、球団との関係は良好です。相変わらず今でも趣味の釣りを中心に生活していますが人気、実力を兼ね備えたOBの復帰はファンにとっても喜ばしいことでしょう。ヘッド格で入るのか、2軍監督として若手捕手を育てるのか。さまざまな選択肢があります」(球団関係者)

勝っていればそれでいい……そんな甘い考えではすぐに足をすくわれるほど、新陳代謝が激しいプロ野球の世界。チームが好調なときほど、先を見据えて手を打つことが求められる。

  • PHOTO共同通信社

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