<figure id="attachment_163658" aria-describedby="caption-attachment-163658" style="width: 3000px" class="wp-caption alignnone"><a href="#" data-ident_hash="5bddb378"><img src="https://res.cloudinary.com/fridaydigital/image/private/t_article_image/wpmedia/2021/02/c895fed3b7d19e2df2baa1c2cbb77929.jpg" alt=""></a><figcaption id="caption-attachment-163658" class="wp-caption-text">ジェヨン（左）とダヨンの美人姉妹（画像：AFP／アフロ）</figcaption></figure>
<p><span class="strongInContent">〈第二の人生も応援してください。選手として、ファンの皆様に恥ずかしくないバレーボールをしてきたつもりなので悔いはありません〉</span></p>
<p>７月15日に知人のＳＮＳにこう投稿し引退宣言をしたのは、韓国の元女子バレー代表のイ・ジェヨン（27）だ。ジェヨンは双子姉妹のイ・ダヨンとともに、韓国女子バレー界を牽引した美しき人気選手。〈大勢のファンに愛していただきました〉と感謝の言葉をつづる一方、過去に起きた自身に関する騒動について悔しさをにじませる次のようなコメントもあった。</p>
<p><span class="strongInContent">〈過ちについては謝罪し反省しています。しかし虚偽の情報については訂正されない限りなんの意味もありません。『違うことは違う』という気持ちに変わりはありません〉</span></p>
<p>ジェヨンが反省しつつも「違うことは違う」と考える騒動とは、’21年２月に発覚した壮絶なイジメ疑惑だ。『ＦＲＩＤＡＹデジタル』は同年２月18日に配信した記事で姉妹のトラブルについて詳しく報じている。再録し、韓国スポーツ界を震撼させたスキャンダルを振り返りたい（内容は一部修正しています）ーー。</p>
<h2>〈すまない気持ちはあるのだろうか〉</h2>
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<p><span class="strongInContent">〈女子バレー代表のイ・ダヨンが緊急入院〉</span></p>
<p>’21年２月７日、韓国のテレビ局や新聞が、こう一斉に報じた。イ・ダヨンはジェヨンの双子姉妹で、ともに東京五輪の韓国バレーボール女子代表の主力選手だった。当時所属していた『興国生命ピンクスパイダース』は、「ストレスによる腹痛で入院した」と発表。騒動はスグに収まると思われた。ところが……。</p>
<p><span class="strongInContent">「同じ日、ネット上に姉妹からイジメを受けていたという書き込みがアップされていたんです。中学時代に強烈な暴行を受けていたという、被害者の告発です。ネットには、こう書かれていました。〈（姉妹は）加害者でありながら、私たちにきちんとした謝罪や反省もない。（中略）すまない気持ちはあるのだろうか〉と。ダヨンが感じた『ストレス』とは、この告発によるものだったのでしょう」（韓国紙記者）</span></p>
<p>ジェヨンとダヨンは美人姉妹として人気が高く、テレビのバラエティ番組や起亜自動車などのＣＭにも出演していた。父親は元ハンマー投げの選手で、母親は1988年のソウル五輪バレー代表。親譲りの身体能力で、小学生時代から注目された韓国の有名アスリートだ。人気者のスキャンダルに、騒ぎは大きくなる一方。姉妹への批判が一気に高まった。</p>
<p><span class="strongInContent">「２月10日に所属チームが正式に陳謝。姉妹も事実を認め直筆の謝罪メッセージを公開します。しかし『二人を追放しろ』『許せない』と世論の非難は収まりません。所属チームは姉妹に今後の出場停止を通告し、韓国バレーボール協会が代表選手資格を無期限で剥奪する事態になったんです」（スポーツ紙担当記者）</span></p>
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<div data-friday-nextpage-lead="イジメ疑惑の壮絶な中身"></div>
<p>姉妹によるイジメとは、どんなモノだったのだろうか。内容は壮絶だ。姉妹に起きた騒動に詳しい韓国人ジャーナリストが明かす。</p>
<p><span class="strongInContent">「被害者は一人ではないようです。複数の中学時代のチームメイトが『汚い』『横に来るな』と暴言を吐かれ、ミーティング中には『気合が足りない』と殴打されたとか。寮で同部屋だった選手は消灯後に使い走りを命じられ、拒否するとナイフで脅されたそうです。試合に負けると、こぶしで思い切り頭を殴られた人もいたといわれます。</span></p>
<p><span class="strongInContent">姉妹のイヤがらせは、暴力だけはありません。練習中に緊張感が足りないとみなされると、『罰金』の名目で選手たちからカネを要求。練習後は後輩などを呼び、交代でマッサージをさせていたそうです」</span></p>
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<p>今回の告発が大きな騒動に発展した背景には、韓国ならではの事情がある。</p>
<p><span class="strongInContent">「当時、韓国スポーツ界でトラブルが相次いでいたんです。’20年６月にトライアスロンのＡ選手がチームドクターらからの暴行を苦に自ら命を絶った。ショートトラックのＢ選手やテニスの指導者Ｃ氏は、性的暴行を受けた経験があると公表しています。</span></p>
<p><span class="strongInContent">（当時の）文在寅大統領も姉妹のトラブルを重視。２月16日に『繰り返されるスポーツ界の暴行、暴言、セクハラなどの事件に心を痛めている』と発言しました。イジメは、韓国のスポーツ界で根深い問題なんです」（前出・韓国紙記者）</span></p>
<p>疑惑発覚後、テレビ局は姉妹が出演していた番組のアーカイブを削除する。姉妹は反撃に転じ、イジメを告発した元同級生らを逆提訴すると発表。しかし、さらに国民の反感を買う結果となり一時期は韓国を離れ海外のチームでプレーしていた。</p>
<p>イジメ疑惑により、波乱のアスリート人生を歩むことになったジェヨン。彼女が応援を求める第二の人生にどんな道を選ぶのか、国内外のファンが注目している。</p>
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AFP／アフロ

韓国の人気女性バレーボール選手が引退宣言をした。長文を発表したＳＮＳでは過去に浮上した壮絶なイジメ疑惑をあらためて否定も。韓国スポーツ界を騒然とさせたイジメ疑惑の戦慄の中身とは――。

〈第二の人生も応援して〉…韓国人気バレー姉妹の姉が引退へ「悔いをにじませた壮絶イジメ疑惑」の中身

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