肉食動物の捕食の瞬間 生命が躍動する季節のフォトドキュメント

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【カメレオン】

カメレオン 自身の体長と同等の長さまで伸びる舌で獲物を捕まえる。舌が伸びる速さは時速90㎞だ

弱肉強食が自然界の掟

「アフリカのサバンナに行き、ライオンやヒョウが獲物を食べる瞬間に立ち会える機会は、10日間ほど滞在して1回あればいいほうです。多くの動物は、夜に狩りを行います。昼間の撮影では、チャンスはほとんどありません」

動物写真家の内山晟(あきら)氏が語る。

生物が眠りから覚める春。昆虫も鳥類も哺乳類も、獲物を求め躍動し始める。だが捕食シーンに出くわすチャンスは、少ない。ここで紹介するのは、めったに見られない貴重なショットなのだ。内山氏によると、肉食獣たちも簡単に獲物を捕まえられるワケではないという。

「私の感覚では、狩りの成功率は20〜30%です。昨年10月にケニアへ行った時のこと。若い雌ライオンが茂みにじっと伏せ、近くにいたインパラをうかがっていました。30分ほど伏せていたでしょうか。そこにスイギュウの群れが現れ、ライオンを威嚇し、追い払ってしまったんです。インパラは姿を消して、狩りは失敗に終わりました」

捕食は本能でできるものではなく「学習するものだ」と、内山氏が続ける。

「チーターの母子を発見した時です。母親はトムソンガゼルを殺さずに捕まえ、子どもの前で放す。子どもが追いかけ噛みつくと、母親は再び放して捕まえさせる。こうして刈りを覚えさせるんです」

「捕食の瞬間」とは、生命が最も輝く瞬間なのかもしれない。

【カマキリ】

カマキリ コオロギを捕食。スズメバチなどの大型肉食昆虫やヘビ、カエルなどの小動物を食べることも

【クモ】

クモ 枯れた花と同化し、植物に止まっていた昆虫を捕獲。噛みついて体液をすべて吸い取る

獲物の魚を見事に串ザシ! 【ヤマセミ】

ヤマセミ 水の中に飛び込み魚類や水生昆虫、エビなどを採餌。水中ではゴーグル状の「瞬膜」が出る

【ウツボ】

ウツボ 岩穴などに身を潜め鋭い歯と大きな口で小魚やタコを襲う。毒で相手を麻痺させる種類も

【ワニ】

ワニ 目と鼻だけを水面上に出し獲物に近づく。強力な顎で哺乳類や爬虫類、時には人間を襲う

【ヒョウ】

ヒョウ ガゼルのクビに噛みつき息の根を止める。時速50〜60㎞の速さで走り、草食動物を襲う

【サメ】

サメ アザラシに食らいつく。魚類だけでなくイルカやアシカも好んで食べる

【リクガメ】

リクガメ リクガメはカタツムリやナメクジ、ミミズなどを好む

【カワウソ】

カワウソ 泳ぎが得意で水陸どちらでも捕食ができる。ザリガニや魚を捕まえ骨まで噛み砕き食べる

『捕食動物写真集』(新紀元社)より

Photo Gallary10

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