脳血栓の志賀廣太郎「築49年エレベーターなし」団地での孤老生活
『陸王』(TBS系)や『三匹のおっさんシリーズ』(テレビ東京系)など、人気ドラマに数多く出演。名バイプレーヤーの志賀廣太郎が6日、脳梗塞の疑いのために手術を受けていたという。
所属事務所によれば、
「病院では脳血栓を取る手術をしたのですが、MRIの検査では脳梗塞までは見えていないと。回復する可能性は十分にあるそうです」
と明かす。
6日の朝4時半ころ、連絡が取れないことを心配したスタッフが自宅を訪問。そこで、倒れている志賀を発見し、5時ころに病院へ救急搬送されたという。
「5日に俳優仲間の舞台を観に行く約束をしていたのですが、来なかったので電話してみたのですが出なかった。そこで、6日早朝にスタッフが自宅に行って、彼を見つけたのです。ちょうど、仕事は入っていなかったので、観劇の約束をしていなかったら、8日まで連絡を取ることは無かったと思います。そう思うと、本当に怖かったですね」(同・所属事務所)
今回の手術により、出演しているドラマ『きのう何食べた?』(テレビ東京系)は降板。未収録分は代役を立てるという。
「志賀といえば、18年にも出演が決まっていたNHK大河ドラマ『いだてん』を体調不良で降板。女性週刊誌の取材には、“疲れで……”と話していましたが、激やせぶりから重病説もささやかれていました。今回のことを考えると、このころからどこか体調が思わしくなかったのかもしれませんね」(スポーツ紙記者)
40代で離婚している志賀は現在、独身。神奈川県内にある団地で、独り暮らしをしている。
「ここは70年に建てられた団地で、エレベーターは付いていません。志賀さんのお部屋は50平米ほどの2LDKタイプではないでしょうか。お独りで住まわれるのなら、十分な広さだと思いますよ」(地元の不動産店)
近所の住人にとっても、ここに志賀が住んでいることは有名だそうだ。
「うちの団地は駅からちょっと離れているんで、志賀さんはよくタクシーを迎車して最寄り駅まで出ていましたね。だけど、それ以外は我々と変わらない質素な生活をしていたと思いますよ。誰かを呼んでドンチャン騒ぎをすることも無いし、会えばあのいい声で気さくに挨拶してくれました。ここはお年寄りの独り暮らしが多いんだけど、こういうニュースを聞くと他人事のように思えないよ。何とか元気になって、戻ってきてもらいたいね」(同じ団地に住む年配男性)
独特の雰囲気で、今や映画やドラマに欠かせない存在になった志賀。その復帰が待ち遠しい――。
志賀廣太郎
48年8月31日生まれ、兵庫県出身。71年に桐朋学園大学短期大学部専攻科演劇専攻を卒業。78年より母校の演劇科で非常勤講師を務める。40代後半から映画界などから注目を集めるようになる
- 写真:時事