渡辺直美が最後の砦?“デブキャラ”タレントが絶滅危惧種になる日

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ハンバーガーショップで買い物をする渡辺直美(14年)

「まるで宝石箱やぁー」

という食レポで知られた彦摩呂が、自身のブログを更新。ダイエットして体重が20kg減少したことを報告した。

芸能界には、“オネエキャラ”“インテリキャラ”などのタレント枠があり“デブキャラ”もその一つだ。お笑いでも、ドラマでも、バラエティーでも必要とされ、癒し効果抜群の彼らは愛されてやまない人気者だ。

特に食事のシーンなどでは、彼らが食するものはどれもこれもおいしく見えてしまう。“石ちゃん”こと石塚英彦や彦摩呂は一躍人気者となったことから、食レポにはうってつけだということがよくわかる。

優しそうで、平和そうで、のんびりとして、楽しく生きていそうに見える彼らだが、ほかのタレントにはない大きなリスクを抱えている。

それは健康面に関する問題だ。

かつて“デブキャラ”筆頭に挙げられていた松村邦洋は、09年に開催された『東京マラソン』に出場した際、急性心筋梗塞を起こして倒れ緊急搬送されている。一時は心肺停止となり、かなり危険な状態だった。お笑いグループ『安田大サーカス』のHIROは元々力士ではあったが、お笑い芸人となった後も、その体型を活かして笑いをとるため体重130キロ台をキープしていた。彼も17年の6月、脳出血の疑いで緊急搬送されている。

松村、石塚、伊集院光と並び芸能界の“デブタレ四天王”の一人、内山信二は、出演したテレビ番組で健康診断を受けた際、糖尿病予備軍に入っていて、余命6年と宣告されたことがある。

そして前出の彦摩呂だ。彼も出演した番組内で、余命3年と宣告された。

「なんでも心臓の周りに脂肪がべったりと付着しており、心臓そのものの動きが制限されていると、医師から診断されたようです」(スポーツ紙記者)

“デブキャラ”は常に大きな爆弾を抱えているようなのだ。

直接的な死因ではなかったが肥満が遠因とされたのは、’14年に亡くなった中島啓江さんだ。

彼女はピーク時には体重が170キロを超えていたとか。肥満により肺と心臓が圧迫され、酸素がうまく取り込めていないと医師に指摘されていたようです。体調が悪くなって入院したときは血中酸素濃度が低く、酸素吸入をしなければならない状態でした」(前出・スポーツ紙記者)

肥満が様々な生活習慣病の原因となっていると叫ばれて久しい。だから肥満体型の人は健康のためダイエットに励むのだが、芸能界の“デブキャラ”にとって、痩せることは、別な意味で“死活問題”となる。

当たり前だが“デブキャラ”は痩せてしまったら、もはやその価値はなくなる。仕事だって来なくなる可能性もある。だから売れっ子の“デブキャラ”タレントは、健康を考えたらダイエットしたいのだが、できない状況だった。

なかには、石塚や伊集院のように、病気にならないように節制したり、肥えすぎた場合は時折りダイエットしたりして、そうやって体型を維持している人もいたが、それはごく少数の人たちだ。

しかし最近は“デブキャラ”を取り巻く環境が大きく変わりつつあるというのはキー局プロデユーサー。

「すでに“デブキャラ”は飽和状態と言われていましたが、それに加えて、“デブキャラ”そのものの需要が減っているんです。内容や脚本にもよりますが、映画やドラマで、どうしても太った人が必要とされることも少なくなりましたしね」

これは昨今の健康志向が影響しているという。

「太っている人が必ずしも不健康とは言えませんが、太りすぎはよくないと感じている人は多いです。またテレビを見る人が彼らに対して“不摂生”のイメージ持ってしまいがちで、拒否反応を示す人も増えました。昔からそうではありましたが、最近は特に健康的でさわやかな人が好まれるようになりました」(前出・キー局プロデューサー)

白いポルシェの運転席で電子タバコを吸う渡辺(18年)

“デブキャラ”といえば、お笑い芸人にも多くみられるが、彼らにもダイエットの波が寄せてきているようだ。

先日、数か月で50キロ近い減量に成功したガリガリガリクソンやSNSでダイエット継続中をアピールしている『安田大サーカス』のクロちゃんらが話題となっている。

お笑い芸人にとっては体型も“芸”の一種であるのかもしれない。昔から、体型で笑いを取ろうと芸人はいた。だがいまはパワハラ、セクハラ、モラハラなどハラスメントが叫ばれる時代だ。体型や造形を笑うことが許されないのは当然のことだが、視聴者の多くがそんな“笑い”を受け入れなくなっているのも事実だ。

体型で笑いを取る必要もないとなれば、様々なリスク、デメリットを考えたら痩せたほうが得だろう。いまや芸能界には体重100キロを超す芸能人が有名、無名を含めて100人以上いる。しかし、キャラを維持するよりも、健康が一番と考え始めていてダイエットする人が増えてきた。

“デブキャラ”苦難の時代がやってきた。まさか芸能界から“デブキャラ”が絶滅することはないと思うが、マツコ・デラックスと渡辺直美には“最後の砦”になってもらいたいものだ。

  • 佐々木博之

    芸能ジャーナリスト。宮城県仙台市出身。31歳の時にFRIDAYの取材記者になる。FRIDAY時代には数々のスクープを報じ、その後も週刊誌を中心に活躍。最近は、コメンテーターとしてもテレビやラジオに出演中

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