大阪W選「維新圧勝」で橋下徹「政界復帰」の本気度

今夏に噂される衆参W選挙のキーマンとなるか

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日本維新の会を結成し、中央政界に乗り込んできた当時の橋下徹氏(2013年)。再び永田町に立つ日が来るのか

「今は第一幕。第二幕は公明党を壊滅させるまでやる」

「朝日新聞の論説委員はアンポンタン」

4月7日に投開票された大阪府知事・市長のW選挙は、「都構想」を掲げる大阪維新の会が知事選、市長選ともに圧勝した。その翌朝にテレビ出演し、冒頭のように気炎と暴言を吐きまくったのが、橋下徹・元大阪市長(49)である。

橋下氏は今回、表立った行動は一切しなかった。本人も「僕の影がちらつかなかったことが勝因」と謙遜して見せたが、一方では冒頭のように、都構想に反対する公明党や、選挙結果をクサした朝日新聞をメッタ斬り。「ゲームメーカー」が誰なのか、自らアピールする形になった。

今のところ橋下氏は、政界復帰を完全否定している。だが、政権与党の一角を「潰す」とまで豪語する男が、このまま市井(しせい)の論客で終わる道を選ぶだろうか。ジャーナリストの鈴木哲夫氏はこう語る。

「今回の選挙で、橋下氏本人も言っていたように維新を再建する役割は終わった。では次に何をするか。何らかの形で政治に関与したい、政治家へ復帰したいという気持ちはあるはず。ただし橋下氏の場合、今さら一国会議員になっても意味がない。衆参議員700分の1になることは望んでいないでしょう。政権を動かせるような立場であれば、復帰の可能性はあると思います」 

永田町では、今夏に安倍晋三首相が衆参W選挙を仕掛ける可能性が取りざたされているが、「ヒラ議員」にしかなれない選挙で、橋下氏が政界復帰することは考えにくい。だが、維新旋風を目の当たりにした永田町の与野党関係者はその勢いに動揺しており、さっそく橋下氏への「懐柔策」も検討されているという。

「官邸も維新があそこまで勝つとは思っておらず驚いています。橋下氏に対しては、現在、世耕弘成経産相が兼任している2025年大阪万博の担当相を明け渡すという話も出ています」(官邸関係者)

末席の大臣ポストに橋下氏が釣られるかはともかく、安倍政権の終わりが見えてきた中、橋下氏への注目度と警戒感が増していくことは間違いない。

「自民党は世代交代ができていませんが、小泉進次郎氏などが次期リーダーになれば、橋下氏の存在は霞(かす)んでしまう。それらを見越し、政局を見て動くタイミングを探っている。これまでの橋下氏の論理で言えば、出るとなれば総理を目指すでしょう」(鈴木氏) 

嵐はやはり、西からやってくる。

『FRIDAY』2019年4月26日号より

  • 撮影鬼怒川毅

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