根尾、藤原、吉田「ルーキー当たり年」”本当の”新人王候補

二軍スタートからの巻き返しも

  • Facebook シェアボタン
  • Twitter シェアボタン
  • LINE シェアボタン
  • はてなブックマーク シェアボタン
ロッテの高卒新人として54年ぶりに開幕スタメンを摑み、初ヒットも記録。非凡なところを見せつけた藤原恭大

テレビ局野球担当記者C カープの小園海斗(こぞのかいと)(18)や千葉ロッテの藤原恭大(きょうた)(18)ら高卒ルーキーがオープン戦で結果を残し、開幕一軍を果たすなど、今季は新人の当たり年です。

スポーツ誌デスク ロッテは他球団と比べて営業部の影響力が強い。藤原の開幕戦スタメンは、そこらへんも関係しているけどね。

ベテラン記者A 器用さとセンスで何となく対応できてしまうのが藤原の長所であり、短所です。オープン戦で使ってみたら、ボチボチ結果を残した。二軍に落とす理由もないし、営業的にもプラスになるので、開幕してからも何となく使い続けてしまった――というのが、正直なところでしょう。今後も使い続けていけば、ソコソコ塁に出る技術を手に入れ、なんとなく戦力になっていたはずです。でも、「それじゃマズい」と井口資仁(ただひと)監督(44)は思った。だからこそ、3カード戦った後に二軍降格の決断をしたのでしょう。「いつか4番を打てるかもしれないセンスの持ち主を、小兵にしてしまってはいけない」と。英断だと思います。

C 大阪桐蔭時代の同僚で良きライバルの根尾昂(あきら)(18・中日)はキャンプ中に故障し、二軍スタートとなりました。

A グッズ販売数で根尾はチームトップ(売上金額1位は松坂大輔)でした。一昨年のキャンプでのグッズ売上高は約2000万円でしたが、去年は松坂効果で約5000万円。今年は根尾&松坂で1億円を突破したそうです。ただ、本拠地・ナゴヤドームでの開幕カードの観客動員数は3試合で9万人弱。前年比1万人強のマイナスでした。営業からしたら「根尾か松坂のどっちか一人でもいてくれたらなぁ……」というのがホンネでしょう。GWも売れているのはユニホームが配られる5月3日だけ(笑)。去年は松坂が投げる可能性があったので、GWのチケットはよく売れたんですけどね。

デスク 松坂はまだブルペンにも入っていないし、根尾はウエスタン・リーグのエラー王(7個)と三振王(22個)だから、残念ながら一軍に上げる理由がない。

A 藤原、根尾らと昨年夏の甲子園決勝戦で戦った吉田輝星(こうせい)(18・日本ハム)も時間がかかりそうです。栗山監督は令和に切り替わると同時に昇格させるプランを温めていたようですが……甲子園で活躍してたころの状態には戻っていない。真っ直ぐは140キロ中盤が出ていますが、変化球の質がまだまだ。

夕刊紙記者B 先日、メジャーのスカウトと話す機会があったんだけど、吉田には興味がないって。昨夏、甲子園で投げていたときが吉田のピークで「伸びシロはない」と見ているみたい。顔が似ているだけに、ハンカチ王子みたいなプロ人生を送らなければいいんだけど……。

ヤクルトの「筒香2世」

デスク オープン戦での球団新人最多安打記録を更新した阪神・木浪聖也(24)は開幕後、パッタリ打てなくなったね。

A オープン戦で”打たされていた”だけだったということです。リーグ戦に入ったら攻め方がガラッと変わった。外角が弱いことをオープン戦であぶり出されて、落ちる変化球で打ち取られている。そのうち、打てるコースまで打てなくなってしまったのです。

C 巨人の髙橋優貴(22)は4月4日の阪神戦で初登板初勝利。キレのある真っ直ぐとブレーキの利いたスクリューで阪神打線をキリキリ舞いさせてましたね。

B 宮本ピッチングコーチは「髙橋尚成(ひさのり)以上だ」とベタ褒めしてたけど……阪神打線相手だから喜ぶのはまだ早い(笑)。

デスク ヤクルト期待の星が2年目の村上宗隆(19)。キャンプで宮本慎也ヘッドコーチ(48)がつきっきりで指導していた。まだまだサードの守備は粗いけど、それを補って余りある飛距離の持ち主。今年2月、初選出された侍ジャパンでも飛距離だけなら吉田正尚(25・オリックス)か村上かという感じ。ジャパンの金子誠ヘッドコーチ(43)も「モノが違う。筒香になれる」と舌を巻いていたね。

A めったに人を褒めない宮本ヘッドが惚れ込んでいるんだから、相当な逸材ですよ。ただ、宮本ヘッドは厳しすぎて選手からは総スカン状態。青木宣親(37)が「ああいう人なんだよ。気にするな」ってガス抜きしている状態。だからか、愛弟子の村上はすっかり青木シンパで、自主トレもロスで一緒にやってました。新人の台頭やベンチ裏の攻防もまた、プロ野球の醍醐味ですよね。

髙橋優貴はプロ初登板&初先発で6回1失点と好投し初勝利。巨人の大卒新人としては59年ぶりの快挙
金足農業旋風を巻き起こした吉田輝星は二軍でじっくり育成中。バットをヘシ折るなど速球の球威はプロでも通用
高校時代は二刀流で売った根尾昂だが、プロでは遊撃に専念。木のバットへの適応と守備力向上が直近の課題

『FRIDAY』2019年4月26日号より

Photo Gallary4

share icon記事をシェアする

  • Facebook シェアボタン
  • Twitter シェアボタン
  • LINE シェアボタン
  • はてなブックマーク シェアボタン

Photo Selection

あなたへのおすすめ記事を写真から

関連記事