“奇跡の復活”を遂げる芸能界『次のタイガーウッズ』はコイツだ!

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深夜1時過ぎに、芸人たちとの打ち上げを終え店から出てきた有吉。その求心力の高さが彼の強みだ(18年)

タイガー・ウッズが14年ぶり5度目のマスターズ制覇で完全復活を成し遂げた。

ウッズは22年前、史上最年少の21歳でマスターズ初優勝し、その名を世界にとどろかせた。

が、しかし、09年に不倫スキャンダルが浮上、以後、無期限のツアー欠場を表明した。その後は“うっず病”などと揶揄されたセックス中毒を治療するため、クリニックに入院。17年には鎮静剤を飲んで車を運転し逮捕されるなど、ゴルフとはかけ離れた話題で注目を浴びることとなった。

また、4度に及ぶ腰の手術など、一時期は心身ともにボロボロの状態になったが、見事な復活劇を見せてくれた。

奈落の底に落とされた人間が、そこから這い上がってきて、再びスポットライトを浴びる、そんな人間ドラマは芸能界でもよく見られる光景だ。

芸能人が表舞台から消える原因は様々だ。

多くはスキャンダルだが、中でも、薬物使用や暴行事件を起こして、逮捕され、ペナルティでテレビ出演がなくなる例は数多い。

66年に「柳ケ瀬ブルース」、72年に「さそり座の女」とヒットを飛ばした美川憲一だが、77年と84年に大麻取締法違反で2度の逮捕。それ以降テレビ出演は激減してしまった。スナックや地方のキャバレーでの営業や、温泉で公演するなどドサ回りで食いつないでいたが、80年代終盤に巻き起こった“ものまね”ブームに乗って彼は復活する。

美川のものまねといえば、だれもが思い浮かべるのは、ものまね界のスーパースター・コロッケだ。美川は89年の正月に放送されたものまね番組でコロッケと初共演を果たしたが、これは、今では定番となった、ものまねされた本人が曲の途中でサプライズ登場する「ご本人登場」の第1号であった。これが大きな反響を呼び、美川のカムバックが成功する。その後の活躍は言うまでもない。

美川以降も薬物で逮捕される芸能人は後を絶たないが、彼のような高低差の大きい復活劇を見たことはない。

暴行事件となると、筆頭は86年に起きた、たけしの“フライデー襲撃”事件だろう。この事件でたけしは8か月間の謹慎を余儀なくされた。

横山やすしさんの長男・木村一八が起こした事件も衝撃的だった。

親の七光りに加えて本人の才能も開花、映画やドラマの主演に抜擢され、人気も高まっていた矢先の出来事だった。遊び仲間と飲酒後、タクシー運転手に暴行し、傷害容疑で逮捕された。一八は少年院送致となり、芸能活動は停止。出所後も自粛の姿勢をとった。そして3年後の01年、芸能界に正式復帰している。

暴行事件でも、性犯罪となると、テレビ復帰は不可能に等しいといえるだろう。

最近では 新井浩文が起こした事件は衝撃だったが、小出恵介の未成年飲酒淫行、高畑裕太の事件は記憶に新しい。

06年、『極楽とんぼ』の山本圭壱は未成年の少女に酒を飲まし、みだらな行為をしたとして、被害届を出されている。不起訴にはなったものの、芸能界完全復帰は進んでいない状況だ。

クスリ、暴行ときたら、次は病気か。

いまやハリウッド俳優となった渡辺謙は89年、映画の撮影中に急性骨髄性白血病を発症。再起はおろか生命も危ぶまれたが、約1年の闘病の後、治療を続けながらも俳優業に復帰した。経過は良好で病気は完治したように見えたが、発病から5年後に再発。再治療を行い、翌年、無事復帰を果たした。

最近では堀ちえみが舌がんを患っていることを公表した。手術は無事成功し回復に向かっているという。そのほかにも桑田佳祐、市村正親、河村隆一、三遊亭円楽、宮迫博之など、がんを患い、やむなく活動を休止することになった芸能人も多い。

そして、慰める言葉をかけようもないのは、本当に人気がなくなって、どこからも仕事のオファーが来なくなった人たち。

代表格は、なんといっても元『猿岩石』の有吉弘行だろう。

96年、『進め!電波少年』(日本テレビ系)のヒッチハイク企画で大ブレイク。CDや著書が爆発的に売れたが、ほどなくして人気は急降下し仕事が激減することに。仕事は地方局の番組のみとなり、ほとんどない状態になってしまったという。

「ブレイク時の有吉のギャラは最高で月収2000万だったそうです。売れなくなってからはゼロのときもあったと聞きました」(芸能プロ関係者)

富士山のてっぺんから田沢湖の底まで沈んだようなものか。しかし、そこから奇跡の復活を遂げ、今では超人気司会者となったのだから、簡単にあきらめてはいけないということだ。

だが、スキャンダルや病気、人気低下でもなく、理由がいまいちよくわからないのがヒロミだ。

毒舌キャラで人気を誇っていたヒロミは、’04年に実業家に転身、テレビから姿を消した。大物タレントの逆鱗に触れ、仕事を干されることになったなどという噂も出たが、後に本人はその理由について、

若い時から司会ばかりやっていて、いざ自分の番組が終わった時、(別の番組に)ゲストとしてどうやって出ていいのか分からなかった」

そして、

「レギュラーとかめんどくせぇな、って。疲れちゃって」

と説明している。

だが、10年後に復帰、戻ろうと決めた理由について、出演した番組で語ったところによれば、

俺がなぜ業界に戻ったかっていうと、東京五輪が決まったからなのね。東京五輪が決まったときに俺普通の人だったから、そのとき。いやー、芸能界で何かチケット手に入んねえかなとかさ。それで戻る気になった。戻る気になったというか戻りたいと思った。それまで戻りたいとも思わなかったわけ」

本当なのか? 正直言って、なんだかよくわからない。それでも、現在5本のレギュラー番組を持っているのだから、見事に復活したと言っていいだろう。

 

ドラマチックな芸能人の復活劇。次はだれが見せてくれるのか。

’04年、女性マネージャーに暴行を働き、謹慎を余儀なくされた島田紳助。このときは約2か月でテレビ復帰したが、’11年に暴力団との“黒い交際”が発覚。芸能界引退に追い込まれることになった。

ただ、引退発表直後から彼の復帰を望む声は多く、これまで復帰説もたびたび出ている。

芸能界の“タイガー・ウッズ”は島田紳助かもしれない。

  • 佐々木博之(芸能ジャーナリスト)

    宮城県仙台市出身。31歳の時にFRIDAYの取材記者になる。FRIDAY時代には数々のスクープを報じ、その後も週刊誌を中心に活躍。最近は、コメンテーターとしてもテレビやラジオに出演中

  • PHOT川上孝夫

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