『ブラックホール』の撮影に成功したイケメン日本人研究者の素顔 | FRIDAYデジタル

『ブラックホール』の撮影に成功したイケメン日本人研究者の素顔

天才研究者・本間教授はスイーツが大好きな一面も

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4月10日22時、ブラックホールの写真を発表する本間教授
4月10日22時、ブラックホールの写真を発表する本間教授

「嬉しいにつきる。アインシュタインにもこの写真を見せたかった」

いままで誰も見られなかった「ブラックホール」の写真が、4月10日に世界同時公開された。謎の天体の姿を捉えたのは、世界中から集まった206人の精鋭の天文学者たちだ。その「EHT(イベント・ホライズン・テレスコープ)」プロジェクトでの日本の代表者として演壇に立ったのが、冒頭の発言をした本間希樹(まれき)・国立天文台教授(47・上写真)だ。

じつは本間教授は、天文学界では以前から知られたスーパーエリートだ。東京大学から国立天文台に進み、43歳の若さで国立天文台教授そして水沢VLBI観測所所長に就任。それだけでなく、本間教授はNHKラジオ「子ども科学電話相談」の人気回答者でもあった。会見で「この声は本間先生!」と驚いたファンがツイッターでざわめいたほどだ。

「本間先生がまだ若手研究員だった’01年の頃、インターネット配信された講演会で颯爽とスピーチをしている姿を見てから注目してきました」

と明かすのは、国立天文台公式サイトで連載を持ち、本間教授を10年近く取材している天文ライター・梅本真由美氏だ。

「一言で言うと、非常に人間力に溢れた人です。天文学者というと一般の人は腰が引けてしまいますが、誰に接するときもフレンドリーですし、人当たりがやわらかい。あまりにも優秀なので様々なプロジェクトでひっぱりだこです。研究室に学生もたくさん抱えていますが、本間先生は彼らに論文の書き方をきちっと教え独り立ちさせるため、教え子も皆、目覚ましい業績を挙げています。

本間先生がたくさんメディアに出たり、イベントに出席したりしているのは自分が有名になりたいからではありません。研究を世の中に認知してもらうことが重要だと思っているからです」

じつは甘い物好きで、研究中にスイーツを大量消費するという一面も。

「脳をフル回転させているときには、糖分が大量に必要となります。そのため、本間先生の甘い物の食べっぷりを見て『どれだけ脳を使っているんだろう』というジョークが研究室で流行ったとか」(全国紙科学部記者)

本間教授は’17年4月に出版した著書『巨大ブラックホールの謎』(講談社ブルーバックス)で、〈私たちの長年の夢であった(ブラックホール)観測の実現が、いよいよ秒読みに入りました〉と今回の快挙を予言していた。本間教授に注目が集まる時間はまだまだ続きそうだ。

2017年4月、ハワイにあるジェームズ・クラーク・マクスウェル望遠鏡の観測運用室にてブラックホール観測中の本間教授(左)ら。他メンバーはオランダ人、韓国人、アメリカ人と国際的だ
2017年4月、ハワイにあるジェームズ・クラーク・マクスウェル望遠鏡の観測運用室にてブラックホール観測中の本間教授(左)ら。他メンバーはオランダ人、韓国人、アメリカ人と国際的だ

『FRIDAY』2019年5月3日号より

  • 写真 時事通信(1枚目)、本間希樹氏提供(2枚目)

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