安倍政権「最大の不安」 昭恵夫人の“酔いどれ懇親会”が再開
『喉元過ぎれば熱さを忘れる』のか、森友問題で自粛していた“酒宴”を再開し…
夜もすっかり更けた午後11時。東京・神田の飲食店街にある小洒落た居酒屋から、6人の男女が外に出てきた。この店『UZU』の出口に立ち、去っていく一行に対して女将(おかみ)のように頭を下げているのは、安倍昭恵首相夫人(56)である。
見送られたゲストの一人、フリーライターの鈴木智彦氏がこう語る。
「この日は、私の著書『サカナとヤクザ』を読んで興味を持ったので話を聞きたいということで、昭恵さん側からお誘いをいただきました。著書は暴力団と密漁ビジネスの関係について書いたものですが、昭恵さんは、『日本の水産資源の枯渇問題』について知りたかったようです」
『UZU』は昭恵夫人がオーナーとして経営する店だ。’12年にオープンして以来、ここは彼女が私的な懇親会を開いたり、メディアの政治部記者の溜まり場となったりしていた。だが、’17年~’18年の「森友・加計疑惑」で関与が取り沙汰され、昭恵夫人は一種の”謹慎”状態に。しばらくの間、彼女の「酒豪伝説」は途切れていたが、野党の追及も止み、ほとぼりが冷めたということか、大好きな夜の課外活動を再び始めたようである。
「会場はお店の2階の個室で、安倍首相の故郷・山口県の地酒、獺祭(だっさい)もふるまわれました。参加したのは私と女性編集者、東北の漁業関係者2名と学者さんです。昭恵さんは、『日本の漁業のことがわかっていませんので色々知りたいです。教えてください』とおっしゃり、熱心に我々の話に耳を傾けてくださいました。自然食品の惣菜が多く、料理も美味(おい)しかったです。昭恵さんは自分ではあまり飲まず、一合徳利を持って、私たちにお酒を注(つ)いで回ってくれました」(前出・鈴木氏)
この様子からすると、まだ昭恵夫人も再始動後の「ウォーミングアップ」状態のようだが、かつての酔いどれ奔放ぶりを知る周囲は、「また何かしでかすのではないか」と気を揉(も)んでいるという。
「以前は飲み始めればあっという間にワインを2~3本空けていましたが、最近は我慢して1本でやめるようにしているようです。それでも周りから見れば不安。安倍夫妻は4月22日から欧米歴訪に旅立ちましたが、『夫人を日本に残すと深夜まで飲み歩いてトラブルの種になる』と側近に言われた首相が一緒に連れて行くことにしたのだとか。もっとも昭恵さんの場合、海外に行ったら行ったで時間を持て余し、現地のホテルでずっとお酒を飲んでしまったりもするわけですが……」(官邸スタッフ)
社交的で勉強熱心なのは良いことだが、やり過ぎてまた”悪い仲間”を引き寄せないよう……。

『FRIDAY』2019年5月10・17日号より
撮影:結束武郎