佐々木朗希と加藤豪将、ニッポン野球の逸材は大谷級のポテンシャル

190センチの長身から投げ下ろす大船渡高校の佐々木とメジャーを目指すヤンキース3Aの加藤

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佐々木朗希 190cm。5月6日の高田高校戦に出場。この日は登板せず外野の守備に。手前の野手と比べると背の高さは一目瞭然

「佐々木君の最大の武器は190㎝の身長です。160㎞超の速球を、角度をつけて投げられる。プロでも簡単には打てません」

こう語るのは、ロッテのエースとして通算215勝をあげた村田兆治氏だ。

大船渡高校(岩手県)の佐々木朗希(ろうき)(17)が、長身から投げ下ろす速球で快投を続けている。今季初の公式戦となった、5月3日の岩手県大会地区予選・住田高校戦に先発。4奪三振で、3回無失点に抑えたのだ。ただ4月のU―18日本代表候補合宿中には163㎞を測定した速球が、同日は140㎞止まり。前出の村田氏は「課題は投球フォームにある」と言う。

「長身をいかすには、セットポジションからの投球を止めるべきです。ワインドアップで投げたほうが、長い身体をしならせ全身の力をうまくボールに伝えられます。ワインドアップに慣れれば、プロで200勝するのも夢ではないでしょう」

平均身長180㎝のプロ球界でもズバ抜けて高い佐々木が、ニッポンの未来を担う存在なのは間違いない。

一方、190㎝級の身体でメジャー昇格を狙う日本人スラッガーもいる。ヤンキース傘下3Aで打率.316、7本塁打(5月15日現在)と猛アピールしている、188㎝の加藤豪将(ごうすけ)(24)だ。MLB評論家の福島良一氏が話す。

「体重を増やし、身体を大きくしたのがプラスになっています。力強い打球を飛ばせるようになった。打撃面なら、メジャーでもすぐに通用するでしょう」

’13年にヤンキースへ入団した加藤だが、当初は打率2割前後と低迷。パワー不足を実感し、2時間おきに食事をとる「1日6食トレーニング」を実践している。

「最初はハンバーガーなどのファストフードを食べていましたが、練習中に頻繁に吐いてしまい失敗。結局、筋肉増強に役立つアミノ酸が多く含まれる米を日に6回摂取するようにしたそうです。尊敬するイチローの真似をし、朝食にカレーを食べていたこともあります。おかげで入団当時75㎏前後だった体重は、91㎏まで増量。メジャーリーガーに見劣りしない、高身長でガッチリとした身体を作り上げたのです」(スポーツ紙記者)

二刀流で世界を驚かせた大谷翔平の身長は193㎝。佐々木と加藤の二人は、大谷レベルのポテンシャルを秘めている。これまで体格で見劣りしていた日本人に、パワーで勝負できる新時代のプレイヤーが続々と誕生しているのだ。

加藤豪将 188cm。幼いころからファンだった身長180㎝のイチローと。イチローがヤンキースに在籍していた’13年6月に撮影
大谷翔平 193cm。身長175㎝の吉田輝星(右端)や177㎝の根尾昂(あきら)とともに。今年1月のテレビ朝日ビッグスポーツ賞表彰式で

『FRIDAY』2019年5月24日号より

  • 写真岩波友紀、アフロ、西村尚己/アフロスポーツ

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