「ハリウッド進出」本命の小栗旬を焦らす意外な”ダークホース” | FRIDAYデジタル

「ハリウッド進出」本命の小栗旬を焦らす意外な”ダークホース”

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小栗旬(左)の呼びかけで開催されたイケメン飲み会。成田凌(中)や千葉雄大(右)らと談笑(18年)
小栗旬(左)の呼びかけで開催されたイケメン飲み会。成田凌(中)や千葉雄大(右)らと談笑(18年)

人気俳優の山﨑賢人が主演する映画『キングダム』が、公開日からわずか10日で観客動員100万人を突破。さらに公開後24日で興行収入40億円を超えるメガヒットを記録している。

「この作品は、紀元前中国春秋戦国時代の中国を舞台に、天下の大将軍を夢見る戦災孤児・信(山﨑)と中華統一を目指す若き始皇帝(吉沢亮)の戦いを壮大なスケールで描くエンターテイメント大作。同名の原作が既刊54巻で累計発行部数4000万部を超える人気漫画だけに主役の信を誰が演じるのか、当初注目を集めていました。公開前は不安視する声もありましたが、公開されるや山﨑の鬼気迫る演技に賞賛の声が寄せられています」(映画誌ライター)

戦災孤児に生まれ、ハングリー精神の塊でもある信を演じるにあたり、山﨑は炭水化物を抜き、ブロッコリーと鳥のささみを中心とした食生活を実践した。さらに過酷なトレーニングによって10キロ減量に成功。ギラギラする目力、気迫のこもった山崎のアクションシーンは、本作の大きな見どころでもある。

「特に敵のラスボスとして登場する左慈との対決は圧巻。“現代の忍者”を自任するアクション俳優・坂口拓との格闘シーンでは、『闘っている時、賢人とじゃなく、信と闘っているなと思う瞬間があった』『賢人は信と似ていて、本当に真っ直ぐで剣に迷いがない。鍛えれば本当に半端ない』と坂口が舞台挨拶で絶賛する一幕もありました」(前出・映画誌ライター)

今回、春秋戦国時代の壮大な宮殿を、中国でも屈指の映画村と言われる中国浙江省にある象山影視場で再現。実写不可能と言われた壮大なスケールの中、20日間にも及ぶ中国ロケを経験して、山﨑自身の心境にも大きな変化が訪れているようだ。

「4月26日に放送された番組『アナザースカイII』(日本テレビ系)に出演した際、世界的なレベルの人たちが集まった今回の映画に主演したことについて『国とか関係なく何かを伝えられたら嬉しいな』『(いつかは)海外進出したい』と将来の夢を熱く語っています。今回の大ヒットで、おそらく第二弾も作られるはず。“海外進出”も決して夢ではありません」(番組制作会社プロデューサー)

若手俳優たちから兄貴分のように慕われる小栗。瀬戸康史(右)も駆け付けた
若手俳優たちから兄貴分のように慕われる小栗。瀬戸康史(右)も駆け付けた

俳優の海外進出といえば、20年に全米公開予定の映画『ゴジラVSコング(仮)』でハリウッド進出を図る俳優・小栗旬や、2018年に全米で公開された『パシフィック・リム:アップライジング』に出演した新田真剣佑などが真っ先に思い浮かぶ。

「特に小栗はハリウッドへの思いが強く、出演が決まった際は『ひたすら興奮しています。全力で楽しみたい』と心を躍らせていました。今回の出演をきっかけにハリウッドへの本格進出は間違いなく、“小栗一家でロスに移住か”との見出しも一部女性誌では報じられています」(スポーツ紙デスク)

しかし、海外進出に野心を燃やしているのは、彼らだけではない。小栗旬、新田真剣佑、そして山﨑賢人と、今をトキメク若手俳優の名前が取り沙汰される中、ここに来て俄然注目を集めているのが、俳優・窪田正孝ではあるまいか。

「5月14日から開催される第72回カンヌ国際映画祭の”監督週間”に、なんと窪田正孝主演の映画『初恋』が出品されることが明らかになりました。この作品はアクション映画界の名匠・三池崇史が初めて手掛けたオリジナルラブストーリー。負けるはずのない相手にKO負けしたことがきっかけで、人生の歯車が狂い出すボクサーを窪田が熱演しています」(夕刊紙記者)

窪田の勢いは今年に入って、とどまるところを知らない、と前出・夕刊紙記者は語る。

「現在4月期の月9ドラマ『ラジエーションハウス〜放射線科の診断レポート〜』(フジテレビ系)に主演。5月13日に放送された第6話では、平均視聴率13.2%と高視聴率をマークするなど好調です。今年2月から3月までは舞台『唐版 風の又三郎』に主演、7月には主演映画『東京喰種トーキョーグール【S】』も公開、さらに来年4月スタートするNHKの朝ドラ『エール』にも主演するなど、ここに来て大ブレイク。もし今回の映画が注目を集めたら、日本はもちろんのこと海外からも熱い視線を浴びそうです」

30歳を迎え、大ブレイクする窪田。若い頃の窪田をよく知る番組制作会社プロデューサーは”この日が来ることを確信していていた男がいる”と語る。

「実はデビュー当時の窪田に真っ先に注目したのが、何を隠そう三池崇史監督でした。08年、窪田が本格的に主演を務めたドラマ『ケータイ捜査官7』(テレビ東京系)のオーディションの席で『10年後に窪田を選んだ理由がわかる』と公言して憚りませんでした。この言葉を励みに窪田もこれまで必死に頑張って来た。『10年後に会おう』と言われ10年後に撮影された三池監督の映画、しかも三池監督自身も新境地を切り開くことになった作品がカンヌ国際映画祭に出品され、本人の感動もひとしおなのでは」

本命の小栗旬を追いかけるように、海外進出を宣言する山﨑賢人。さらにカンヌで羽ばたく窪田正孝。来年の今頃、世界の檜舞台でスポットライトを浴びるのは、一体誰なのだろうか―。

  • 島右近

    神奈川県出身。放送作家・映像プロデューサー。バラエティ、報道、スポーツ番組など幅広いジャンルで番組制作に携わる。女子アナ、アイドル、テレビ業界系の書籍も企画出版、多数。ドキュメンタリー番組に携わるうちに歴史に興味を抱き、近年『家康は関ヶ原で死んでいた』(竹書房新書)を上梓

  • PHOTO島颯太

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