特殊詐欺で逮捕 国士舘ラグビー部員・梅山幸彦容疑者の意外な素顔

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梅山容疑者は現在、国士舘大3年。大学の知人は「事件が発覚して初めて彼の犯罪行為を知った」と驚く。写真は本人インスタグラムより

「彼が詐欺事件に関わっていたなんて、信じられないし信じたくもないです。彼は昔から明るいタイプで友達も多くて、事件を起こすような不良でもなかった。幸彦という名前だから、”ゆっちん”というあだ名で呼ばれていました。勉強ができるタイプじゃなかったけど、中学では野球部に入って部活を頑張っていました。先月も、彼を交えて男女6人、友人宅で飲んだばかりなんです。中学時代の思い出話で盛り上がったのを覚えています。その時もゆっちんは詐欺の話なんか出さなかった。ブランド品を身に着けたり、羽振りの良さを感じることもまったくありませんでした。『いま、ラグビーを頑張ってるんだ。楽しいよ』と話していたのに……」(小学生時代からの同級生)

現役の国士舘大ラグビー部員が詐欺未遂で逮捕――。そんな驚きの事件が発覚したのは、5月12日のことだった。

この事件で捕まったのは、梅山幸彦容疑者(20)。東京・日野市内の中学を卒業後、ラグビーの強豪校・明和県央高(群馬)に進学。そこで全国大会にも出場し、現在は国士舘大でプレーをしていた生粋のラガーマンだ。そんな梅山容疑者が手を染めたのは、高齢者を狙った卑劣な詐欺行為だった。

「彼は高齢者に『あなたのカードが誰かに使われている。これから金融庁の職員がお宅までカードを取りに行きます』とウソの電話をかけ、キャッシュカードをだまし取る詐欺グループに所属していました。梅山容疑者の役割はリクルーター。実際に高齢者の自宅に出向いてカードや現金を奪い取ってくる”受け子”をスカウトする立ち位置です。彼はあろうことか、『いいアルバイトがあるけど乗らない?』と自分の幼馴染を受け子に勧誘していたんです。今回、東京・小平市に住む80代の女性が狙われたことで事件が発覚。梅山容疑者の逮捕に至ったというわけです」(全国紙社会部記者)

面識のない不特定多数を狙ったこの事件。「オレオレ詐欺」と同じ「特殊詐欺」に類するが、現役の大学生、しかも体育会の部員が逮捕されたことに問題の根深さがある。犯罪ジャーナリストの小川泰平氏はこう指摘する。

「この手の罪を犯した当事者がよく言うのが、『まったく犯罪意識がない』という言葉。これは特殊詐欺が、”受け子”以外は被害者の顔を見ずに大金をだまし取るシステムだから。犯罪の実感がないんです。梅山容疑者も組織の中でリクルーターとして動いていたので、被害者とは直接相対していない。そのため、どんどん感覚が麻痺(まひ)していったのでしょう。彼のようにモラルの低い人間が増えれば、学生の間にも特殊詐欺が蔓延する可能性は十分にあります」

あまりにも軽率な行動で将来への芽を自ら摘(つ)んでしまった梅山容疑者。もし同部員のなかにも犯罪仲間がいれば――。芋づる式に共犯者が摘発される可能性があるだろう。

今年2月には友人らとともに韓国のテーマパーク「ロッテワールド」でバカンス。写真は本人インスタグラムより

『FRIDAY』2019年5月31日号より

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