「平成30年7月豪雨」 こんな豪雨見たことなかった

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広島県・熊野町 岡山県・真備町 愛媛県・宇和島市ほか

岡山県倉敷市内を流れる小田川が100mにわたり決壊。真備町の約30%が浸水した

「タイヤが半分水没するまで、5分とかかりませんでした。土砂崩れで道路の先が崩落しているのか、車の列は渋滞でまったく動かない。水位はどんどん上がり『これはマズイ』と慌ててUターンしたんですが、振り返ると元いた場所にはアッと言う間に茶色い濁流が流れ込み多くの車が流されていました。背筋が凍りつきました」

こう振り返るのは、広島県・熊野町に住む北田昭紀氏(32)だ。北田氏は広島市内で仕事を終えた妹を車でピックアップした後に、経験したことのないような激しい雨にみまわれたのだ――。

200人以上の死者、行方不明者を出した「平成30年7月豪雨」。7月6日〜8日の72時間の降水量は、岡山県・真備町(まびちょう)など中国・四国地方を中心に22道府県119地点で観測史上最大を更新。川が決壊し土砂崩れが起き、約590万人に避難勧告が出された。

気象予報士の森朗氏が解説する。

「西日本に停滞していた梅雨前線に、台風7号を取り巻いていた大量の湿った空気が流れ込んだため広い地域で大雨が降りました。ただ最近は温暖化の影響か、こうした数十年に一度と言われる大豪雨が頻繁に起きています。今後も台風と前線が重なるような状況では、十分な警戒が必要です」

日本列島は、かつてない激烈な「豪雨期」を迎えたようだ。

真備町で屋根の上にのぼり救助を待つ人々。同町だけでも40人以上の死者が出た

愛媛県宇和島市では大規模な土砂崩れが。9歳の男児とその祖母と母親が犠牲に

7月8日の真備町中心部の様子。一時1000人以上の住民が建物の屋上などに取り残され4600戸の家屋が浸水

広島県・熊野町の土砂崩れ現場から搬送される遺体。同県の犠牲者は50人以上

真備町で浸水した自宅からペットの犬を救出した夫婦。多くの動物も犠牲に

愛媛県西予市では肱(ひじ)川が氾濫。道路が崩落。4人の住民が車ごと流され亡くなった

岐阜県関市。住民は「60年住んでいるが経験したことのない豪雨」と証言

岐阜県関市の惨状。津保川が氾濫し、男性1人が濁流にのまれ車内で亡くなった

愛媛県八幡浜市。7月6日からの48時間で観測史上最大の318㎜の降雨を記録

撮影:川柳まさ裕 河野達郎  写真:共同通信社 時事通信社 ロイター/アフロ

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