”独立悩む”TOKIO長瀬智也を左右する「意外な男」
TOKIOに何が起きているのか――。
『女性セブン』が報じた元メンバー・山口達也の衝撃丸坊主写真の余韻も残るなか、今度は『週刊文春』が「TOKIO 空中分解」の見出しで記事を掲載した。
同誌によれば、昨年5月に山口が未成年アイドルに対する強制わいせつ事件を起こし、ジャニーズ事務所を退所して以来、TOKIOのパワーバランスが崩れ、“解体危機”に陥っているという。
今年でグループ結成25周年となるが、山口の離脱が尾を引き、バンドとしては開店休業状態。節目の年に行ってきた全国ツアーも白紙状態という。こうした状況にキレたのが、ボーカルの長瀬智也だ。
「彼は何とか山口を戻して活動を再開させたいようですが、他メンバーが音楽活動に後ろ向きで、事務所は態度を保留したまま。ソロで歌うことも許されず、フラストレーションは溜まる一方で『もうTOKIOはやってられない』と、事務所に直訴したそうです」(スポーツ紙記者)
もちろん、本気で脱退を考えているわけではないだろうが、今後の方向性が見えない現状に不満を覚えていることだけはたしかだ。
鍵を握る日本テレビ系『ザ!鉄腕!DASH!!』の雲行きも怪しい。かつては平均視聴率20%超を叩き出すこともあった人気番組だが、山口の事件以降、如実に数字が下がってきている。5月19日の放送回も平均13・5%(関東地区、ビデオリサーチ調べ)と、この番組にしては苦戦している。盛者必衰。こうなると、番組打ち切りが騒がれ始めてもおかしくないが…。
「実は番組スタッフからはそういった話は出ていない。その裏にはしたたかな計算も働いていて、ゆくゆくは山口さんが復帰を果たし、鉄腕ダッシュで大団円という絵を想定しているんです。むしろ、モチベーションが低いのはTOKIOメンバーの方。最近の放送回を見ればわかりますが、ネタ枯れと長時間のロケで疲れきっている。勤続疲労を起こしているんです」(日テレ関係者)
ジャニーズ関係者は周囲に「鉄腕ダッシュがある限り、TOKIOの解散はない」と明言していますが、裏を返せば番組が終了すれば、不測の事態も起こりかねない。
そんなモヤモヤする長瀬にとって、救いになりそうなのが元SMAPの木村拓哉だ。

長瀬は2月に放送されたラジオ番組『木村拓哉Flow supported by GYAO!』にゲスト出演。ジャニーズ事務所に入ることを「入所」と呼ぶ風潮について、木村が「ちょっとプリズンみたいな感じがする」と指摘し、長瀬が「まぁ、プリズンみたいなもんじゃないですか(笑)」と呼応するなど、息の合ったやりとりを披露した。
TOKIOファンからは「あんなに楽しそうに話す長瀬君は久しぶりでしたよ」との声も…。
「2人はプライベートでも仲が良く、過去には民放キー局幹部との会食に木村さんが長瀬さんを連れて来たり、18年には木村夫妻が参加したパーティーに、長瀬も来ているところが目撃されていましたね。長瀬さんが木村さんのことを”アニキ”と慕っているんですよ」(テレビ関係者)
共通の趣味はバイク。長瀬は有名ブランド「ハーレーダビッドソン」のヴィンテージバイクを何台も所有するマニア。一方の木村は昨春に大型二輪免許を取得し、新車価格130万円以上のハーレー「スポーツスターアイアン1200」を購入。今年の元旦に放送された『さんタク』(フジテレビ)で、明石家さんまを後部座席に乗せドライブを楽しんだ。
「木村さんが大型免許を取得したのは、長瀬さんと一緒にツーリングを楽しむためという部分もあると思います。2人はLINEでバイク愛を語ったり、カスタムの相談をしているとか。長瀬さんが仕事の悩みを相談し、木村さんがアドバイスを送ることがあってもおかしくありません」(スポーツ紙記者)
TOKIOの命運を握るのは、“頼れるアニキ”なのかもしれない―。
PHOTO:西原 秀(長瀬)