セネガル戦で日本代表を襲うストライカーの「爆発的ドリブル」
セネガル・マネ選手 直撃取材で仕上がり具合をチェック!
|スポーツ
決勝トーナメント進出に向け、大きく前進した日本に立ちはだかるのが、FIFAランク27位の強豪・セネガル。なかでも厄介なのがエースストライカーのサディオ・マネ(26・リヴァプール)だ。
爆発的なスピードのドリブルを武器に、プレミアリーグで10得点。チャンピオンズリーグでもゴールラッシュを見せ、決勝のR・マドリード戦では同点弾を放つなど、最後まで王者を苦しめた。
そんな猛獣の仕上がり具合をチェックすべく、本誌特派記者がセネガルのW杯直前合宿の地・クロアチアに飛ぶと即、FWのケイタ・バルデ・ディアオ(23・ASモナコ)に「勝手に撮るな!」とプレスをかけられた。そこへマネが登場。
「W杯に簡単な試合なんてない。みんな厳しい予選を勝ち抜いてきたチームばかりだからね。とくにグループHはどのチームにもチャンスがある。日本はカガワにヨシダ、オカザキら欧州でプレーしている選手がたくさんいるいいチームだが、勝つために全力を尽くすよ。セネガルは’02年の日韓W杯で初出場し、ベスト8に進出した。今回もそうなればいい」
静かに燃えるマネ。逆に怖いぞ……。
「マネはスピードに優れ、パワフルで身体能力が高いうえにテクニシャンでもある。止めるのは容易ではない。裏を取ったり、少ないボールタッチで速いテンポでプレーするなど、日本が自分たちの戦い方に持ち込めば、チャンスはある」(『ラジオ・セネガル』バシル・シラー記者)
マネを止められれば勝機はある!
撮影・文:栗原正夫(スポーツライター)