湘南乃風 SHOCK EYEが明かす「ポジティブに生きる秘訣」

人気ミュージシャンはなぜ「歩くパワースポット」と呼ばれるようになったのか

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「湘南乃風のSHOCK EYEをスマホの待ち受けにするといいことが起こる」。まことしやかに語られる都市伝説のような話だが、実際にSHOCK EYEさんの元には「いいこと」が起きたという知らせが毎日のように届いている。人気占い師・ゲッターズ飯田氏からは「いままで占ってきたなかで1番か2番に運が強い」と言われた。そんなSHOCK EYEさんが4月に、著書『歩くパワースポットと呼ばれた僕の大切にしている小さな習慣』を上梓した。そこで語られているのは、ただ運気をアップさせるということでなく、これまで乗り越えてきた苦難の数々だ。今回は、SHOCK EYEさんが気をつけている習慣、そして、人生への向き合い方について語ってもらった。

まずは形から入ることが大事

「最初は友達との間だけのネタでしたが、いつしか僕がまったく知らない人も待ち受けにしているという話が耳に入って来たんです。『パワースポットだ』と言われても最初は理解できなかったですよ。僕は、自分でリアリストだと思っていますし、頭が固く説明できない、あるいは理解できないことがあると前に進めないタチなんです。でも、ある時、気づいたんです。待ち受けっていうのは、音楽が誰かの背中を押すことと同じだな、と。なので、話を信じて待ち受けにしてくれた人たちをがっかりさせたくないと思うと同時に、パワースポットという言葉に負けない自分になろう、と思ったんです」

こう話すのは、人気レゲエHIP HOPグループ湘南乃風のSHOCK EYEさん。Twitterを覗けば、彼の写真を待ち受けにして「いいことが起きた!」という報告がズラっと並んでいる。

「パワースポット、ということを意識するようになって、行動を改めようと思ったんですが、何から始めたらいいのかわかりません。だから、まずは形から入ろうと、神社にお参りに行くようにしました。頻繁に通っていると、お願いごとばかりをするのもどうかと感じ、感謝を報告するようになりました。自宅に神棚を作ったことも大きかったですね。目覚めると、神棚の水と塩を替え、朝を迎えられたことに感謝をします。そして寝る前も1日の無事を感謝します。今までにはなかったことですね。こうやって感謝が習慣化していくなかで、物事がいろいろと変わっていったんです」

ポジティブな考えは言葉の使い方から

神社に行くことをきっかけに、さまざまなことを改めていったというSHOCK EYEさん。著書には真似できる習慣が多数紹介されているが、変えていった習慣が日常に自然なかたちで溶け込むにつれて、以前なら心に忍び寄ってきたネガティブさが影を潜めていったという。

「感謝が習慣化し、感謝の言葉をつぶやくようになったからでしょうか。言葉って太古から人類に脈脈と受け継がれてきたもので、その過程では、きっといろんな言葉が淘汰されていったんだろうと思うんです。

たとえば時空を超えてきた言葉には、『よい言葉』と『悪い言葉』があります。『よい言葉』は、人をポジティブにし、幸せにする力があります。『よい言葉』は良薬のようなものだから、自分の心にも効くんです。一方の『悪い言葉』は、よりすぐりの悪の精鋭たちが生き残ってきたものです。だから、一発で相手を落とし、打ちのめし、立てなくするほどの力を持っています。強力な毒薬だから、相手だけでなく、自分の心にもダメージが残るんです。

よく言われる『言霊』ということなのかもしれないですね。音楽に出会う前は、そんなものあるわけがないと思っていました。でも、音楽をやっていると『言葉に宿るもの』を確かに感じますね」

「よい言葉」と「悪い言葉」のどちらの言葉を選ぶか。そんな選択ひとつでマインドが変わっていくとSHOCK EYEさんは続ける。

「体に不可欠な成分として塩がありますよね。塩分は人の命にもなるし、取り過ぎると体の毒にもなります。体には当然、薄味がいいんですが、慣れるまではパンチ力もなく、物足りないし、おいしくありません。

一方では、塩分たっぷりのジャンクフードもあります。体には悪いとわかっていても人はジャンクなものに群がっていきます。言葉も同じですね。悪い言葉に引かれ、興味を持ち、使いたがる人は少なくないでしょ。でも、薄味のものを食べ続けていたら、体はもうジャンクなものを受け付けなくなるんです。

つまり、ネガティブで貧困な発想が消えていくんです。だから、最初のうちは、強制的にポジティブな言葉に置き換える習慣をつけるといいのかもしれません。ドリルをするようにね」

損得勘定せずに夢中で取り組め

ライブでは常に人を勇気づけ、背中を押し、応援しているSHOCK EYEさん。今回の著書では自分の弱みもさらけ出している。「自信がない」という心のノイズだ。

「自信がないことを『悪』だと悩んでいる人は多いと思うんです。でも、その弱点が僕の武器になっています。今、振り返ってみれば、子供の頃から、自分に自信がなく、もがいてきました。自分でその事実を受け入れたくないから、それを打ち消そうと問題と向き合い、とにかく行動して、前に進んできました。しかし、『自信がない』という心のノイズは今でも決して消えはしません。だから、今も変わらず、前を向いて進んでいます。遊びでも仕事でも子育てでもなんでもいいのですが、夢中になってやっていると『不安』とか『自信がない』とかっていう雑念が消えていきます。すると、心に好循環が生まれるんです」

目の前のことを夢中になって一生懸命やること。これは誰でもできそうなことだ。しかし、多くの人がすぐに損得勘定をはじめてしまう、とSHOCK EYEさんは続ける。

「よく質問が来るんです。『こんなことをこの先もやっていて大丈夫ですか?』『これであっていますか?』って。僕はこの考え自体をやめた方がいいな、と思います。きっと、損するのか、得するのか、今すぐその答えを知りたいんでしょう。でも、今やっていることが、損か得かなんて誰もわかりません。タイムマシンに乗って未来に行かない限りね。

答えは出せないかもしれないけれど、目の前にある問題に向き合って自分の力で解いてほしいんです。僕も楽しみながらやっていますよ、算数の問題を計算して答えを導き出すようにしてね。きっと一生懸命やるはずです。頭や体を使ってね。うまく行かずに、苦しんだり、悩んだりすることもあるでしょう。でも、それが生きるっていう事だと思うんです。

僕は『幸せになることは、すべてにおいて夢中になってやること』だと思っています。損得勘定なしで、目の前にあることを夢中になってやっていくうちに、自ら工夫をし、試行錯誤を重ねるようになるでしょう。継続していけば楽しくなるし、腕も上がって、小さな成功体験を重ねていけるはずです。そうやって、いい意味で少しずつ自分の人生が進み、物事も好転していくんだと思っています」

今回紹介したSHOCK EYEさんの小さな習慣はごく一部。著書では、さらに多くの習慣や考え方、そして、悩んだ日々について書かれている。

SHOCK EYE(ショックアイ)

1976年生まれ、神奈川県出身。RED RICE、若旦那、HAN-KUNとともに『湘南乃風』を結成し、2003年にアルバム『湘南乃風〜REAL RIDERS〜』でデビュー。これまでに19枚のシングル、7作のアルバム、ベスト盤2タイトルをリリース。2011年には、ポルノグラフィティの新藤晴一、サウンド・クリエイターの篤志と『THE 野党』を結成。近年では、℃-uteやジャニーズWEST、YouTuberのフィッシャーズなど幅広いジャンルのアーティストに楽曲提供も行っている。

 

 

  • 取材・文油野崇撮影西﨑進也

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