田口淳之介が「それでも小嶺麗奈と離れられない」3つの理由
大麻取締法違反で逮捕され、6月7日に保釈された元KAT-TUNの田口淳之介被告。マスコミから隠れ、裏口から無言で立ち去った“内縁の妻”の小嶺麗奈被告とは違い、警視庁湾岸署前では、約20秒の“土下座”をして謝罪の言葉を口にした。
「保釈金はそれぞれ300万円で、二人で600万円をすぐに納付した。近所でパチンコに興じる姿を何度も目撃されていますが、そこまで生活に窮していたというワケではなさそうですね」(スポーツ紙記者)
保釈の条件には、口裏合わせを防ぐために2人の接触禁止も含まれると思われる。となると、初公判で久々に顔を合わせる可能性も出てくる。
「二人とも初犯ですので、執行猶予がつくのはほぼ間違いない。懲役1年6ヵ月、執行猶予3年くらいでしょう。ただ、保釈期間中は接触禁止ですが、判決後にはどう生活するかは自由です。逮捕前のように同棲生活を送ることを阻止することはできないでしょうね」(全国紙記者)
大麻に関しては、小嶺が主導的に使用してきたという話も出てきている。であれば、更生のためには離れて生活することがベストだと思われるが、話はそう簡単ではなさそうだ。
まず第一に、田口にとって、小嶺は信頼できるマネージャーだったということだ。
16年にKAT-TUNを脱退し、ジャニーズ事務所を退社。個人事務所を設立したが、田口が社長で小嶺も役員として名を連ねている。
「小嶺が田口の仕事に口を出すことにより、現場が混乱したという報道もありました。ただ、彼女がマネージャーとして彼の仕事を仕切っていたのは事実なんです。ジャニーズを辞めたタレントというのは知名度が全国区なので、芸能界関係者をはじめ、田口で商売しようという“有象無象”な人たちが寄ってくる。そんな人たちから体を張って守っていたのが、小嶺だったんですよ」(女性誌記者)
6月11日発売の『週刊女性』では、田口主演の映画が企画されていたことを報じている。役者として大きなチャンスが与えられた裏には、小嶺の尽力もあっただろう。しかし、すべては今回の件で台無しになってしまった……。
2つ目は、田口にとっての最大の理解者が小嶺だということだ。
KAT-TUNを脱退したのも、小嶺の存在が大きかった。トップアイドルの地位や安定した収入を捨てることに理解を示したのも彼女だった。
「KAT-TUN時代は、事務所が負担していたからかもしれませんが、家賃が月100万円ほどする立派なマンションで同棲生活をしていた。しかし、逮捕されたときに住んでいた自宅は月10万円くらいのところでした。それでも、小嶺は文句を言わずついてきた。しかも、田口としては、独立後すぐにでも結婚したかったようですが、“今が大事な時期だから”と、彼女の方がなかなかクビを縦に振らなかったと聞いていますよ。ファンに支えられている、ということを一番理解していたのが、小嶺だったわけです」(芸能プロ関係者)
現在は「大麻は2人のもの」と供述した小嶺だが、逮捕当初は「自分だけのもの」と、田口をかばうようなことを話していた。そんな年上女性の“献身的”な姿に、田口としては離れられない何かを感じているのかもしれない。
そして三つ目の理由は、小嶺の家族、とくに母親の存在だ。
ジャニーズを退社したあと、マスコミから姿を隠すために田口がいたのが、伊豆の貸別荘だった。そこには、小嶺と彼女の母親の姿があったという。前出の女性誌記者が語る。
「小嶺の実家がある熊本では、田口のことを家族同然に扱っていました。小嶺の母は、近所の人たちにも息子という感じで紹介していました。取材していて、田口は実の母親よりも小嶺の母を信頼しているような印象を受けましたね」
田口と小嶺は、逮捕されても「別れる」ということはそれぞれ口にしていないという。『女性自身』の取材に対し、小嶺の顧問弁護士が今後の関係について、「2人で話し合って決める」と答えていることからもそれは明らかだ。
07年に交際が発覚してから約12年。田口と小嶺はどこへ向かうのだろうか。
- 文:荒木田 範文(FRIDAYデジタル芸能デスク)
- PHOTO:益田周一